DVDを返却に外出した夜、ビストロドタコに寄ってみれば人生の大先輩がたまたま居(らっしゃっ)て、いろいろご高説を頂いた。こまけーこたあいいんだよと思いながら拝聴した。菊地雅章氏と彼のバンドが(こともあろうに)水戸で録音した彼の名盤に話が及んだからかも知れない。馬喰町にあったJAZZ喫茶ダウンホームの壁には一仕事終えた彼らのサインが残されていた。取壊し最中の同建物に深夜忍び込んだ時もしっかり残ってたような。こういうことがあると聞き返してみたくなものなのだよ
巷にブルースか?はたまたブルーズか?論争あり。エスカレートして留まる処を知らず。やれやれとて偶々流るる Tennessee Blues の該当語句、その語尾に耳を澄ます。ところが唄声かぼそくなりて、何とハチオンしてるか皆目判らぬ。「ぶる~」で立ち消え、後には何も残らない。。。
音源を説明しよう。Geoff Muldaur が1975年に Reprise からリリースした Geoff Muldaur is having a wonderful time。その最後を飾るのが Bobby Charles の名曲 Tennessee Blues である。アメリカン・ミュージックの様々なルーツを1枚のLPに集約するのがそのコンセプトだったが、ラストトラックのラインナップは何と嘗ての妻で音楽仲間でもあった Maria Muldaur 、そして二人の間に生まれた娘、Jennyだった。おそらく Geoff 自身と Richard Thompson (ホント?)の奏でる控えめなギターに乗って録音は粛々と進むが、それにしてもプロデューサー Joe Boyd 仲々粋な、いやヒドイことする。
写真上がそのアルバム、こういう冗談ポイのジャケ作るからお灸据えられたというのもあるか。そして作曲者 Bobby Charles のオリジナルが収録されているのが写真下。1972年録音でレーベルは熊のマークでお馴染み Bearsville。
かくして論争は続く。。。

くろばね商店会界隈の古びたビルの四階、 老体にムチ打って駆け上る先にあるのは Lights Out Records、きょうは町に待った2ndアルバムの発売日だ。
風の墓標 / 三日月窃盗団 (2018.08.08、マージナリア月光発電所 MGH-101)
ライブではもうすっかりお馴染みであるが、メンバーが前作より大幅に拡充している。女性ヴォーカルがひとり増えて、男女混合編成の三人に。そこかしこで尻取りのような回廊歌唱を聴くことができる。やや肉厚で情感のあるゆい嬢と飽くまで透き通って伸びやかなちえみちゃんの絡みは今回の特色のひとつ、須藤君もいろいろと大変だ。一方のインストゥルメント部はユーフォニアムとスティールパンが大挙して加わり、時空楽団とも云われる(いまオレが云った)三日月のキャンバスを満貫色に埋めている。タイト且つ緩いリズム隊のコンビネーションは相変わらずだが、これまで余り陽が当たずナゾの多かったリーダーのギターもちらりと。そう、前作をタテ方向の作と捉えるなら、今作は横にワイドに、それこそ270度ちょいくらいで展開してる感じだ。練度で群を抜く⑫かがり火、夜空に向かう⑤星舟、掛け合いが楽しい⑦キネオラマの月、組曲構成の⑨弥勒 辺りが最初のオススメか。この音源を手にし、もう一度那須野原に鉄路跡を訪ねてみたくなった。黄金の実りの季節にこのCDはいっそう柔らかい輝きを添えることだろう、そうだよ、行ってみよう。
風の墓標 / 三日月窃盗団 (2018.08.08、マージナリア月光発電所 MGH-101)
ライブではもうすっかりお馴染みであるが、メンバーが前作より大幅に拡充している。女性ヴォーカルがひとり増えて、男女混合編成の三人に。そこかしこで尻取りのような回廊歌唱を聴くことができる。やや肉厚で情感のあるゆい嬢と飽くまで透き通って伸びやかなちえみちゃんの絡みは今回の特色のひとつ、須藤君もいろいろと大変だ。一方のインストゥルメント部はユーフォニアムとスティールパンが大挙して加わり、時空楽団とも云われる(いまオレが云った)三日月のキャンバスを満貫色に埋めている。タイト且つ緩いリズム隊のコンビネーションは相変わらずだが、これまで余り陽が当たずナゾの多かったリーダーのギターもちらりと。そう、前作をタテ方向の作と捉えるなら、今作は横にワイドに、それこそ270度ちょいくらいで展開してる感じだ。練度で群を抜く⑫かがり火、夜空に向かう⑤星舟、掛け合いが楽しい⑦キネオラマの月、組曲構成の⑨弥勒 辺りが最初のオススメか。この音源を手にし、もう一度那須野原に鉄路跡を訪ねてみたくなった。黄金の実りの季節にこのCDはいっそう柔らかい輝きを添えることだろう、そうだよ、行ってみよう。
