銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

アイテム

2015-03-31 12:44:31 | 日記

ここのところ上手くいったなあと思うのは、ストラップの使用だ。楽器はラクに、しかしシッカリと構えるのが大切だが(ムカシのバロック・ヴィオラなんて、考えるだけで冷や汗もの)、足台を使っても安定度は今イチだった。右手が不安定だったのを見越して助言してくれたのは mojo hand@五軒町のマスター、有名なジャケット写真のブラインド・レモン・ジェファスンは肩に食い込むよな細っいヒモを使っている。それでライブラリも踏ん切りがついた訳だが、YAMAHA fg-75 は現在ヒモを付けっぱなしでケースに出し入れしている。ネック側はヘッドの6-1弦と5-2弦のペグ間に弦をくぐらすようにして巻き付けた

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上着不要

2015-03-30 23:33:20 | 日記

スコット・ジョプリンが1904年に書いたラグタイム the chrysanthemum (菊の花)、ラスト第4セクションまでフィンガリングが完了。これでようやく練習する環境が整いますた。もー家族が呆れちゃうくらい、練習とは行かないまでもギターに触ってる時間がアットウテキに長かったこの頃

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釣果報告の続き

2015-03-29 19:25:58 | 日記

  John Miller   /   first degree blues        (blue goose) airmail1021

花粉こそひどいが、桜の開花はもうそこである。ジェフ・ムルダウワー氏とともにレコード(CD)屋から我が家に引っ越してきたのはジョン・ミラー氏のファースト・アルバム。決して私が連れてきたわけではないよ、彼が付いて来たがったんだからね。という事で、ブルーグースの2枚、ラウンダーの3枚と70年代のアルバムが全部揃ってしまった。といってもこれ全部、日本のレーベルによるリイシュー盤なのだ、しかも全部が紙ジャケットですよ!ほんとに我が国って凄い、私は誇りに思ってます(この功績に関してだけだからね)。ジョン・ミラーさんはそれは戦前ブルーズに傾倒なさってるのですが、特にブラインド・レモン・ジェファーソン、ブラインド・ブレイク、そしてボ・カーターがアイドル、Yazoo 1034 のカーター盤ではライナーノートを引き受けており、その突っ込みにくらくらすますた。とにかく!上手いことでなるジョン・ミラー氏がこうして集まってしまったからには・・、おちおち寝られんこと請け合いダアね。ジョン・ミラーさん関連の記事はブログ内にいっぱいあるのだが、同じ blue goose からリリースされた2ndアルバムの箇所を貼っときましょう

http://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/d543a1c247bae877da17b02af1e618c4

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訃報2つ。

2015-03-28 16:32:21 | 日記

ひとつは英国のギタリスト、ジョン・レンボーンさん。多くの方がその死を残念がった。私も my dear boy ほかを弾き継いでいきたいと思います。それを知ったのは金曜日、やれやれ明日朝のNHK-FM「ウィークエンド・サンシャイン」はその追悼特集になるだろう、と久しぶりにダイヤルを合わせたら、そこで何とサミュエル・チャ-ターズ(サム・チャーターズの方が通りがいいかも)さんの訃報に接したのだった。3日くらい前のブログに記事を書いたばかりだというのに。P・バラカン氏はシカゴ・ブルーズのコンピレーションから曲を掛けたが、ブルーズに留まらずその守備範囲はたいへん広く、そして深かった。その功績は私の覚束ない足取りをも導いてくれました、改めてご冥福をお祈りします。(サム・チャーターズさん関連の古い記事を貼っておきましょう)

http://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/41909c82c3d70f37575ea70e160ec128

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うんちく(続き)

