ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

天日干し

2010-09-30 13:51:03 | Weblog

稲を干し古の味求めをり

太陽の恵みを得ての稲架(はざ)幾重

稲架の道車とめれば藁におふ

 この数年、稲架(はざ)と言われる天日で干した稲があちこちに見える、機械乾燥よりもアミノ酸と糖の含量が高く、食味値が高いという。また稲を逆さまに吊るすことで、稲穂の油分や栄養分、甘みが最下部の米粒へ降りてくると言われています。手間閑のかかる手作業ですが、こうしてできたお米は稲の養分と生産者の愛情が詰まった、美味しいお米に仕上がる。お米の生産も品質重視の時代に入ったようだ。農家は全てに効率、効率を重視、そんなため大型機械の導入で借金に追われる。採算が取れないため若者が後を継がない。益々高齢化が進み廃業する農家が私の周りで出てきている。これからの農家は特に美味しい米作りで独自の流通経路を開拓しなければ生き抜けないだろう。                                                                                                             


棚田百選の稲刈り

2010-09-29 18:51:42 | Weblog

稲を刈る児らにそれぞれ実りあり

稲刈りやのちのちまでの思い出に

 

 

 

  

減反政策、耕作不利な条件、高齢化などにより、集落から離れた山際の田んぼから荒廃化が進んでいきました。このような中、平成10年に地元の有志14人が集まり、棚田保存会「棚田の里 三部(さんべ)」が結成されました。
 荒廃していた棚田で、背丈を超えるほどの茅刈りや表土入れ替えなどの作業を行い、平成11年、15年ぶりに復活しその貴重な経過から、日本棚田百選に選ばれました。田起こし、代かき、用水管理、畦草刈りなどの作業は、保存会の皆さんが自家の農作業の合間を見て行っています。実のったお米を精米にして地元の東小学校の米飯給食に全て寄贈しています。心の広い三部の皆さんに感心させられます。お米を頂戴する小学校の生徒は田植えと稲刈りをお手伝いします。この棚田をネットで知って、先日26日に千葉の友人が珍しい手で刈る棚田風景を撮りに訪れてくれました。

                        


孫の運動会

2010-09-28 10:30:03 | Weblog

拳あげ孫にパワーの運動会

              諸々を忘れて吾子の運動会

 

先日の25日雨で順延だった、お兄ちゃんの幼稚園の運動会が秋晴れの好天の下で開かれた。お兄ちゃんは幼稚園からいただいてきたと思われる湿疹のため10日間ほど休んでいて練習は充分でないようだった。内心心配の爺でしたが、お兄ちゃんは課題をなんなくこなした。駆けっこが一等賞になって商品を手ににこやんだ姿が印象的だった。何かと難しい時代、それぞれのパパママ達は何か重いものを忘れるかに吾子に夢中で声援を送っていた。

 


「岳」菜長野支部俳句会

2010-09-27 06:15:35 | Weblog

「岳」長野支部吟行俳句会

23日に俳句会「岳」の長野支部吟行会を行われた。まだまだ私のようなレベルが出席する句会ではないことを承知の上で、何か肥やしになればと持ち前の心臓の強さで参加させていただきました。当日は「宮坂静生」主宰は掲出句216句を3時間半をかけて一句一句御批判、御指導を頂きました。何か貴重なものが頭に残り、これからの句作りに少しでも役に立てばと思う句会でした。

                賓頭慮(びんずる)に秋思の目鼻なかりけり

                石垣に秋の定まる湿りかな

 主宰の特選句     飛ぶための力たくはふ蓮の

               善光寺出でて若やぐ萩の花

               枯れ切れぬ蓮へ枯れし蓮凭れ

            皆さんのそれぞれの佳句におどろくばかりでした

 私の提出句は先生に一句だけじ普通選に選ばれた程度でしたが、今日の句会    を肥やしにし、これからもぼちぼち詠っていきたいと新たにしました。                              

     

              

 

   

            


恒例秋の水墨画展

2010-09-22 06:52:14 | Weblog

秋の展うはすべりして能登描く

例年のように、11月3日から7日まで文芸協主催の水墨画の展覧会が行われる。5月30日と31日両日「北信水墨画協会」の主催の「能登半島」の旅で撮った写真、能登金剛の激門を描こうと思いますが、岩の濃淡と岩に這う松とのバランス、それに手前の海辺の石の表現が上手くいかないでいる。最近になく難しい画材だ、29日の教室の折に先生にアドバイスをいただき、何とかまあまあ見れるようにしたいと思う。

 


藤の実

2010-09-21 16:39:42 | Weblog

藤の実の下で老女ら草むしる

 次回の俳句教室の兼題は食べられない木の実と食べられる木の実である。藤の実は食べられない木の実で詠んだつもりですが、はっきり分からない。

食べられない木の実  「南天の実」と「式部の実」と「藤の実」を詠む

食べられる 木の実  「銀杏」と「どんぐり」と「クコの実」を詠む

 なかなか思うように行かなかった。意外と「木の実」句は難しいと思う。

 藤の実のこころもとなく揺れにけり 

正義

藤の実やぼろやおはらひ行つたきり 

宮坂静生主宰              

 


