ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

旅と句 3 みちのくの旅

2019-03-26 09:32:28 | Weblog

 

 豊作を竿灯祭りにたくす夏

夏まつり目に一点の男意気 

 かつて、若かかりしき頃、街づくりで活動した仲間はその後、シニアとなりましたが、時々はお酒を交わし雑談を楽しんでいる。また、数年おきに旅行も楽しむ。数年前、私が自由に行動できた頃、「みちのく」を旅した思い出でを紐解いた。旅は8月の秋田竿灯祭り見学を出発に岩手、福島と南下した。右の秋田竿灯祭りは、豊作を祈る。重要無形民俗文化財に指定されていて、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりとで東北三大祭りのひとつだ。米俵に見立てた連なった提灯を、額・腰・肩などにのせ、豊作を祈る姿は、勇壮で東北人の忍耐強いひた向きの根性を見た。

 

 

 

 

 

みちのくの夏ものがたり史(ふひと)なり

  

    岩手県の中尊寺金色堂、歴史は古く藤原時代と聞いている。丁度、どこかの小団体と遭遇した。その団体に混じり、団体のガイドさんのガイドの案内を盗み聴きしたことを思い出した。今になっては、その時の内容は空っぽとなっている。藤原氏は金が出たこの地で栄光を極め、金をふんだんに施し金色堂を建立したのだろう。少し俳句を齧っている私は金色堂にあった芭蕉の句碑に興味があった。その時、メモにしてきた句碑の句は「夏草や兵どもが夢の跡」と「五月雨の降残してや光堂」の二句だ。

 

 

  

 

 涼しげのああ松島や夢の島

 

夏の湖船舶誘ふ白い波

 

 平泉中尊寺に近い 一の関温泉に一泊して旅の最後に日本三景の福島の「松島」を訪れた。松島は名前のある島は140に近いと言われている。訪れた松島は夏の待った中でしたが、好天に恵まれ絶景だった。

 

 

 

 

                                            

 

  

 

 

 

 

   

   

 

 

 

 

 

 

      

          

                      

   

 

 

 

  

 

 

 

                      

 

 

 

 

                                                                             

 


兄ちゃんのバスケットボール試合

2019-03-24 10:11:30 | Weblog

 

 麗かに一球を追ふお兄ちゃん

春昼や突然目覚むバスケ技

 

 

 昨日は中学生バスケクラブ対抗の試合があった。お兄ちゃんは小学6年だが既に175cm以上の身長があるので中学生のお兄ちゃんに混じって試合に参加した。会場は長野市の柳町中学校だった。引率したおかあさんが撮った写真だ。まだ小学生のお兄ちゃんの身長は中学生の大きい生徒と引け取らなかったようだが、スピードあるお兄ちゃん達についていけなかったとお母さんからの報告だった。普段チームではリーダーで誇っていたお兄ちゃんは長野へ試合に行って鼻が潰されたようだ、この機会にお兄ちゃんは上を見て奮起してくれればと思う馬鹿爺であった。

 


旅と句2 兄弟と小旅行

2019-03-23 18:11:38 | Weblog

 

 

 加賀藩の歴史がしずむ兼六園

 

 昨年兄弟会で金沢兼六公園見学と金沢市内を散策し、富山駅前の高級感を感じさせる料亭で食事をした。

 この日は、まだ紅葉の少し前の晩夏の兼六公園だった。北陸旅行のコースで数回となく訪れる兼六園は岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並んで日本三名園一つだそうだ。来るたび、自然の深さを感ずる上に静寂さにしたることが出来る。また、訪れるたびに歴史の重さを感ずる。

 

 

 

 

 

日本海の鮮度ういうい味の店

 

  毎年の兄弟会は下の妹の連れ合いKさんが万年幹事を引く受けてくれている。その上、今回はマイクロの運転まで引き受けてくれ大変な御苦労をいただいた。金沢の帰り、時間がたっぷりあったので急遽私の案で、以前同級会で訪れた富山駅前の高級感のある料亭(越前亭)に寄った。一人4000円くらいで、日本海の新鮮な魚料理を舌つつみしそれぞれの兄弟が満足してくれた。

 

 

      

 

 

                

 

     

  

 

 


旅と句 1 竹馬の友と

2019-03-21 06:25:29 | Weblog

 

