行く年の光陰の矢に打たれけり
行年は病気ありしも捉はれず
いよいよ今年最後の日となった。今年一年の我が家は、私共爺婆が金婚に達したこと始め、孫達三人と若夫婦の一家七人が無事に年を迎えることが出来そうなことだ。海外に目を向けると、まずは、北朝鮮のミサイル発射や核実験などの暴挙だ。英国のEU離脱問題、米国の新大統領トランプ氏の誕生で、彼の諸々な発言、主に「アメリカファースト」なので、世界的に激震が走ったことの上に、南スーダンやリビアなど破綻国家からの難民問題が高まった一方、国内に目を向けると、多かれ少なかれ、諸問題は数々あれど、総体的に政治経済の安定は良しにしても、自然災害の甚大さ、時代の背景なのか、人心の腐敗で数々の犯罪が起こった年であった気がしている。総体に激動の一年だった。
去年今年恐れ怯まず捉はれず
来る年の季語はありませんので、ここでは季語を去年今年としてみた。句の如く、来る年は、何事にも恐れることもなく怯まず、明るく生きたいと思う。特に私の持ち病は、そう深刻に考えずに、成るようになるという気持ちで日々の健康を留意し、これ以上悪くならないことに努める年でありたい。