西の空緩々と暮れる二月尽
今日は二月最後の日、俳句では二月尽と詠う。このところめっきりと日が長くなった。 12月22日ごろの冬至から6月21日ごろの夏至まで、日が長くなる。今日あたりの暖かい日差しが射すとかなり雪解けが進む北信州である。今日の俳句の初めは段段とと表現して見ましたが、緩々(ゆるゆる)としても良いのではと思い詠みました。緩々との方が情感が出ているような気がしている。そう言えば 、日が長くなることは、12月の冬至の頃より米粒一つずつ日が伸びるって、祖母が言っていた事を思い出した。一日米粒一つ日が延びる姿が良く現れているようなこの頃である。また、こんな言い方もあるようだ。「冬至から藺の節だけ伸びる」(とうじから いのふしだけ のびる) 「藺の節」は、畳の目のこと、最も昼の長さの短い冬至を過ぎると、、畳の目ほど少しずつ日一日と日差しが長くなるとい うことのようだ。