 

 

 

木曽節や夜明け前なる宿場町

友と訪ぬ奈良井の宿に初夏の風

 六十年前に卒業した竹馬の友と木曽路の奈良井宿を訪ねた。お昼は写真手前の蕎麦屋さんで美味しい信州蕎麦を舌つづみした。この日は地方在住の同級生8人の旅だった。奈良井宿は明治時代の道路改修の際に、国道からはずされたため、宿場時代の町並みが現在までほぼ完全に保存され「伝統的建造物群保存地区」に(昭和53年)指定を受けています。江戸時代の街並みそのままの再現されている風情だ。

 

 

 

 

 万緑や世界遺産の三角屋根

 夏の旅白川郷に思ゐはせ

記録だと、平成18年の初夏に店の慰安旅行で白川郷を訪ねた。記録写真では社員パートさんを含め総勢12人の旅だった。ネットでは、「飛騨白川郷」は、この地方に特有な茅葺き屋根の「合掌造り」を中心とした、高地にある山村です。この集落の歴史的な景観と周りの清純な自然環境のため、ユネスコの世界文化遺産に指定されています。   夏、田や山の緑に囲まれた村落を訪れると、高地の澄んだ空気と、澄んだ青い空を流れる白雲に思いが馳せられるとあった。


蕗の薹天ぷら&いちごケーキ

2019-03-18 19:10:18 | Weblog

 

 

蕗の薹てんぷら味噌にほろ苦し

土こぼし香のこぼしたる蕗の薹

 

 

 あーちゃんと次男坊の湧ちゃんが共同で蕗の薹のてんぷらをたくさん揚げれくれた。多分、火を扱うことなので二人のお母さんか家内であるババが指導を兼ねて傍についていたのだろう。聞くところによると、蕗の薹は義兄さんの長い間の友人であるHさんが持ってきてくれたらしい。馬曲川沿いの「蕗の薹」は苦味がほんのりで甘さが深い、若い時代に家内の実家(馬曲)へ義姉さんが揚げてくれる「蕗の薹」のてんぷらを楽しみに良く行ったことが懐かしい。

 

 

 

  苺のりそのあざやかさ若椿

 

 

 末孫娘の「あーちゃん」はこのとところケーキつくりやクッキーつくりに凝っている。今月の初めにブログにしましたが、その時のケーキより数段と上手になっていた。前のケーキはイチゴが高かったのか乗っていませんでしたが、今回は安くなったかイチゴケーキと詠ってフンダンに乗っていた。このケーキは孫たちのお父さんの誕生祝いのケーキのようだった。今は便利になってスーパーでケーキ材料が容易に手に入れることができるようだ。 


いよいよ農はじめ

2019-03-15 14:29:36 | Weblog

 

 

農に生き希望生るる春うれし

 国道117号線で新型の農機具を運送しているトラックに遭遇する。いよいよ北信州の農業が始まる。専業農家の友人の話では、今の農業は機械投資に収入が追いつかないという。かといって先祖伝来の田畑を荒らすわけにはいかなことと自然環境保護維持のためにも休耕するする分けにはいかないという。そこで彼は農業の多目経営を営んでいる。主に「きのこ」生産が主流のようだ。彼の息子さんは生産性が低い農業の後継をしないようなので、年も重なることでだんだんと放棄する農地が増えるだろうと農業好きの友人が寂しそうに話しをしていた。今の農業問題は彼個人の問題で片付けられないと思った。

 

 

 

 

 

 

      雪国の春を彩るクロッカス

クロッカス天円くして微風みつ      

  雪解け後にクロッカスが元気に咲いていた。クロッカスは雪消え後直ぐに咲くか、福寿草と並ぶか福寿草が咲いた後に咲く早春の花だ。殺伐とした雪国の風景は春になると一変してはなやかな彩りが生まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


春三題、春を拾う

2019-03-13 16:37:18 | Weblog

 

 老人よ少志でよいよ抱き生け

 