2015-03-27 12:18:43 | 日記

Blues Interactinos がリイシューしたのは、標記した中ではfl14001ヴァン・ロンクの他にfl14004ジェフ・マルダーやfl14033ゲイリ-・デイヴィスもそうである。レーベル名はPヴァインというのだが、それが広大なサトウキビ畑のなかを縫って引き回された収穫用の軽便鉄道のことだと聞けば、別の方の血が騒いでしょうもないことこの上ない。ところでCDによるリイシューのいいところは、1枚のCDにLP2枚分が収録されるセオリーだ。例えば fl14011 と fl14014、fl14012 と fl14025 はそれぞれカップリングCDである。ついでながらリイシューもので私がお世話になってる他のレーベルと言えば、edsel が挙がる。the Youngbloos やそのリーダーである Jesse Colin Young はかなりがここから出されたものであり、他にもタジ・マハールやジョン・ハモンドjr.等ハズレがないレコード(CD)作りと言える。edsel の盤には made in France とか made in Germany とか記されている。アメリカのすばらしい文化は今もこうして、日本や欧州で受け継がれているのだ (付記3/29;ジョン・ハモンドjr.さんはデーモン・レーベルの誤りでした。が、デーモンはどういう関係なのかよく存じませんけれども、どうやら edsel と近い関係にはあるようですね)

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うんちく、うんちく

2015-03-26 12:47:59 | 日記

昨日、何枚かのCDを並べてみたが、買って聞いてみようという(奇特な)方のために補足すると、もう prestige / folklore がない以上、他レーベルからの再発( reissue という)に期待するしかない。細々ながらこういう文化の継承を誇りを以て行っている会社はあり、例えばデイヴ・ヴァン・ロンクの fl14001「イン・ザ・トラディッション」は80年代に英国録音された your basic Dave Van Ronk とのカップリングでFantasy レーベルから出ており、これは大変入手が容易いらしい(密林など)。しかし我が国のレーベル Blues Interactions はオリジナル・ジャケットを振りかざし、このレコードのCDを世に出したことがあるのだ。今はもう廃盤らしく入手は難しいが、大した慧眼である

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明らかに自慢?

2015-03-25 07:19:55 | 日記
自分で言っておいて気になったもんだから手許のプレスティッジ/フォークロアのレコード(CDですが)を確認したら、結構あった。別レーベルから出てるのもあったので気がつかなかったのだが、オリジナルは皆フォークロアだったのだ。名称はNYマクドゥーガル・ストリートにあったフォークのメッカ、フォークロア・センターに由来するのだろうか?その辺はロンクの自伝第5章を参照のこと、fl14012のオリジナル・ジャケットはその写真だ

fl14001 Dave Van Ronk with the Red Onion Jazz Band / in the tradition   July 11,1963
fl14004 Geoff Muldaur / Sleepy Man Blues   1963
fl14011 Jack Elliott sings the songs of Woody Guthrie   1960
fl14012 Dave Van Ronk / folksinger   April,1962
fl14014 Ramblin’ Jack Elliott  1961
fl14025 Inside Dave Van Ronk    April,1962
fl14027 meet the New Strangers   1964
fl14033 the guitar and banjo of Reverend Gary Davis     March 2,1964

同シリーズは欠番も含めfl14035まで続く。fl14001は「全米50州のキャンパスで盲目的にコピーされた(サム・チャーターズ)」とされるラグタイム・ギターの古典 St.Louis Tickle が含まれる。fl14025は例の伝記的映画、インサイド・ルーウィン・デイヴィスの下敷き的レコード。映画でもそのジャケットがちょいと顔を出す。fl14027は、ブルーズ評論家のサム・チャーターズ(ピアノ)がギタリストのダニー・カルブと組んだバンドだが、現在紛失中。fl14033はデイヴィス師が歌なしで録音したというありがたい音源で、ハープやバンジョーの演奏も披露している。そういえばフォークロアのマークはバンジョーの形を模したものなんだそうな

