ブログに遊ぶ

ときめきの日々を過ごしたい

屋外花見

2012-04-29 09:19:52 | Weblog

 満開の桜の下で時止まる

さくら満飲めるよろこび貌に満

櫻のブログが続きますが、抜けるような雲ひとつない日本晴れのしかも汗が滲むような暖かい満開の櫻の下で、気の置けない同年輩の初老が集い、毎年恒例の花見となった。残念なことに五~六人が都合付かず欠席となる。それぞれ人生を成し遂げた連中、これといってとりたてることの無い話に花が咲く。世相の難しいい話は一切出なかった。初老とはいえ、それぞれに問題を抱えているのだろう、もっとも問題があることが生きている証拠だ。それをおくびにも出さない。経験豊富な連中の話題は面白い、笑いの連続で、楽しいひと時を咲かすことができた。


さくら見頃タイミング

2012-04-28 12:13:39 | Weblog


 老とても腕をくみたしさくら路

 何時咲くかと待ちに待った市民公園のコヒガンサクラ、以前から、私が市民公園のさくらの開花を待っていることを知る友人が「市民公園のさくら見どころだよ」と言いに来てくれた。慌てて車を走らせる、見事に咲いたコヒガンサクラに会うことができた。昨年のメモ帳を見ると丁度10日遅れの開花だった。友人は市民公園へマレットゴルフコースの整備に来て分かったようだ。70歳過ぎた老人が、こんな綺麗なサクラロードを二人で楽しく歩きたいなと思わせるほど見事に咲いていた。桜ロードに夢中になってカメラを向けていると、私の後ろに二人の女性が高級なカメラをぶらさげて立っていた。私はすみませんねと言い、その場をはずすと、「良いんですよ納得いくまで撮ってください」と言う。すかさず私は、お二人のようにプロではありませんから映ればいいんですよと言うと、私達はプロではありませんよと微笑みで言葉が帰って来た。思いもかけず、若いしかも美人の女性と和やかな雰囲気となった。連休を利用した旅の女性と思った私は、何処からですかと尋ねると、横浜からですと答えてくれた。二人の女性の話によると以前から北信州(みゆき野)の自然を写真にしたかったと思っていたと言う。この桜にも感激した様子だった。連休の前半は北信州の自然を満喫するようだ。ブログにしますのでお二人の顔は乗せないので、後ろ姿を撮らせて下さいと言うと、丁寧に断れてしまった。こんな若いしかも美人と和やかに談笑出来たのは何年ぶりかな、遠い昔のような気がした。

 

 


富士芝桜まつり

2012-04-27 11:09:00 | Weblog

 泰然と富士を抱くよに芝さくら

富士山と芝さくらともすべて佳し

 

旅人のこころやすらぐ芝さくら

突然に山梨の富士山周辺を旅した友人から、見事な芝さくらはじめ数枚の写真がメールに乗って来た。連休の人出を避けての夫婦旅だった様子だ。写真の芝さくらは「富士周辺」とのメールだけで富士山を背景の何処かなと、ネットで調べると、どうも、富士河口湖周辺の「富士芝櫻まつり」らしいが、河口湖にしては小さい湖なので周辺の沼だろうと推察した。添付された写真は感動ものですが、絨毯を敷いたような芝さくらの句を詠いたかったのですが浮かばない。掲出句はあまりにも駄句なので友人に済まない気がしている。


孫達も振り向かない春炬燵

2012-04-26 10:54:08 | Weblog

 孫達や居心地忘る春炬燵

         家中の睡魔居座る春炬燵 山岡秀敏(信毎俳壇)

