暮れの墓 2008-12-28 18:16:58 | Weblog 無事といふ報告できて年暮るる 父と母雪のお墓に在しけり 昨日に続き暖かな日でしたので、思い立つようにして、今年一年の無事に過ごす事ができたことを報告に雪の中のお墓にお参りに行く。何時もこの墓山へ足を踏み入れるとなぜか沈静な心になる。墓山は想像以上に雪が深く少し足の不自由な私にきつかったが、無地にお参りが出来た。これでよい年を迎えることが出来るかなと思う。今年も私のつたないブログに訪問くださいましてありがとうございました。来る年の元旦まで休ませていただきます。
老婆と老犬 2008-12-27 14:59:31 | Weblog 老犬と老婆とぼとぼ冬帽子 今日は雪が降ったり止んだりの暖かい日でした。冬の寒い日はなるべく外に出ないことにしているので三日振りの散歩となる。少し風邪気味でしたので3kくらいで止めにした。途中、歩くのがやっとのような老犬と、その綱を持つ、これもまたとぼとぼ歩きの老婆に会う。<この犬、随分年取っているようですが何歳ですか>と老婆に訊ねたら<17歳だよ人間でいえば100超えているね>とおっしゃった。私は驚きの表情をしましたら<何でも分かっていて利口だよ、可愛くて仕方ないんだよ、この犬がいるから私も元気なんだよ>と微笑んでいなさった。
冬野菜 2008-12-26 10:08:01 | Weblog 地方紙につつみて送る冬野菜 冬野菜(大根、白菜、ねぎ、にんじん、キャベツ、ブロッコリー)など戸隠のお母さんや家内の実家からたくさんいただいた。その野菜を家内は湿らせた新聞に丁寧に包み保存が利くようにした、その一部を東京の娘に送るらしく荷造りをしていた。なるほど一石二鳥である。娘の家計に少しでも役に立ちたいと思う親心か、他にもお米や正月食品を詰め込んでいた。
待望の雪 2008-12-25 23:43:23 | Weblog 窓越しの雨の音消え雪となる 雪が来たよろこぶ人と否な人 今夜はなぜか寝つきが悪く、なにげなくパソコンに向かっていた。外は雨の後、かなり冷え込んだ。各地の「雪こい祭り」が叶ったのか、待望の雪がぱらぱら降り始めてきた。今夜半に山添は50-60cmの積雪になるとの予報。私どもの地は、年末年始に雪がないと大きな経済的打撃となる。温暖化の影響か、毎年この時期になると降雪の心配が茶飯事になっている。このまま雪が止むことなく、スキー場にたくさんの恵み雪を期待して眠りについいた。
課外授業 2008-12-24 15:54:48 | Weblog 鬼ごっこ孫とかさなる冬溜り 久しぶりに「飯山小学校」の前を通る。道路と隣り合わせのグランドに、東京の孫「瑞季」と同じくらいの学年の生徒が先生の指導で「鬼ごっこ」をしていた。紅白の帽子を被っていてタッチされると失格、残った生徒の数で勝負を決めるようだ。声の透き通った若い女先生で、中々の指導ぶりだ。興味が湧いて、暫らくその場で授業の様子を伺った。生徒は先生の指導を良く聞き、きびきびと動いていた。瑞季も女の先生と聞く、こんな先生に教わっていたら良いのになーと思う馬鹿爺がいる。
守る 2008-12-22 21:56:43 | Weblog 酒つくり枯らしてならぬ冬の花 湧き水の甘さが生きる新酒かな 今、伝統の日本酒の醸造元が急激に少なくなっていると言う。ビールや発泡酒、焼酎などにおされ、特に若者の日本酒離れが厳しい。伝統の上に胡坐をかいた旦那さん経営は勿論のこと淘汰される。私どもの北信州も四社の醸造元がありましたが今では半分の二社となっている。「田中屋酒造店」の若い当主は研究を重ね、勇気を持って「仕込み水」を替えた。 仕込水は全量 野沢温泉村「水尾山」のふもとより湧き出る天然水をトラックで運搬している。「水尾」という名には水の源という意味があると言います。その名の通り一年を通して豊富に湧き出る水は、飲んで甘さと透明感を感じるまさに銘水だ。「田中屋酒造店」の製品はこの水ならではの特長を生かしながら、脈脈と続いた伝統の製法を忠実に守った酒造りである。以前は「養老」と言う銘柄の酒でしたが「水尾」なって、その切れと喉越しが評判となっています。 田中屋酒造店
鬼小島弥太郎の墓 2008-12-21 15:21:55 | Weblog 謙信のゆかりの墓に冬至風 今日は冬至ですがとにかく暖かった。かなり薄着で歩いていても汗が滲んできた。コースを変えて街の北はのずれにある「英岩寺」の前を通る。この寺に甲斐の武田と越後の上杉が戦った「川中島合戦」で負傷し、越後へ引き上げる街道筋で亡くなったいわれている通称「鬼小島弥太郎」墓がある。鬼小島弥太郎は名は小島一忠。その怪力には家中に並ぶ者なしと言われ、数々の武勇伝を残したとされる上杉家随一の豪傑。謙信の側近で力士衆とも伝えられ、一説によると1547年の栃尾の戦いで戦死したと言われる一方、1561年の川中島の合戦の際には山県昌景に「花も実もある勇士」と称賛されたという伝承もあり、詳細は不明。 墓は長野県飯山市の英岩寺と新潟県長岡市の龍隠院にも墓がある。とネットにあった。
