【糠塚エイドをちょっと抜けて遡ってみたという松永舎弟が撮ってくれた。ハシモくんと】
A2糠塚エイドでコーラを飲んでフラスクにはサイダーを。水は途中の湧水をボトルにいっぱいにして来たのでスルー。ハシモくん、トイレに寄っていたので今度は少し先にスタート。しばらくすると後方からハシモくんが追いついてきて一緒に登り始める。
【この辺りには熊が出ますよっていう看板】
いいペースだ。今回上りはさほど苦にならず進めている。少しずつ前を行く選手をかわしながら、今度はハシモくんの100m先あたりのポジション。
昨年とは異なるコースになる渡渉ポイントが何ヶ所かある本沢川沿いのトレイルに進む。今は使われなくなった古道を復活させたとのこと。昨年はまだ安全面で問題がありレースでは使われなかったトレイル。
琢也さんのコース解説によれば渡渉部分には橋をかける予定だったが今年は雪が多かったため水量も多く大会までに間に合わなかったとのこと。うん、川渡ろうぜ。
確かにゴーゴーと流れる水量は豊富。水辺は涼しくて気持ちいい。ブナ、シダなどが生い茂る森の中を流れる川の雰囲気は素敵だ。そして話題の渡渉ポイント。うーん、久しぶりだなぁ。一応ロープが張ってあり一本丸太の橋がかかっている。が、滑って結局ドボン。
一度しっかり濡らしてしまうと後はどうでもよくなる。高校時代雨の日のサッカー部の練習。始めは汚れるのを気にしているがスライディングやダイビングヘッドを一回やってしまえば後は楽しいどろんこ祭り。この日のトレランも同じだ。前日の雨の影響もあってドロドロ、ツルツル、ぬちゃぬちゃ。足首まで埋まる場所もあって、沢の縁で洗い流したりしながら進む。ぬるぬるの上りは足が引っかからず大変だ。ポールを上手に使えて割と楽にこなせていたけど、前を行く素手の選手はかなり大変そうだったり。
【マーキングテープがあそこにあるってことはこの川の中を進めってことだね】
やがて渡渉は繰り返される。雪解け水はかなり冷たい。ジャブジャブが少し長くなると足先がキーンとしてくる。
【ロープがあっても油断していると足元すくわれそう】
【膝近くまで浸かるところもあった】
汚しと洗いを繰り返しつつ高度を上げて行く。それにしてもこんな道を見つけて行くなんて、古道の再開拓とのことだったけど地元に生まれ育っていないと全く持って不可能に近い。前後の選手たちと本当によく道を繋げたものだと感嘆の声を上げながらのレースだった。川沿いのトレイルに入り始めは驚いていたが、後にはもう笑うしかない状況へと向かっていた。アドベンチャーレースだ。
本沢川沿いのトレイルがようやく終わり(ホッとしたぁ)、復路と重なる林道へ一度出てさらに最高地点へと向かう。ちょうど女子のトップが通過!速い。颯爽と目の前を駆け抜けて行った。どれだけ差がついているんだ。
ブナの巨木が並ぶ林間を登る。巨木好きとしてはしょっちゅう立ち止まって写真におさめる時間が増える。
【圧倒的迫力】
【この辺りだけに咲くという】
やがて40km過ぎ、1700mの最高地点通過。下りに入る。調子は上々で飛ばし過ぎずにマイペースを保ちつつ、この約6kmのダウンヒルでかなり順位を上げた。リズムが出来るといいもんだ。何も考えずひたすら流れに身を任せて走り続けた。間もなくカヤの平に降り立つというあたりで、巡回中(?)のスタッフに「私設エイドが待ってますよ」と声をかけられたけど、あれ?知ってる人だったのか。
アスファルト道路に降り立ち、前日下見に来た風景が遠目に飛び込んできた。カヤの平だ。少しぐるりと大回りしてエイド(48kmA3カヤの平エイド)に立ち寄りフラスクにコーラを補給してもらう。