寒い冬の間「ただいま」と幼稚園から帰るか、外からもどると、決まって写真の炬燵に潜り込んだ孫たちであるが、春になり暖かくなると、寒い時全身を暖めてくれた炬燵を忘れたかのように見向きもしない。春炬燵の句を詠みたかった矢先に、今日の信毎新聞の「信毎俳壇」に「ホトトギス」主宰の稲畑汀子選の家中の睡魔居座る春炬燵の佳句を詠む。中七の「睡魔居座る」なんて詠めそうでなかなか詠めないものだと思う。一居間に残されている春炬燵、そこで寛ぐと居眠りが出てくると、欄の少なさからか簡単な選評があった。私共の子供の頃は冬の暖炉といえば、石油ストーブもヒーターもエアコンもなく炬燵だけだった。炭炬燵や豆タン炬燵にお尻まで潜り込んで布団をかぶって寒さをしのいだころの懐かしい思い出が蘇って来た。ホトトギス主宰の稲畑汀子さんは高浜虚子のお孫さんに当たる。虚子の長男高浜年尾の長女に当たるのが稲畑汀子、オトトギスは稲畑廣太郎が継ぐようだ。正岡子規が創刊したホトトギスは高浜虚子が引き受け、紆余曲折がありホトトギスは虚子の世襲で次々続いている。俳句の世界も世襲かと一抹の疑問が残る。


やつと咲くさくら

2012-04-25 16:43:16 | Weblog

時逸らしあつけらかんとさくら咲く

さくら線北へ北へとやつと着く


待ちに待った、さくら前線、この2~3日の暖かさで、楽しむ間もなく急な開花となる。やきもきさせながら、あっけらかんと咲いているかに見える街中のさくらロードだ。何時もは青空に映えるさくらであるが、例年より10日も遅れたせいか、何かさくらの持つ華やかさ、奥の深さが伝わってこない気がする今年のさくらである。

 


春の芸術祭

2012-04-23 05:40:50 | Weblog

濃淡を筆に托すや春の展

 

先生の冬の馬曲川

画友の北信水墨展優秀賞

春の展弾むもこころの無きままに

 限界集落の冬

 春の芸術祭の水墨画展は美術館に飾られるため、沢山の市民初め近郊の人達に披露する大きなイベントだが、今回の私の画はあせればあせるほどに上手く画けないで終わる。やはり四ヶ月のブランクの大きさか努力と素質のなさか、六十数店の水墨画の出展作で最低の部類であった。 水墨画初め洋画、日本画の部門にそれぞれ皆さんの普段の切磋琢磨が垣間見る作品が目白押しであった。にもかかわらず私の作品の貧弱さが目立つ展覧会となる。秋の展覧会には早くから準備を進め、おしみなく先生の御指導を受け自分の中で最高の作品を画こうと大きな目標を立てた日となった。

 


高遠コヒガンサクラ二分咲き(4月17日)

2012-04-21 19:36:51 | Weblog

早さくら胸に穴開き陰(ほと)となる

二分咲きも満ちたさくらと想ふなば

湯宿寝の高遠さくら夢のなか

 

今朝(4月22日)の新聞に満開になった「高遠のタカトウコヒガンサクラ」が報道されている。、例年だと4月17日周辺が満開となるのですが、今年の寒さで昨年より遅れて見ごろとなる。この5年間で最も遅い開花のようだった。長野県の北から南へと遠い旅でしたが、たった4日早く、まだ二分咲きと大変残念だった。これも自然相手の計画なので仕方がないことなのだろう。

高遠の桜は、コヒガン桜という種類で、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みが強く、かわいい印象を受けます。1500本以上あり、古くから「天下第一の桜」と称されて全国的に有名で、「さくら名所100選」にも選ばれている。満開時には公園全体が薄紅色に染まり、白いソメイヨシノとは一味違った桜を楽しめますが、全国からの多くの観光バスや観光客で混雑する。この週末は最高の人出になるでだろうが、日曜日の今日は、伊那市高遠地方の天気予報は雨と風模様である。

 


中山道 妻籠宿         

2012-04-19 13:08:14 | Weblog

  さくら咲く江戸に馳せるや妻籠宿

旅人の歩幅で春の妻籠宿

  