東野鉄道、再び。と云うことで、今一度現地へ行ってみました。この暑い最中に!?ではタイヘンなので、とにかく早く出立。同鉄道は那須小川駅を終点としていたが、本当は馬頭を経て大子まで延伸を予定していました。今回はその大子側からアプローチ、これが国道かい!?のR461伝いに黒羽の町に入りました。写真は大田原の側から黒羽に進行していく且つての鉄路の跡。右手に広がる八溝山地をもっと収めたかったのだが。栃木の野山の佇まいは茨城のそれと微妙に違ってて、興味が尽きません。栃木が好きな理由はそれだけじゃないけどw
ビールで暑さを凌いでいたが陽も傾いてきたし、そろそろ行くか。
Eric Von Schmidt / the folk blues of Eric Von Schmidt( Prestige/Forklore 14005 )
上に掲げたジャケットがそれで、下はボブ・ディランの左から Nashville Skyline(1969)そして Bringing It All Back Home(1965、いずれもColumbia)。'60年代初め、ニューヨークにあるフォークミュージックのメッカ、グリニッヂヴィレッジにやってきたディランのアイドルだったのが、デイヴ・ヴァン・ロンク、ランブリング・ジャック・エリオット、そしてここに登場してるエリック・フォン・シュミットである。あ、でもフォン・シュミットはボストンが本拠地なのか?米国の地理・歴史、まったく無知な私がお送りしております、さてディランが右ジャケットのほぼ中央に映り込んでおりますのが正にそのシュミットのジャケットでありまして、彼(ディラン)の彼(フォン・シュミット)に対するリスペクトを表明したもの、と大方の意見が一致している部分でありますが、それじゃ足りないとばかり、その4年後の大ヒットアルバムではそのしぐさを真似てみせる、後のノーベル文学賞受賞者であります(ついでに云えばフォン・シュミットのギターはGibsonJ-45(サザンジャンボかも?)に対し、ディランは同社のハミングバード)。当のシュミットのアルバムですが、自身が抽出したアメリカン・ミュージックのエッセンスを奇をてらわず慎ましやかに披露してみせるフォン・シュミットでありまして、既に三本のビール缶を空けてる儂がそれこそ冷静に楽しませてもらってる良質な、ほんに良質な造りのレコでして、こういうのコレクションできるなんてとまた自己満足の沼にハマってる訳です。それにしてもロンクに対する尊敬が少し、というか大分欠けてんじゃないよ、ディラン!?とファン面して不満もぶってしまう私でした マル
Eric Von Schmidt / the folk blues of Eric Von Schmidt( Prestige/Forklore 14005 )
上に掲げたジャケットがそれで、下はボブ・ディランの左から Nashville Skyline(1969)そして Bringing It All Back Home(1965、いずれもColumbia)。'60年代初め、ニューヨークにあるフォークミュージックのメッカ、グリニッヂヴィレッジにやってきたディランのアイドルだったのが、デイヴ・ヴァン・ロンク、ランブリング・ジャック・エリオット、そしてここに登場してるエリック・フォン・シュミットである。あ、でもフォン・シュミットはボストンが本拠地なのか?米国の地理・歴史、まったく無知な私がお送りしております、さてディランが右ジャケットのほぼ中央に映り込んでおりますのが正にそのシュミットのジャケットでありまして、彼(ディラン)の彼(フォン・シュミット)に対するリスペクトを表明したもの、と大方の意見が一致している部分でありますが、それじゃ足りないとばかり、その4年後の大ヒットアルバムではそのしぐさを真似てみせる、後のノーベル文学賞受賞者であります(ついでに云えばフォン・シュミットのギターはGibsonJ-45(サザンジャンボかも?)に対し、ディランは同社のハミングバード)。当のシュミットのアルバムですが、自身が抽出したアメリカン・ミュージックのエッセンスを奇をてらわず慎ましやかに披露してみせるフォン・シュミットでありまして、既に三本のビール缶を空けてる儂がそれこそ冷静に楽しませてもらってる良質な、ほんに良質な造りのレコでして、こういうのコレクションできるなんてとまた自己満足の沼にハマってる訳です。それにしてもロンクに対する尊敬が少し、というか大分欠けてんじゃないよ、ディラン!?とファン面して不満もぶってしまう私でした マル