ねこじゃらし

2010-09-20 13:11:45 | Weblog

  ねこじゃらし誰か遊んでくれないか

ねこじゃらし我もの顔の休耕田

 歩いていますと、ねこじゃらし(狗尾草=えのこぐさ)が休耕田を覆っていた。稲科の雑草なので田圃が好きなのだろう。子供達は「ねこじゃらし」とよく遊ぶと何かで読んだことがありますが、私の子供の頃は記憶にない、子供達はどんな遊びをしていたのだろうう!!!」。ごく普通に見られる狗尾草ですが、揺れて仰向いているように見えるさまが、遠くの山々のかたちに似ている。空気のよく澄んだ秋の日の童話的な風景に見えた。

 


善光寺信州蕎麦

2010-09-19 10:55:17 | Weblog

仲見世の老舗新蕎麦出来いなか

善光寺の仁王門につながる石畳通りの手前に老舗の蕎麦屋さんがある。この蕎麦屋さんは私が善光寺参りに来る度に寄る店で、もう随分と間が空いたので、蕎麦打ち職人さんが変わっていた。前の60代後半の生きのいい職人さんはどうしたのだろう。句では新蕎麦と詠みましたが、手前の、おみやげ屋さん風のお店の入り口に「新そば入荷」と看板があったのでお店の方に<もう新そば出来たんですかと>と聞いたら、新そばでも北海道の新そばとのことだった。こちら戸隠周辺や私共北信州はこれからで、10月の半ばから11月に入ってから新蕎麦となる。新蕎麦と詠まないと秋の季語ではないらしい。

 


善光寺彼岸前のお参り

2010-09-18 02:55:18 | Weblog

香の煙まずは頭から秋彼岸

 善光寺本堂へ上がり口に大きな線香を焚く器がどんと置いてある。参拝客はおのおの100円を供えて線香を買って器に放り込み、煙を全身にかけ、健康初め諸々をお願いして、本堂に向かってお参りする。御利益のあるだろうの線香の煙は一日中絶えることがない。参拝者の中には一人で二把も3把も供える方がいますが、お供えをしないでお流れを頂戴する者も居た。私もと思いましたが、100円をケチッテお参りしてしてもと思い立ち、お供えしました。(笑う)

 

 


東山魁夷美術館

2010-09-17 19:40:10 | Weblog

秋澄むや白馬に魅せし魁夷館

  

23日に私共の俳句教室が所属しています、俳句会 「岳」の句会が長野市のホテルで行われる。今回の兼題は「秋の善光寺周辺」です。おのおの善光寺周辺を吟行して三句の投句なので、本日、善光寺周辺を歩いて来た。良い機会ですので、前から見たい見たいと思っておりました、善光寺のすぐ傍にある「東山魁夷美術館」へ行く。魁夷は白馬の絵が有名ですが、今まで写真でしか見れなかった本物の数十展に会い感動の連続でした。


一日一日

2010-09-16 16:10:06 | Weblog

一日の無事にあわす手夕芒

世の風になびきて向かふ芒かな

 

何時もこの時期になると芒の句を詠みたいのですが、毎年思うようにいかない。

                  ひらがなの国に帰りて夕芒        佐藤清美

                  をりとりてはらりとおもきすすきかな   飯田蛇笏

など名句に出会うが「芒」の句は特に苦手である。上の句は朝鮮か中国に旅行にでも行き、日本へ帰って、漢字ばかりの中国語と読めないハングル文字から解放された安堵感が良く詠われていると思う。下の蛇笏の句は有名ですが、すすきを手折ろうなんてことはしないほうが良い。あの茎はとても強くてしぶといですから手が痛くなると詠っている。再発を心配しながらの一日一日の気持ちを詠いましたが推敲の余地充分にありである。2句目は今日本に一番必要なことだと思う。元気を取り戻せニッポンと叫びたい。

 





 


蕎麦石臼水車小屋

2010-09-15 02:53:59 | Weblog

 日盛りや水車のリズム変わらねど

  

        水車小屋 そば石臼                 水車小屋と老松

棚田のある福島新田の入り口に、ゆっくりゆっくり回っている水車小屋がある。小屋の板壁に「水車小屋そば石臼」と看板があった。棚田のすぐそばの手打ち蕎麦屋さんの粉を水車でひいているのだろうと思う。北信州では10月の中旬ころになると「新蕎麦」が採れる。もうしばらくで、信州名物の美味しい「富倉蕎麦」と「雪割蕎麦」の新蕎麦がたのしめる。

            手打ち蕎麦の一徹              戸狩温泉 かのえ


コスモス満ち

2010-09-14 14:18:32 | Weblog

 風遊びコスモス揺らし色を混ぜ


 今、北信州はコスモスが咲き満ちています。コスモスは華やかでありませんが、細い幹を持ちながら、風にも雨にも強く、特にどんな強い風でもしなやかに対応し、上手になびき泳いでいる姿を見ると、柔軟性と芯の強さを感じ取れます。そんなコスモス好きです。国道のコスモスロードで可愛い女の子がコスモスと遊んでいる姿を見まして、早速車を止め写真にしました。

 


初秋散策(実る秋)

2010-09-13 17:05:06 | Weblog

天高したわわに実るおらが郷

空一枚棚田百枚に秋の風

日本棚田百選、福島新田の石垣の棚田が黄金色に輝いています。棚田の高地から千曲川を覗く我が郷の実りの秋を写しましいた。この棚田も、もうしばらくで稲刈りとなります。また各地から、人々は再会を楽しみに、稲刈りのボランテァが集まることでしょう。私も数回参加しましたが、稲刈りの後の一杯会が楽しみのようです。お互いに、和気あいあいの仲でまたの再会を誓い会います。春の田植えと秋の稲刈りで知り合った同士のコミニュケーションがまた大きな意味があるように思います。