     

恒例の兄弟会で昼神温泉で一泊した二日目は最高の好天に恵まれた妻龍、目覚の床、奈良井宿と木曽路を堪能する。中仙道の宿場町、江戸から数えて四十二番目となる妻籠宿は中山道と伊那道が交叉する交通の要衝として古くから賑わいを見せていた。しかし時代の移り変わりで鉄道や道路が新たに作られ宿場としての機能を失った妻籠宿は衰退の一途を辿る事となります。こんな事態に妻籠の人たちは江戸時代の面影を残した美しさを見直し街並みの保存運動を全国に先駆けて行った。今では観光客が絶えない立派な観光地として、また江戸時代の貴重な財産である街並み保存の代表として賑わいを見せている。とネットに説明があった。妻籠の人たちは町並みを守るために家や土地を、 「売らない・貸さない・壊さない」 原則を守り続ている。江戸時代に心が馳せる一時であった。


九十歳の老翁

2012-04-16 15:38:37 | Weblog

老翁やシベリヤの雪割る如し

雪を割る方は、私の家の直ぐ裏にお住まいの九十歳過ぎた老翁である。冬中の屋根から降ろした硬い雪を割り風を入れ早く解かすのが目的で日課としていなさる。つい先日、春雪の舞う寒い日に防寒具も着ないで雪割りをしていたので、たまりかねた私は「旦那さんそんな薄着では風邪ひきますよ、今インフレンザも流行っているようですし」と注意を促すと「私はシベリア抑留で六年間激寒の中で重労働に耐えた身体だから心配要らないよ」と言う。それにしても今年の誕生で九十一歳と聞く、驚くことばかり、老翁は県職員であちこち転勤していたため退職なさってから親しくお付き合いするようになって、かれこれ三十年以上、三年前に奥さんを亡くされ、しばらく落ち込んだ様子でしたが、何の転機か、今はその頃より益々元気になられたように思う。秘訣はと聞くと、良く食べることと、寝ること、本を読むことだと言う。お酒が入ると、決まってロシヤ民謡のカチューシャを唄う。老翁はお酒はたしなむ程度ですが、煙草は三年前まではヘビースモーカーであった。奥さんを亡くした機に止めたのだと思う。この老翁の姿を見る度に元気をいただく私である。

  

 

 


櫻前線

2012-04-13 09:18:19 | Weblog

ひっそりと桜前線北上す

夫婦喧嘩和解せぬうちさくら咲く

北信州飯山のさくら前線は写真のような状態です。ここは、街の南に当たりますので城址公園のさくらより三日位い早く咲くソメイヨシノです。まだまだ桜の蕾がほんの薄らと色が付き始めたと言うところです。今年は大雪と寒さで、かなり遅れております。予報ではこの週末は、陽が当たらない薄寒い日になるようで、その上、来週の前半もあまり良くない天気、ここまで来ると陽があたり暖かい日が続きますと急に花は色が付き開花となり、天候で大きく作用されます。

 


燕来る

2012-04-12 12:57:23 | Weblog

 腰痛のはじまるころに燕来る

木更津のアウトレツトに燕舞ふ

 毎年雪が消えてさくらの花が咲く頃、私共北信州には燕が渡ってくる。毎年このころに決まって私の腰痛が始まる。今日リハビリの先生に腰の痛さを訴える。もうそろそろだと思っていたとのこと、先生から腰痛だけのリハビリを入念にしていただく、毎年リハビリが進むごとに自然と忘れてしまうほどになる。春の陽気が腰痛の元なのだろうと思うが、いまだ解明できずにいる。良く雪国の人々は雪おろし、雪かたずけなど、冬中雪との戦いで、春になるとドット貯まった疲れが出て筋肉痛となり、整形外科、あるいは整骨院に駆け込む人々が多い。そんな中、私は身体の不自由さから一切雪はかまわない。従って雪の疲れは出るはずもない。不思議な現象である。また、テレビの情報では明日アクアラインの木更津に日本最大の「三井木更津アウトレットパークがオープンするという。テレビでは、アクアラインができて木更津の商店街の発展を期待しましたが逆に木更津の御客様はアクアラインを利用して東京、横浜に買い物に出るようになったとのこと、料金が安くなったことを期に大型商業地を呼び込み、木更津の活性化を狙ったと聞く。関東圏のお客様がアウトレットに沢山おいでになるが、そのお客さんを木更津の中心市街地にどう誘導させるかが課題だろう。