アスファルト道路に降り立ち、前日下見に来た風景が遠目に飛び込んできた。カヤの平だ。少しぐるりと大回りしてエイド(48kmA3カヤの平エイド)に立ち寄りフラスクにコーラを補給してもらう。
【A3&A4エイド】
エイドテーブルの反対側は復路のエイドだ(58kmA4)。これからブナ森に向かう選手と帰ってきた選手がごっちゃになるので少し頭が混乱する。目の前にヌーっとシンヤが現れる。びっくりしたけどリタイアしたとのこと。車で応援に出向いてくれていた。ハリマネさん達、あっちにいますよ〜と。
【嬉しそうだねぇ】
エイドを出ていよいよブナの森に向かうという直線路でいきなり目に飛び込んで来たのは我が「青梅トレラン部」のフラッグ。
そして元気よく手を振ってくれる妻と友人達。幸せな瞬間だ。
元気に到着した途端、森から出て来たのはキャプテントットさん。スッゲェ久しぶり。すでに距離にして10km差か。相変わらず飄々と強さ発揮している。
【キャプテントットさんと遭遇。何年振りだったか?】
あれ? 落ち着いてあたりを見渡すとやたらとカメラを向け写真を撮ってくれている人がいる。そう言えば沢姐がいる。
【カメラマンがいたがこの時点では誰だか気づいていなかった】
なんとYAJさん夫妻じゃないですか。びっくりびっくり。YAJカメラマンには素敵な写真をたくさん撮っていただけた。貴重なショットに大感謝。
【喝を入れられてたのか😅】
【以下、サポート風景なんて初の写真だ。スペシャルサンクス!YAJさん】
補給は自家製米麹甘酒と豆乳のブレンドを500mlのフラスクに満たしてもらう。
ここ数年、ハリ天のロングランのお供としては最強のエネルギードリンクだ。
【自家製甘酒+豆乳の投入】
出発しようとしたら今回一緒に来たあっくんがちょうど戻って来た。うちの長女と同い年。なのでまぁ、息子みたいなもんだ。今回部屋がいっぱいで予約出来ないと泣きが入り、ホテルと交渉の結果我々の部屋に合流となった。いきなり疲れたぁと泣き顔。ようやく故障癒えたばかりだったのにかなり突っ込んでしまったのか。さて、この後どうか。一応心配。
【いい子、いい子。頑張るのだぞって、どっちが先行しているのかわからなくなるの図】
自分は、と言えばもちろん疲れはあるが、気持ちは超元気でブナの原生林に突入。ポールはこの区間は使用禁止。ランニングベルトに挟み込む。これも便利。
さてブナの原生林。いやぁ、美しい。奥多摩でもブナの木は見ることが出来るがまた雰囲気が異なる。フカフカのトレイルの左右両側にニョキニョキとそびえ立つ大木。なんか走ってる場合じゃないよって。あちこちの目をひくブナの写真を撮りまくりながら進む。上って下ってまた上り下るという約10kmのコースだ。
ペースが合った若い選手の後ろについて引っ張ってもらう。もう少しスピードに乗れれば最高だけど、疲労具合を考えるとかなりリズム良く走れた感じ。
そして、再び皆が待つ青梅トレラン部エイドへ。
そして、再び皆が待つ青梅トレラン部エイドへ。
ヤフシゲ隊長からヨーグルトをもらう。バナナ補給。雨がポツポツと落ちて来た。さぁ、ここから残す距離はフルマラソン。妻や仲間に盛大に見送られ元気100倍だ。かなり気力も満たされている。
【行って来ます。この直後いきなりの豪雨に見舞われる】
あのカヤの平での遭遇はまさにピンポイント!
あれはテンション上がりましたね。
私もあの後上げ上げだったのですが、最後までちょっともたず、、、。またリベンジします。
写真があるのでメールでもいただければ送ります。
ny-sayd@t-net.ne.jp