 予報では雪か雨それとも曇りだったが、うって変わって好天に恵まれた。街中をあてもなく散策していると知り合いの90歳過ぎた御老人に出会う。老人と言えばもう一人96歳は過ぎたと思われるTさんのことが思い出して心配している。というのはTさんは「百歳に向ってもう一度歩いて世界一周」というタイトルでブログをお書きになっているが、二月五日を最後にブログを更新していない。Tさんは毎日一万歩以上歩いてはブログに記録を書いていなさった。7~8年前に世界一周の距離を歩いてマスコミに報道され話題の人となった。その後Tさんは「百歳に向ってもう一度歩いて世界一周」と言うタイトルで二度目の世界一周を歩くことを誓ってブログを更新していた。Tさんは、主に青果市場を経営しながら林檎生産のノーハーを中国に指導にいったり、ほかに地方発展にたくさん貢献をされた方だ。私は若い時代からTさんに色々沢山のことを御指導いただいた。

 

 

 

 春よ春さあ甲子園待っている

春の土野球に励む徒らの声

 午後知り合いの葬儀の「立ち悔やみ」に家内の運転で出かけた。その帰り道で「飯山高校」の野球部の練習に遭遇した。統合する前の飯山北高校はスキーは有名だ。全国高校インターハイーで数回となく優勝している。野球はいまいちのようだ。だが、高校野球甲子園大会の予選で数回となく長野県のベスト四までいった記録がある。私の長女が北高二年の年にみるみる内にベスト四に上ったので父兄はマイクロバスを出して松本市まで応援に行ったことが懐かしく思い出された。それでも「飯山高校は」長野県の準強豪校に入るようだ。今年の高校野球を期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   


春三題、春に逢う

2019-03-12 17:50:37 | Weblog

 

一番に笑ひかけしは犬ふぐり

土手に散る青いキャンパス和むかな 

 閑人の私は時間がたっぷりあるので、杖をつきつき少し遠く郊外まで足ををのばした。道筋の土手に可憐に咲く小さな青い花(犬ふぐり)が春の陽をいっぱいに浴びていた。名前の由来は「犬の持つふぐり」、すなわちオス犬の陰のう(オチンチン)である。花弁の形が似ていると言われれば似ているが、子供の頃、それを初めて知ったときは驚いた(笑う)。 

 

 

 

 

 

 

 やはらかき土竜の土や青き踏む 

犬ふぐりの咲く傍の田圃の畔いっぱいに土竜が潜った後の穴が張り巡らされていた。雪で柔らかい土がモグラが潜るに最適なのだろう。多分モグラは好物の土の中のミミズを探すために掘ったのだろうと思う。そういえば、モグラが穴堀をしている姿を見たことがない。地中での生活がメインなので、そもそもモグラ自体を見た事がないのだ。従って実在のモグラを知らない。

 

 

                                        

     

 

 

 

 

          

              

 

   

                            

 

 

   

  

   

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

   


春三題、春に思う

2019-03-11 06:38:42 | Weblog

 

 寄り添へし笑顔満開福寿草

母の忌のあの日春をなつかしむ

 家内が歩く道筋で今みごろの福寿草を撮って来てくれた。この福寿草に会うたびに思う。今から20年近い前に、母が逝って葬儀が済んだ後、骨収めの為お墓に出向くとお墓の道筋に笑顔に満ちた福寿草に出会う。その時、いつもの母の笑顔がよみがえり母の死に何処か安堵の心が生まれたことを今も鮮明に思いだす。雪が少ない年は母の命日に近い春分の日にお墓へお参りに出かけている。今年は雪が少ないのでお参りに行きたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

  春の陽に洗濯もの微笑みをり

  昨日は天気予報では小雨か北部は小雪であったが、予報に反して春の陽が薄かったが暖かい日だった。どこか徳をした気分で杖を片手に近所を歩いた。この頃の私はめっきり足が弱くなっているので「転ばぬ先の杖」の如くに杖をつきつき歩くようにしている。杖があれば普通にどこまでも歩けることに感謝の日々である。こんな暖かい日は家内は張り切って二階と三階のベランダいっぱいに洗濯ものを干す。三人の孫はヤンチャ盛りで毎日汚れ物が沢山の上に七人家族の大家族の洗濯は大変だ。家内は私のところへ嫁いでから働きぱなしだ。若き時代は商店経営に励み引退してからは大家族の家事に追われる毎日だ。引退したら旅行三昧にと語り合っていたが、この分では当分と旅行三昧とは言いがたい。

 

 

 

      