園児の散歩

2012-04-11 12:36:58 | Weblog

薄笑みのうかぶ園児に木の芽風

今日は昨日の青空から一転して小雨の降る生ぬるい強い風の日となる。私は昨日の良い天気に誘われ、杖をつきつき街を闊歩する。駅前通りに差し掛かると散歩中の可愛い園児と出会う。家の兄ちゃんたちも、こんな良い天気の日は、この園児と同様に何処かに散歩しているだろうなと、ふと思う。先生初め園児たちは私と対面すると「こんにちは」と大きな声で微笑みながら挨拶してくれた。私は予期してないなかったので、慌てて手をあげて「こんにちは」とお返しした、爽やかな木の芽風が頬をかすり過ぎて行った。とかく足の動きが鈍く、杖を頼りの暗い気分の私は、なんだかこの園児達に元気を注入してもらったかのように思えて、久しぶりの良い天気と相まって晴々とした気分となる。


老木瓜の花

2012-04-10 15:26:04 | Weblog

 老木瓜や仏の座るかのように

木瓜の花光あつめて満々て

木瓜の花値段決裂呆けとなる

日は久しぶりの好天の上暖かな日となる。昨年まで歩いていた半分の距離を同じ時間かけて歩く。杖とともに歩けば丁度半分の早さのだ。昨日リハビリの帰りに杖を使わないでどのくらいの早さで歩けるかと思いたち、ためしてみますと、不自由な左足が歩道のくぼみに突っかかり転びそうになった。ヒヤットした瞬間を味わった。「転ばぬ先の杖」というように、当分は杖を使って歩くことに決める。歩く途中、花屋さんの前に差し掛かると、落ちついた老木の木瓜の鉢植えが仏を思わせるように座っていた。毎年この時期になるとこの花屋さんの前にこの老木瓜の花が飾られている。もう何年も売れないのだろうと、勝手に思う。丁度知り合いのこの店の主人に会ったので、冷やかし半分にこの木瓜いくらで売ってくれる。もう何年も売れないようなので思い切って安くしませんかと言うと、主人はいどのくらいの値段で買ってくれると言うので、私としては思い切った値段を出したのですが、主人いわく「だめだめその三倍の値段がやっとだよ」という。そこで私は思い切って主人のいう半分の値段で早く売った方が良いよと言うと、主人はムットした顔になり、話は終わってしまった。


四月の満月

2012-04-08 14:19:24 | Weblog

婚約に適ふ満月春の空

数年前に撮った満月に彼の幸せを祈る

昨日、親友から嫁さんがやっと見つかって婚約したと電話が入る。後に甥のことと間違えた電話と分かった。親友と私の弟の声がまるっきり似ているので勘違いをした。不覚であった。彼の息子さんは40歳に少し手前らしい。以前から会う度に、私の地方に誰か良い人はいないかと懇願されていましたので、気には止めていましたが、丁度良い人の心当たりがなく済まなく思っていた矢先でしたので私も内心安堵した。丁度、四月の満月の日に当たるので、早速空を眺めた。今夜は天気が良ければ、満月 土星 、スピカ が三角形をつくるトライアングルになると言う。残念なことに雲がかかっていて見ることができなかったが親友の息子さんの幸せを祈る。