【ほんの数日前までは栄華を誇っていたのに】
たくましいのかひ弱なのか。
太い竹のような茎を土中に適当に埋めておけばしっかりと芽が出てどんどん大きくなる。
太い竹のような茎を土中に適当に埋めておけばしっかりと芽が出てどんどん大きくなる。
その太い幹のような茎はゴツゴツと豪快で固くて強そうだ。しかしその見た目とは裏腹にちょっと強い風が吹くと簡単に倒れてしまう。太いのに、簡単にだ。
では、見た目と違ってしょうもなくかよわい存在なのかと思えば、倒れたところから鎌首を持ち上げるように再び上にと伸びて来て花を咲かせてしまう。結局たくましいのか?
【鎌首跡】
両極端が混在する植物、その名は「皇帝ダリア」
スラリと上に上にとスマートに伸び広がり、ピンクの華麗な花をつける様はまさに「皇帝」仕様。一斉に咲き誇り、通りすがりの人たちの目をしばし楽しませてくれる風情はお見事。
・・・お見事、なのだが霜が降りると一瞬でアウト。徐々に枯れていくのではなく一気に死ぬ。潔いというか弱過ぎるというか。
そう、我が家の皇帝ダリア群、とうとう霜が降りた途端息絶えた。
惨めな姿を晒すのは可哀想と、今日は全部薙ぎ倒して処分。茎を切ると血飛沫かと思うように水分が飛び散る。なんだ元気なのか?
ホント、結局強いのか弱いのかわからない不思議な皇帝ダリアとの格闘は2時間にも及んだのだった。あ〜、疲れた。
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