あり日しの父母が在せし彼岸過ぎ
春彼岸が過ぎて一週間になりますが父の13回忌はじめ御先祖の法要を菩提寺の光蓮寺さんからあげて頂いた。お経に夢中となり仏壇の前の法師さんの姿を撮り損なってしまいました。私の兄弟夫婦を中心に孫たちも参列し、賑やかな御法事となりました。お礼の挨拶で、先先代、私のお爺さんが何時も口にしていました、商人としての「質素、倹約、誠実、勤勉」の精神を孫たちにも伝えてくださいと、時々つまずく下手な挨拶となりました。
あり日しの父母が在せし彼岸過ぎ
春彼岸が過ぎて一週間になりますが父の13回忌はじめ御先祖の法要を菩提寺の光蓮寺さんからあげて頂いた。お経に夢中となり仏壇の前の法師さんの姿を撮り損なってしまいました。私の兄弟夫婦を中心に孫たちも参列し、賑やかな御法事となりました。お礼の挨拶で、先先代、私のお爺さんが何時も口にしていました、商人としての「質素、倹約、誠実、勤勉」の精神を孫たちにも伝えてくださいと、時々つまずく下手な挨拶となりました。
リハビリの成果上がりぬ春ともし
脳梗塞で左手が思うように動かず。11年間リハビリに励んできました。先生の御協力もあり、針の目のように少しづつ手が使えるようになり喜んでいますこの頃です。
やさしさや寓話のごとし鴨の礼
何時も送っていただき感謝に堪えない「みちくさ新聞」の斎藤さんからのハガキに感動の投稿記事を載せていただきました。
「定年後に農業をしている。稲の伸び方から。6月だったと思う。田の畔草を朝刈っていたら、目の前から大きなカモが舞い立ち、2,3メートル先にふわっと降りた。びっくりして足元を見ると、草の中に巣があり、鴨の卵大の卵が数個並んでいる。飛び立ったのは母鳥で、私が近づくのをじっと我慢して卵を守っていたに違いない。私は「ご免、ご免」と母ガモに声をかけ、静かに家に戻った。家内にも近づかないよう注意した。ひと月たった早朝、庭を見回り、、玄関に戻ると、1羽の鳥が立っている。静かに2、3メートルまで近づくと、目と目が合った。やがて鳥はゆっくりと羽を広げて飛び立っていった。私は気づいた。ふっくらした体と羽の縦縞から、例の母のガモに違いない。」あの時はありがとう。もう草を刈ってもいいよ」と伝えに来たのだ。その足で田に向かうと、巣は空だった。人生70余年こんな体験は後にも先にもない。」(朝日新聞2006年7月1日)
春野菜母の励みとなりにけり
友人のPCから添付してもらった彼の母の写真です。多分車の中からでも撮ったのだろう。彼いわく、90歳過ぎても達者で毎日畑に行くのが生甲斐で心配だよと笑っていた。彼の母は私の母と生まれ在所が同じだ。そのせいか、若い時代から大の仲良しだった。こんな写真を見ると79歳でこの世を去った母の在りしころを思い出し目頭があつくなった。人はいくつになっても、何かを育てその成長を楽しむのが生甲斐なのだろう。
黒墨と身をすり合ふ春の展
画紙に置く墨の濃淡桃の花
春の展覧会に出展しようと思っています「滝と流れ」です。未完成の作品ですが、句が浮かびましたので今日のブログにしました。ましな作品ができましたら改めて載せたいと思っています。
世の治め憂ひのごとく春彼岸
今朝の「田原総一郎」のサンデープロジェクトの番組で民主党の支持率の下落に歯止めがかからない状態なのになんで自民党の支持率が上がらないのか議論していた。出席の小池百合子議員は何時も変わらぬメニューで、しかも腐りそうな弁当を食べさせられている国民は、新しい美味しそうなメニューを並べた民主党の弁当を買うのが当然で、自民党はその古いメニューの弁当の中身の再検討が足りなさすぎると弁明した。そのとうりだと思う。日本の政治を悪くした根本は芯の庶民の生活、生業を知らない世襲のぼっちゃん議員が原因だと常に思っていましたが、詰まる所そんな坊っちゃんを出したわれわれ国民の反省が望まれるところだと思うこの頃です。
朝汁にうかす水菜の香りかな
私は朝食をパンから御飯に切り替えて数年になります。味噌汁の大好きなことが血圧が上がった原因だと思い、パン食にしておりましたが、今ではやっと減塩みそ汁に慣れた。やはり季節の野菜たっぷりの味噌汁と暖かい御飯が私には最高である。
麦を踏む夫婦の歩調弾みけり
まだまだ雪のある私ども飯山には麦踏みの姿は見られないですが、20k南の須坂で珍しく御夫婦が麦踏みをしている姿に出会った。車を止めて声をかけますと「家では麦割りごはんなんですよ、大麦は植物繊維がたくさんあって健康にとても良いので子供たちや、親戚にも薦めて送っているんですよ」と奥さんが答えてくれた。そんなせいか、御夫婦は若くてとてもお元気の様子、御年は遠慮してか聞きそびれてしまった。今、私ども飯山市の農業従事者の平均年齢は統計の仕方にもよりますが70才を超えていると聞く、機械投資と減肥料による自然食品化の問題、私みたいな素人でも自給率と「日本の山地水明」を守るために農業は大きな問題だと思う。
春落葉初年金の軽さかな
先日の「俳句教室」にて初めて先生より「特選句」に選ばれた句です。春落葉の薄い軽さと下五が効いているとのことでした。うれしい限りです。ですが、予定して長い間楽しみにしておりました年金の額にガックリとした四年前でした。
老翁の妻との別れ雪を割る
しばらくです。帯状疱疹の後体調がすぐれず、ついに4ケ月ほどブログを休んでしまいました。これからも気の向いたときと適当な句が浮かんだときにぼちぼちと再開したいと思います。
つい先日、長い長いお付き合いをいただいたお隣の奥さんが「すい臓癌」のため83歳の生涯を閉じました。残された88歳になられる御主人の悲しさはいかばかりかと推察している。奥様の死を忘れたいのか、このところ、写真のように毎日夢中になって庭の畑の雪が解けるように、雪割りに精を出している姿が痛々しく感ずる。多分奥様とにこやかに協力し合った家庭菜園造りを思い出していることだろうと沈痛の思いでいっぱいです。