ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

二月尽

2009-02-28 13:09:15 | Weblog

ようやくと色づく蕾二月尽
寂として色づきうすき梅もよう


今日は二月最後の日「二月尽」。短い月が慌ただしく過ぎたて、寒さがゆるみ、春本番に向かうほっとした気分がただよう。例年になく雪の少ない暖かい日が続いた冬であったが、それでも、ブログ仲間の情報からだと北信州の春は遅い。今日、高崎に住む、フォト俳句をブログにしている方が、満開に咲く梅の写真を添えて、こんな俳句を詠んでいる。「梅二月惜しむ風情に散り逝ける」・・・・もう梅の花が散るのだろう。比べれば、15日位遅い春の訪れだと思う。

一本のバナナ

2009-02-26 22:55:39 | Weblog
一本のバナナにつまる花思い



家内の兄さんは新聞の「建設標」や「えにし」にチョクチョウ投稿する。先日も「えにし」に「一本のバナナ」と題してこんな投稿があった。。「ただいま」という大きな声とともに、小学生の孫が帰ってきた。「うまいバナナがあるから食べろ」というと、孫は「いらない」と言って二階へ上がってしまった。ふと自分の子供のころをが思い出された。飯山のえびす講に、おじいさんに連れられ、片道八キロを歩いていった。山村で生まれ育った私には、街はにぎやかで珍しい物ばかりだった。果物の店の前に、大きな房のバナナが並んでいた。くぎ付けになって見ていると、おじいさんが「ほしいのか」と言い一本買ってもらった。うれしかった。家に帰る途中、道にバナナの皮が捨てられていた。何度も何度も振り返り見た。「みんなに見せてから食べろよ」とおじいさん。家に帰り、一本のバナナを楽しみ味わいながら食べた。皮の中側まで食べた思い出が、七十年も過ぎた今、懐かしく昨日のことのように浮かんだ。( 須坂市 福原 武 )
同様に家内も奥深い山村で育った。私のところへ嫁いでから、一緒に実家へ帰るたびに、山道に差し掛かると必ず「道が良くなって良いね」という。家内は飯山の高校へ通うのに、当時は、舗装がしていないでこぼこ道を歩いて通った。そんな原点が今の頑張りとなっているのだろうと改めて思う。

春の雨

2009-02-25 20:07:17 | Weblog
暖かな雨のしたたる実南天

空はどんよりとした厚い雲に被われた日となった。時折、傘を差さずにすむ程のあたたかい細雨が地を濡らす。敷地の狭い我が家ですが、お隣の境とギリギリに壁に這うように元気で育っている南天が雨にあってか実も葉も生き生きとしていた。このところの暗いニュースばかの世に、先日、映画「おくりびと」と短編アニメーション「つみきのいえ」が「米アカデミー賞」に選ばれた。滝田洋二郎監督と若き加藤久仁生監督の偉業だ。新聞の社説に、先行き不安が募る今、明るいニュースだ。だが、それだけにとどめず、私たちが目指すべきもう一つの底力「文化発信大国」の希望と自信に繋げたいとあった。













犬ふぐり

2009-02-24 17:22:30 | Weblog
犬ふぐり空の青よりなお青し
犬ふぐり 星のまたたく 如くなり 高浜虚子



今日は篠ノ井の病院へ松本市に住むおばさんの病気見舞に行く。おばさんは関節リウマチが悪化しての入院だった。篠ノ井の病院は膠原病の権威のお医者さんがいなさるということで、松本市からの入院だった。おばさんはリウマチを長く患っていて、手の指が変形しているほどだ。おばさんの話だと関節リウマチを含む膠原病の原因はいまだ解明されていないとのこと、従って完全な治療方法が分かっていないと聞く。84歳のお年、適切な抗リウマチ薬で痛みを和らげている様子だった。
病院の帰りに、日当たりのよい駐車場の片隅に咲き始めたばかりの可憐な小さな犬ふぐりを見つけた。春一番の野ヽ花だ、やはり飯山より40k南、確実に春が早い。

雨もよふ瑠璃の濃くして犬ふぐり

夕べ見た星の雫か犬ふぐり

ひとりごとやっと会えたね犬ふぐり

青い空すこし濃くして犬ふぐり





シリーズ守る

2009-02-23 17:00:22 | Weblog
長き年繁盛といふ種をまく


何時も歩くコースに「京香屋」という和菓子屋さんがある。古いお菓子屋さんだとは聞きおよんでいたが、店の隅の壁に小さく「創業三百有余年」書かれてある文字に気がつく。ここの御主人と菩提寺が一緒なのでよくお寺で逢う旧知の仲だ。以前は「おしんこ」と言って小さな餅菓子が有名であったが、お客さんの嗜好の変化なのか、今は予約注文で造るようだ。丁度通りかかったので、店へ入ると「さくら餅」が目に入る。先日食べたばかりだが好物なので買ってきた。御主人の話では創業は元禄時代らしいが詳しい年代はさなかでないようだった。

