雨なけれ垣根越へたる鉄線花
どの色も比ぶすべなしクレマチス
こちら北信州は今年は空梅雨だ。九州方面は大雨で大変だったようですが、北信州は殆ど雨がなかった。今日は今朝から30度近い天候だが、からっとしているせいか、体の調子がしごく良く、何だか瑞気が湧いて来た。丁度ブログを書くネタがなく困っていましたので当てもなく北の方面へ車を走らせた。年に1~2度しか訪れない母の実家傍の狭い道を走った。車の中から写真の垣根越しの鉄線花と思われる薄紫の花に遭遇する。車を止めて、早速「ぼかし撮り」をした。鉄線花には青、白、紫、赤と、色々の花があるが、同じ紫でも濃い紫と薄紫の色など数種あり。比べることがないようにみな綺麗だ。空梅雨のなかで元気で垣根を越えようと咲く鉄線花に、きっとこの家の方が水を小まめにくれているのだと思った。丁度、母の遠い親戚にあたる家主に会ったので、半信半疑の「鉄線花」の花を確かめると「空梅雨なのに元気ですね、チョクチョウ水をくれているんですか」と訪ねると全然何もしてませんよ、ただホッテ置くだけだと言う。「それにしても元気に咲いていますね」と言うと、この花はもともと寒さにも乾地にも強い花だよと答えが返って来た。家主いわく、それにしても雨がなくて困るよ、こんな調子だと茄子も胡瓜も枯れてしまうよと深刻な顔をなさっていた。