ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

寄鍋

2005-10-31 19:13:48 | Weblog
寄鍋に口数多くなりしかな
今日の北信州は一段と冬に近づいたように寒い日だった。こんな日は寄鍋が良い,寄鍋を囲んで久しぶりに会話の弾んだ夕食だった。心も体も暖まりました。

志賀高原

2005-10-30 16:50:33 | Weblog
志賀の山中に日の入る紅葉かな
今日は怪しい天気でしたが,知人からの情報では志賀高原の紅葉が今が旬と聞き,早速,家内と出かけた。幸い志賀に着くと青空が広がり暖かくなった。陽射しを浴びながら空気の良い山で食べるおにぎり弁当は格別に美味かった。





雑魚川の清流に赤や黄色の紅葉が美しく映える




佳句です。

2005-10-29 10:50:14 | Weblog
くらがりへ人の消えゆく冬隣      角川源義
角川 源義(かどかわ げんよし、1917年(大正6年)10月9日 - 1975年(昭和50年)10月27日)は角川書店(現・角川ホールディングス)の創立者、俳人である。
息子さんの角川春樹(2005年(平成17年):刑期満了) も俳人である。
秋深い日短な夜を詠ったのだと思うが人の消え行く造形がみえる。何か寂しさを感じさせる。
眉に白きを交へて世を秋といふ    大野林火
人生の秋という思いが強い。夜長に考えることはしみじみと懐かしいものばかり。眉に白毛を交えてとなると老境である。象徴的にいえば,これが秋の夜だ。 村上護(評)
中国古代では四季を 青春-朱夏-白秋-玄冬 と表した。白は秋のイメージのようだ。今日はこれといってブログの題材が見当たらないので佳句2句を紹介しました。

花フェスタ

2005-10-28 09:53:59 | Weblog
寺町の花の祭典秋深し
先週の土,日に毎年楽しみにしております。寺と仏壇の街で行われる花の祭典を見に行った。今年も花の寄せ植えが見事に街を彩りました。また,各小学校の共同参加作品が沢山ありました。皆で力を合わせて花を育てることに,やさしさや思いやりが生まる。また何かを想起する原点だとも思いました。







秋日和

2005-10-27 10:27:09 | Weblog
一片の雲のながれに秋日和
散歩していると「xxx心に秋の空」と言われるように,薄い雲で覆っていた空が見る間に写真の青空に変わった。雲の流れが速いのに驚き秋の深さを感じました。志賀高原の紅葉が今一番とローカルニュースで知る。今度の日曜日晴れたら写真を撮りに行こうと思う。

林檎可愛いや

2005-10-26 18:09:41 | Weblog
うまいぞと競い合うよな群れりんご
秋の味覚の代表,信州りんご(ふじ)が色付きました。この農園の主人の話では,今は好天が続いたため密がたくさん乗り近年になく上出来だそうだ。主人は写真の林檎の木から3ヶ捥いでもって行けと手渡してくれた。美味そうなのでその場で齧った,旨い旨いと連発したら主人は笑っていた。

10月の俳句サロン

2005-10-25 11:03:03 | Weblog
豆腐屋のラッパ待つ間や秋の声  【翠香さん】
職去る日松茸ひとつ買ひしかな   【翠香さん】
水澄むや鯉に破らる松の色      【朱雀さん】
鳥渡る大きな玻璃の会議室      【宏太郎さん】
今月の風狂子(主宰)から戴いた兼題は(秋の声)(水澄む)(茸)と(当季雑詠)でした。上記は5人以上に選句されたメンバーの句ですが,奥ゆかしく斬新な句だと思います。
私の句<秋空を見てもなほらぬ歯痛かな>は4人に選句されましたが,秘かに期待していました <届かぬや景気上向き秋の声>が一人にも選句されませんでした。沈んでしまった。やはり自分の未熟さを改めて思いました。

このところ何故かパソコンに向かうのが億劫になっております(スランプ)かな?。コメント戴いた方々に御返事出来なくすみません。


 



酒飲み

2005-10-21 11:48:55 | Weblog
独り酌む縁に深まる虫の闇
この句は私の句ではありません。こんな繊細なセンスは持ち合わせませんが,酒好きの私には一人酒の風情が目に見えます。最近探したネットサイトに乗っていた句ですが久々に佳句に出会いましたので紹介いたしました。

友が逝く

2005-10-20 10:00:02 | Weblog
秋遍路友は帰らぬ旅となり

16日の雨の朝,幼少の頃からの友達が心筋梗塞で逝ってしまった。彼は山男で,よく山の話を目を輝かせて語ったものだ,急なことなので好きな山の夢を見ることなく帰らぬ登山家となってしまったのかもしれない。この春,信頼する先輩と今度は友と別れてしまった。


彼がこよなく愛した北アルピス白馬岳(2932m)



晩秋の奥山

2005-10-15 09:45:09 | Weblog
晩秋の我が郷山に薄日差す
去年の秋,写真が趣味の高橋さんから数枚の写真を添付していただきファイルしておいた。その中に特に印象が残っていた,私の好きな鍋倉山の写真を思い出し開いてみる。この写真を見ながら浮かんだ句です。この柔らかい薄日は私には撮れないと思う。

秋の収穫

2005-10-13 10:05:26 | Weblog
絵になりて空穂の傘や秋収め
こちら北信州は稲刈りが済んで,すっかり秋が深まって来ました。今日当たりは秋爽の言葉にぴったりの雲ひとつ無い日本晴れの良い天気でした。ぼちぼち紅葉が始まり周りの背景が一変し始めます。今年は沢山写真を撮りたいと思っております。

もがれない柿

2005-10-12 11:12:40 | Weblog
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺  正岡子規
捥がれなく地にもどる柿せめて我 正義
散歩道にある,写真の柿は甘い美味しい柿のはずですが,この数年捥がれないで木に生りながら落ちて土に戻ります。鳥たちが突っつくくらいです。
戦後,食料がない時代にこのお宅の柿をいただいて食べるのが楽しみだった記憶が鮮明に残っております。今はもぐ人がいないのか,品種改良した美味しい柿をお店で買うのか,とにかくもったいないと毎年思います。この柿を食べごろになったら頂こうと思った。

風邪かな

2005-10-11 09:10:33 | Weblog
さやかなる大気病む子の体内へ
東京の孫,お姉ちゃん(瑞季)から電話ありまして,妹の静季が風邪をひいたのこと心配だ。今日は久しぶりの秋晴れの爽やかな天気に恵まれる。静季もこんな美味しい空気の中にいたら風邪なんぞ吹っ飛ぶだろうと思う。静季の代わりに大空に向かって少し冷やっとした美味しい空気をいっぱいに吸い込んだ。馬鹿な爺がいる。