忘年会 2008-12-20 05:21:42 | Weblog 年忘れ世相話に加はらず 東京早稲田商店会の忘年会風景 以前、私どもの商店街で講演してくださった衆議院議員「安井潤一郎」さんのブログに遭遇する。彼は国会議員の中でただ一人の零細商店街を熟知している衆議院議員で「東京早稲田商店会」の活性化を先頭に立って推進した経歴の持ち主である。小泉内閣で幹事長を勤めた「武部 勤」さんと早稲田大学の同級生だそうだ。彼のブログに「(12月19日)に、厚生労働委員会に出た時に舛添厚労大臣に「『当社では課長級以上の給与を1割引、取締役以上を半額にしても派遣社員、期間従業員の解雇は一切しませんので、どうか当社の車を買ってください。」と何故、言わないんですかねえ~」とお話したら、「商店街でドンドン発信してくれよ」と言われました。とあった。私も今月に入って三ヶ所の忘年会に出席しますが、どの忘年かも、今の世相の話題で持ちきりである。
友からの電話 2008-12-19 16:45:47 | Weblog 電話でのなにかの覚悟冬の月 昨夜、久しぶりに埼玉に住む中学時代の友人からの電話が入る。彼は昭和32年中学を卒業すると、当時は「金の卵」とはやされ、集団就職で東京の表具屋さんに奉公に出た。その後<どこかに故郷の 香りをのせて 入る列車の なつかしさ 上野は俺らの 心の駅だ くじけちゃならない 人生が あの日ここから始まった ...>と歌う「井沢八郎」の「ああ上野駅」が大ヒットとなる。集団就職で故郷を後にした若者の心境を歌った曲だ。彼は苦労を乗り越え、埼玉県の草加市に縁があって独立開業する。持ち前の頑張りで表具店を安定させ、その後、息子さんに任せて悠々人生を送っていた。電話の向きでは、このところの建設不況はじめいろいろな条件が重なり業績が上がらない様子、私、はじめ誰もが経験している最中だが、彼は何か覚悟みたいなことを決めた様子だった。
炬燵 2008-12-18 11:27:03 | Weblog 尻深く炬燵にどっぷり夢心地 足美人炬燵に入れば普通人父母の写真見上ぐる炬燵かな お座敷に炬燵の出来てほっとする 酒なくてなにが楽しい堀炬燵 争いの中をとりもつ炬燵かな 句が浮かず顎のせるかな置炬燵 あれやこれ物の散らかる炬燵かな 今、我が家では炬燵は家内の部屋だけにしかない。小さい頃は冬の寒い中、暖をとるといえば炬燵しかなかった。一句目のように炬燵に尻深く入れ丸くなり、炬燵布団をかぶって寒さを凌いだものだ。炬燵には色々な物語が生まれるものだと思う。その家内の部屋の炬燵の写真撮って最後の句が生まれた。
湧也君 2008-12-17 19:51:09 | Weblog 嬰児の腹ふくふくと冬うらら 次男坊「湧也」君は今月の28日で7ヶ月になる。このごろの笑う表情は噛み付きたいほどに可愛い。自分の子育ての頃は子供をこんな愛らしく思った記憶が無い。孫となると、時間の余裕と無責任さかもしれない。私の二人の子供は、おばあちゃん、おじいちゃんに殆ど育てていただいたほどに、家内と商売に没頭していたのだろうと回想する。いろいろ難しい時代の到来だが、今こうして孫たちにに囲まれた幸せな日々に感謝しなければと思う。上五の「嬰児」は湧也君が食い初めの時の句に詠んだので、乳飲み子としてみましたが、やはり嬰児のほうが落ち着きそうだ。
守る 2008-12-16 10:39:30 | Weblog 味噌つくり根のどっしりと冬の薔薇 歴史ある老舗を守り抜くには難しい時代だ。初回は、町内で一店舗だけとなった信州味噌製造の「加賀屋味噌店」をあげました。「厳選された原料を使用し 先祖伝来の古法醸造で 丹念に熟成された、内地産の良質なコシヒカリ、国内産大豆を使用ミネラル豊富な天然天日海洋塩 清らかな地下水と飯山の大地を吹き抜ける風 ゆっくりと流れる時間・・・自然の恵みと伝統の秘法が凝縮された まろやかで深いこくが特徴の 贅沢な味噌をお楽しみください。」とパンフにあった。 オートメーション化による大量生産型の大型メーカーの台頭する時代に、伝統の味をかたくなに守り抜くことの大切さとその努力に感服する。
柿ひとつ 2008-12-15 15:35:35 | Weblog 木守柿空にのこって灯となれり こちら北信州は冬を忘れたかのように暖かい小春日和の日が続く、歩く途中で建設屋さんの専務さんに会う。彼いわく「雪が降らないと倒産だよ」と言う。 この地方の建設屋は冬に雪が降ると仕事が半減する。そのため市から委託された除雪作業や雪片付け作業が収入源だ。また、スキー場に関係する人達が多い。そんな訳でこの時期になりますと「天気が良くて暖くていいですね」なんてうっかりとした挨拶は出来ない。
感動の篤姫 2008-12-14 21:08:16 | Weblog 篤姫のドラマに酔うや冬の夜 NHK大河ドラマ「篤姫」は今日が最終回だった。 私は大河ドラマを毎週欠かすことなく、まともに見たのは初めてである。勿論、宮尾登美子さんの原作が良いのだが、脚本すばらしかった。毎回泣ける場面があり感動の連続だった。情報では、脚本家の田渕久美子さんは1959年生まれで、前夫との間の2人の子を連れて06年に再婚した。田渕さんは「生まれて初めて安らかな家庭に守られていると感じながら『篤姫』を書いた」と言う。それに、篤姫を演じたヒロインの天才女優「宮崎あおい」さんがすばらしかった。あの愛くるしい童顔で良く49歳までを演じきった。視聴率は11月末に29.2%を記録したと聞く。バラエチィー番組の多い中、さすがにNHKだと思った。