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ときめきの日々を過ごしたい

橇(雪舟)あそび

2012-01-09 09:35:51 | Weblog

 顔こばめ勇気あふれし橇を発つ 

げらげらと笑ゐの絶へぬ雪舟遊び  

 

  

 

 孫達は今年初めてのソリ遊び、兄弟で僕が前だと争っていま   したが、いよいよ橇に乗るような破目になりますと、怖さが走ったのか二人とも尻込みした。爺はそんな簡単な坂滑れないなんてだらしないよ、と言うと負けず嫌いの兄弟は顔を見あいながらこそこそ話をしていた。そのうち目をつぶるようにして、顔を拒めながら、勇気を振り絞って滑りだした。最初の滑りは偶然と言ってよいように転ばず下まで滑り降りた。そこで爺は「すごいぞ良く滑れたね」と褒めると、兄弟は嬉しかったのかにこっと笑顔を見せ、二人で握手しあった。このソリ遊びで兄弟の連帯感がより深まったのだろうと思う爺でした。 

          

 

 

 

 

 弟の湧ちゃんはヒョウキン者である。さんざん雪舟で転んだり、成功したりしているうちに、面白さが身について余裕が付いたのか、滑った後、自分のお尻を叩いてヒョウキンな振りをする。また、その表情が面白く皆を笑わせる。兎に角も屈託なく明るい。                                                                                                                                  

 

 

 

                              

                      真つ白に刻が止まるや雪舟すべり                                                                  

 二人の兄ちゃんのすることを全て真似しないと気のすまないあーちゃんは、どうしても橇に乗ると聴かず泣きやまない。まだまだ一歳半、怪我でもしたらと思ったのか、ママと婆は困った様子だった。そこで私は坂の途中からだら転んでも怪我は無いだろうと判断し薦めたら、実行することになった。あーちやんはソリに乗りながらにこにこ顔で無事下まで滑り降りた。怖いことがまだ知らないのか、度胸があるのか分かりませんが、ママ、婆、爺とで顔を見合わせて驚いた。婆は普段から、あーちゃんは二人の兄ちゃんより度胸があるよと言っていたことを思い出し、もしかしたら、男勝りの女の子になるだろうなと苦笑した。