懐かしの俳句教室
※ 俳句会 岳
俳句会 岳は前現代俳句協会の会長を務め現在は特別顧問の宮坂静生先生(信大名誉教授)が主宰している俳句会だ。私は四年前まで、この俳句会岳の場末の会員であった。月二回、長野市駅に併設しる「MIDORI」の長野カルチャーセンターの俳句教室「岳」の勉強会に通っていましたが、健康を崩して脱会してしまった。だが、健康が戻りつつある今は、また教室に通いたいと思っている。
私が選句した敬句
(1)春夕焼海憎しとは誰も言はず 岩咲 さら
仙台在住の作者であご自身は、東日本大震災の罹災者ではないが、津波にいのちを奪われ、根こそぎ海に痛めつけられた友人知人のことばを嚙みしめた果ての句であろう。
(2) 初夏や肺は小さな森であり なつ はづき
どう句評したらよいか迷う句だが、何処かほっとくわけにはいかない句である。
(3)良く酔えば花の夕べは死すとも可 高橋 公平
(4)吊し柿こんな終りもあるかしら 恩田 侑布子
(5) 風涼しそつとため息ついてみる 村野 真澄