狭庭では牡丹の香り沈みけり
晴れた日ははれたる貌の牡丹かな
束の間の主役の舞台牡丹かな
多分二週間位前に撮った写真ですが、句が出来なく放っておいた。家族が多いため私は小原庄助さんではないですが朝風呂が習慣になっている。意外と風呂に浸かったり、トイレでゆっくりしていると句が浮かぶこと屡々ある。写真を撮ったときの情景を思い出したり、牡丹の咲き具合、牡丹の匂い、その時の天候を風呂に入りながらじっくりと句つくりに励んでは見ましたが、浮かんでこなかった。風呂から上がり撮っておいた写真をパソコンに貼りつけしばらく腕組みしていましたら、上の駄句が出来たと言う具合です。隣の躑躅があまりにも綺麗に咲いていますので躑躅の句とも思いましたが、この時は狭庭の主役はやはり牡丹でしたので、牡丹の句となる。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 などと言われいるように、中国では国花となるほどで、とりわけ上流階級では珍重されているとのこと。また、獅子に牡丹の花を配した豪華な図柄 とりあわせの良いもののたとえである。 他に「梅に鶯(うぐいす)」「紅葉に鹿」また、獅子はイノシシで、イノシシ鍋を「牡丹鍋」と呼ぶ。