四月十六日の俳句教室の兼題は「さくら全般」である。その日は毎年恒例の「兄弟会」の日となるので出席できない。四月二日の教室に掲出句が間にあわなければいけませんので、春の「水墨画」展覧会と重なって、さすが閑人の私でもこのごろ落ちつかない日が続く。俳句は以下の六句から三句を掲出する予定だ。六句とも、いまいちピンとこなく葛藤している。推敲に推敲を重ねなんとか詠めるようにしたい。水墨画の方は今年で八年目となりますが年数が経つだけでこれもいまいちである。先生は年々と厳しくなる。人生なんでもそうだ、なれてチョットできるようになると安心感と怠慢感が生まれる。指導者はそこのところちゃんと心得ているのだろう。
池の底影を曳き行く花筏
病院の窓辺にひとり花見かな
絨毯のごときに浮かぶ花筏
花見膳ひらりひらりと花あそぶ
ベンチにて夫婦なかよく花見酒
花疲れ古希の齢を知らされる
気がつけば預金空っぽ花曇り
この駄句から三句推敲して投句したいと思っている。
飯山城址の老さくら(平成20年)
中野市赤岩の谷厳寺しだれ桜(平成21年)