江戸の雛

2009-02-20 16:34:38 | Weblog
江戸の雛やさしい笑みの華もよう

今、中心商店街の各お店の店頭に御雛さんが飾ってある。何処の街の商店街も規制緩和の影響かシャッター通り化している。何かをしなければと「六斉市」と称して
市場を開いたり、他にいろいろなイベント開催しているが、客足が落ちるばかりだ。商店街を歩いているとメイン会場に写真の「江戸時代」の御雛さんが飾ってあった。書物では、江戸庶民の雛祭は、元禄や享保雛の江戸時代中期から盛大になり、大奥での流行にも影響されて、文化、文政、天保頃が最盛期であったとある。
また、一九世紀の中葉、日本の地を初めて踏んだ欧米人が最初に抱いたのは、他の点はどうあろうと、この国民は確かに満足しており幸福であるという印象だった。ペリーは第二回遠征のさい、下田に立ち寄り「人びとは幸福で満足そう」だと感じた、とあった。江戸時代の民は、230年を経た幕藩体制でありながら、今の時代と違って良き文化を持ち、明るくユーモアがありとても親切で幸福だったらしい。欧米人にしたら、初めて訪れた日本は「地上の楽園」に見えたらしい。

春北風(はるならひ)

2009-02-19 20:49:46 | Weblog
春北風大地の息吹きとどまれり

ひとり部屋で一週間もくすぶっていると、ストレスが鉛のように溜まってしまう。
まだ風邪ひきは完全とは言えないが、思い切って散歩に出かけた。行き交う人々と挨拶交わすだけでも新鮮で軽やか気分となる。人間は人と交わってこそ生き生きとするものだと改めて思う。外は冬に戻ったように北風が冷たかった。花々の咲く春は一休みかなと思う。でも良く観察すると、あちこちに春らしき気配がうかがうことが出来た。

さくら餅

2009-02-17 22:00:19 | Weblog
しがらみのなき身たのしや桜餅

風邪がやわらぎ身体が軽くなった。五日ほど外へ出ていないせいかストレスがたまり気味である。外は陽があたっているが冴え返るように寒い風が吹いているようなので、今日も外出を止そうと決めて、パソコンに向かったがブログの素材が見当たらず困っていると、家内が傍の和菓子屋「梅月」さんの菓子包みを抱えてはいって来た。さくら餅のさわやかな春の香りが部屋いっぱいに広がった 。好物の優しいい甘さのさくら餅を口にしながら、浪人生活をもっと楽しもうと改めて思う。

春の雪

2009-02-16 18:49:41 | Weblog
風邪に臥す孫覗き来る春の雪

風邪をひき今日で四日目となるが、病院の処方薬が効いたのか夕方あたりから熱が下がり体が軽くなってきた。これで、峠が越えたかなと思われ一安心だ。幸い「インフレンザ」でなくてよかった。孫の椋一君は心配なのか、チョクチョク私の部屋を覗くのだが、けして中へ入ってこない。ママか婆に<爺のお部屋へいくと、ゴホンゴホンして痛い注射うたれるよ>とか言われているのだろう。外は昨日と打って変って寒くなり、春の雪が一日中ちらついていた。予報では、しばらく冬型の天気に戻るようだ。


忘れる。

2009-02-15 15:04:19 | Weblog
うわの空忘れごとしてしじみ汁

俳人 鷹羽狩行さんの監修で「諳んじたい俳句」をアマゾンから購入したままにして本棚に眠っていた。これではと思い立ち開いてみると、「俳句は暗記しやすいことも特徴の一つである。俳句はたった一七音でありながら一篇のエッセイに展開できるほどの内容を持っている。しかも時代によって、読む人によってさまざまな解釈、鑑賞ができる。」とあった。八十八句を掲載し「片山由美子」俳人の鑑賞文として丁寧に解説している。そこで、乗っている句を毎日一句を諳んじようと小さな決意をして今日で3日目となる。ところが、年を取ったのか、先天的に記憶力のない分けなのか、頭に入ったつもりが一瞬のうちに消えてしまう。

春一番

2009-02-14 13:00:33 | Weblog
春一番千曲川をもゆさぶりて

昨日、気象庁は九州北部と山口県に「春一番」が吹いたと発表した。日本海側も吹いたようで、過去10年で最も早い「春一番」となった。今日は少しの風邪気味なので外出を止めにしたが家内の話では、こちら北信州もときより春一番と思わせるような温んだ風が吹いたとのこと。もう30年以上も前になると思いますが、"キャンディーズ"のヒット曲「春一番」のxxxxもうすぐ春ですねぇちょっと気取ってみませんか、なんて口すさんだ。(笑う)

善光寺仁王門にも春一番

春一番財布のなかに染み透る

一筋の気持伝へよ春一番

春一番鞄の軽き日なりけり

春一番キャッチボールの父と子等

愚痴こぼし春一番に飛ばされる

春一番膨らむ木の芽加速させ