なごり雪と春のきざし

2019-03-08 13:26:02 | Weblog

 

 

なごり雪別れ言葉の生まれざる

 今冬最後と思われる泡雪(沫雪)が降った。まさに名残の雪である。豪雪地帯と言われる北信州だが、今年の冬は 例年に比べかなり雪が少なかった。この分だと「染井吉野ざくら」の開花はかなり早いだろう。 

 

   ネットに、大伴旅人(おほとものたびと)が詠んだ一首に淡雪のほどろほどろに降り降りしけば奈良の都し思ほゆるかも があった。意味はほのぼのとしか分からずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    わがものに座敷に座る猫やなぎ

妖艶のお色気まとひ猫柳

  先日、須坂市の家内の実家に所用があり二人で出かけた。実家は木島平村(馬曲)から移転して三十数年となる。義兄夫婦は八十歳半ばだが幸い二人とも健在だ。須坂市は私ども飯山市から三十㌔近く南のためか春が早い、座敷に猫柳が蕾んでいた。猫柳は春の訪れを知らせる花として親しまれている。猫柳は一般に白色をイメージするが、写真の猫柳は紫がかった薄い赤で珍しい。ふと、疑問が及んだ、それは、猫柳の蕾と花の違いがの見分けだ。勝手に想像すると猫柳は硬い蕾からやわらかくほころんだ様子は花ではないかと自分の中で納得した。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


二題

2019-03-06 08:03:52 | Weblog

 

 

 孫たちの元気そのもの蕗の薹

そつとしておきたき若き蕗の薹

 

 春が遅い北信州もようやく三月に入りあたりは春めいてきている。家内が足を進めるコースに残雪を割って若々しく元気な蕗の薹を写真してくれた。蕗の薹は つぼみの部分で咲いた後に地から伸びる蕗が現れる。春の季節の象徴である。また、山菜として日本料理には欠かせない食べ物で 特に蕗味噌和えが旨い、白ごはんと蕗味噌はとても相性の良いものだ。苦味が伴った味噌味で、ついついご飯を食べ過ぎてしう。

 

 

 

 

 

 菓子つくりはらりはらりと春愉し

 末孫の「あーちゃん」はこの頃お菓子つくりに芽生えたようだ。クッキーを焼いたり時々は写真のようなケーキをつくる。「あーちゃん」美味しいねと皆が褒めるものだから得意気だ。スポンジ3枚重ねのケーキで、オレンジと白桃の缶ずめとたくさんの生クリームで出来ていたが、寂しいことにイチゴが高かったか載っていなかった。一番上にちりばめてあるハートは何だろう?「あーちゃん」に聞いてみようと思いきや、公文教室とピアノレッスンにと忙しくしていて会えなかった。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

       


春めいた北信州

2019-03-04 08:36:33 | Weblog

 

 故郷の景はしずかに春感ず

 ゆったりと千曲の流れ春しずま

  北信州の春は遠い。今冬は例外にも雪が少なく暖かい。これも温暖化の影響なのか、北信州の冬の雪は市街地から北へ進むごとに1里1尺 と言われている。従って北部地方はかなりの積雪のようだ。写真の千曲川辺りの積雪は例年の三分の一の暈で、すっかり春模様だ。雪景の美しい三国山脈連山と手前をゆったりと流れる千曲川と周辺の残雪と枯れ木群とのコンストラストが美しい。こんな景観を楽しむことが出来る地方在住のありがたさを感じ入る。

 

 

 

 

 

 にごりなき青空の下春芽生へ

  すっきりと、透き通った青空に遭遇すると気持ちが晴れ晴     れ穏やかになる。やはり春の空だ。その青空の下で桜の木が芽吹き始めた。さくらの開花は例年は4月20前後から5月の連休にかけてだが、今年は10日から二週間は早いのではないかと素人予感だ。

 

 

         

   

 苔むした石畳にも春日差し

  春の好天に誘われ、ふらふらと足を運んでいると、苔むした味深い石畳に出会う。浮き浮き気分で一歩一歩石畳を歩く。残雪の隙間に横たわった枯れ木が芽吹き始めていた。傍の笹の葉は秋の笹そのものだったが、これから青々とした笹の葉に変身するのだろうと思うと明るい明日を感じ取った 。