風薫る肩まるくなり老夫婦
老夫婦背負ふは軽き蝸牛
偶然にネットでベンチに腰をおろし、仲睦しそうな老夫婦の写真に出会う。多分私くらいの年頃の御夫婦だろう。この老夫婦の後ろ肩を見ながら、自分に重ねて句を詠んで見た。まだまだ、私には句のような安らぎはありませが、願望を込めての二句となった。家内は、私が11年半前に大病をしましたので、まだまだ区切りを付ることなく毎日忙しく家業に励んでおりますが、写真のようなのんびりとした空間を味わいたいと常々思っている。
青春も子育てももう余花余花と
「岳」主宰宮坂静生先生