【ラスト200m地点】
絶好の条件でスタートした青梅マラソン。
来月のフルマラソン(古河はなもも)でのサブスリーゲットを念頭にペースを探る。理想を語れば2時間5、6分という結果が欲しい。キロ4分10秒かぁ。上り基調の往路はあまりいい気にならずに、無理にペースにはこだわらないよう。走れなきゃそれはそれで実力だしと言い聞かせてのスタート。
何10年も前から陸連登録するようになって以来の最も大きなナンバーカード。スタート地点までゆるゆると50秒弱、しばらく思ったようには走れず東青梅駅を過ぎる頃まではじっと我慢の子。ようやく思い切って走れるようになると4分15秒ペース。体感的にはちょっと速いかなぁ、どうかなぁ。ひたすら自問自答しながら戦略を練る。上手く走るよりも今日も攻めの走りをして色々可能性を探りたい。ペースはコース上のアップダウンに沿うように小刻みに揺れている。心拍数は150台後半。「ややきつい」レベルでしっかりと粘れるか。少なくとも160のリミットは厳守するためにガーミンは心拍表示固定だ。
【サンクス ばぶぅ】
10km手前あたりでロックオンしていた我が家にお泊り参加のトライアスロンつながりの次郎くん、ライバルさっちゃん、かの目標選手の村田さんと併走することになってメーター急上昇。御嶽駅前の応援団の前を誇らしげに通過!
ついたり離れたりしながら村田さんと一緒に折り返し。そのまま勝負の後半戦に突入だ。そっと後ろに付かせてもらおうという腹黒作戦は嬉しいことに反対車線から次々とかかる「ハリ天さんガンバ!」の声でバレバレ。なのでしっかり隣に張り付かせてもらうことに。夢のようなショルダーツーショルダーが実現していった。ペースも徐々に上がっている。老舗のマンモス大会、大勢の選手が競い合っているのに今自分の周りは隣の村田さんとのレースになっていた。苦しいけどこの上ない喜びであり幸せを感じる時だった。
20km過ぎ、少し前に出て引かせてもらう。そのまま1km続く日向和田の坂に突入。スピードは落とせない。気がつくと後ろの気配が消えていた。よし、このまま行くか!前には後半もロックオンしたままの次郎くん、追いつけそうでいてその差に変化なし。もう少しガッツでペースアップしたい。いつも持っているだけでなかなか使えないベスパプロを投入、マグオンも続いて投入。ラスト5km踏ん張れ!いつもの農道2周だ。気を緩めるとペースは落ちてしまうのでひたすら気合を!
青梅市街に入る。知人の檄を受けて最後の力を振り絞り出した矢先、トレラン部のタマキが颯爽と追いついてきてあっという間に先行される、ぐっ。引っ張ってくれようとしたらしいけど付いていけない。必死で追いかける。
【サンクス 穂坂さん】
ラスト2km、今日は勝てたと思っていた村田さんがすーっと隣に。うわっ、流石だ。力振り絞るが付いていけない。ラスト1km、昨年度のKFCトレイルランシリーズの女子年間チャンピオンでレースでは超ライバルのさっちゃんにものすごいスピードで抜かれる。あちゃぁ~。このところ連勝だったのにダメか。最後3分48秒で走れたというから脱帽。
さて、最後にどどどどっと競り合った人たちに抜かれまくり落ち込んだけど、ふと隣を見ると何やら同年代の匂いの選手がいた。この人だけには競り勝とうじゃないか。残り500m。妻たち応援団が待機する焼き鳥「大吉」の前なんてもう必死10倍。体のあちこちからかき集めたパワーを一点に集中させる。
そして何とか体一つリードでゴール。2時間7分21秒(ネットタイム2時間6分39秒)。目標には少し届かなかったけど最後まで走りきれた。もう少し最後の踏ん張りが欲しかったけど今の力は出し尽くせたな。
最高心拍数を記録したゴールの瞬間がまさかの60歳以上の部の3位を手繰り寄せた瞬間でもあったのだった。最後あきらめずに吐きそうなほど頑張って本当に良かった。
3位と4位は一つ違いの順位ではないのだからね。地元の大会での表彰は格別でした。もちろん青梅マラソン初入賞。やりました!
ということで、2018年2月18日、とてもいい1日になったのでした。
いやぁ、もしかしたらあるかもって着替えて速報のぞいたらびっくり!
あんなにきちんと表彰してくれるなんて知らなかったので
またまたびっくりでした。青梅マラソン流石です。
4位と同タイムと知り、自分の勘が外れてなかったことに感謝。
そして最後の最後まで踏ん張れてホント良かったです。
3位と4位の差はとてつもなく大きいです。
そして、イッシーさんに褒めていただけるのも嬉しいことです。
青梅マラソンでの入賞はデッカイ勲章です。
更に3位と4位の違いもデッカイですものね。
おめでとうございます。
イッシーが昨日のハリ天さんを絶賛してました。