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釣った魚は大きい

2015-03-24 12:32:03 | 日記

  Geoff Muldaur  /  Sleepy Man Blues          prestige / folklore 14004

東京ライブ観戦記に続くは、例によってCD釣果報告。お茶の水DUはなんだか干上がったようにブルーズの棚が振るわず、アルファベット順にウロウロすること1時間、まさかの名盤を見つけてしまいました。P.バラカンさんによればジェフ・ムルダウワーとお読みするそうですが、一般にはジェフ・マルダーさんで通っている彼のデビュー盤、'63年の録音だそうです。サイドメンにマンドリンでエリック・フォン・シュミット、ウォッシュタブ・ベースでフリッツ・リッチモンド、そしてサイドギターにデイヴ・ヴァン・ロンクを迎えて、という辺りニクいね。ブカ・ワイトの曲を採り上げているが、手許にあるご本人のヴァージョンと聞き比べてみると如何に傾倒してるかが判ろうというもの。プレスティッジから出てるオムニバス盤で2曲は知っていたが、これで全貌が拝めた。うれしい

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打田十紀夫&浜田隆史 Blues&Ragtime Live

2015-03-23 12:25:41 | 日記

いささか前の話なのであるが2/20(金)、東京・町田はカフェ万象房で行われたアコースティック・ギターのデュオのお話。半休を取ってやっとこさ辿り付いた町田、小田急線を降りて細い路地を分け入っていく。お世辞にも広いとは言えない店内の指定された席は演者の真横。ひっつくように三人分の席が用意されているが、両脇はどうもギターの達人たちらしく通称「審査員席」だそうな。ブルーズ・ギタリスト打田さんにお会いするのはこれが3度目、ラグタイマーの浜田さんにお会いするのもこれで3度目。いまラグタイムに凝っているので話はそっちに行くが、浜田さんがソロ一発目を Climax Rag で始めたのにはちょっとぶったまげました。細かい音型やら厚い和声がステージでちゃんと伝わってくるというのに感動(他の人と観点がズレてるのは勘弁して)。続いてCD録音時の秘話を交えながら the Chrysanthemum (菊の花)、難曲だとは言っても一体どこをどうやってるのかサッパリ判らないのだが、とにかく尻に火だけ付けて貰いました。歌ものCDリリース直後なのでそっちのピックアップも多かったが、純粋器楽信奉者としてはあの1999年のアルバムから聴かせてくれるのがいちばん嬉しい、いつも聴ける小樽市民がうらやましいぞ(浜田さんは地元小樽の運河沿いで精力的にストリート演奏を続けている)。ライブの少し前に流れてきた浜田版 St. Louis Tickle の披露予告ツイートも実現、トークが Dave Van Ronk に及んだ辺りが今晩のヤマ場だったかな。それに引き寄せられるように打田大御所もゲイリー・デイヴィスのメドレーなどやっておられました。オープニングのデュオから始まってそれぞれのソロの後、最後また合流して、というステージ運びなんだけど、気になるのは電車のお時間。明日土曜はシゴトなんだよお、泣く泣く最後の部分を諦めて奏者二人と固く握手、満席のお客さんにも見送られて(何しろステージ脇から店後方の出口まで、客をかき分けて進まにゃならない)終電で水戸に戻って参りました

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3月後半の休日

2015-03-22 22:55:58 | 日記

3/21 バッハを自分で編曲したのが再演されると聞き、東京まで出向く。常磐線の特別快速が東京駅まで乗り入れた所までは順調だったが、駅周辺のすごい混雑、会場まで歩いたらちと長かった・・辺りから雲行きが怪しくなり、肝心の演奏は微妙でした。込めたコンセプトを譜だけから汲んでもらうのって難しい。オリジナルに随分と忠実な編曲だったと自分で気がついて、それはそれで意外だったけど。いろいろと勉強になりましただ

3/22 カミさんと大子・月居温泉へ。 地元の人たちの楽しげな会話と気さくで旨いけんちんそばがgood。常陸太田を中心とした県北地域はそばの名産地なので、彼の地を訪れたら迷わずそばを注文すべしと確信した。飾らない湯治場、オススメ。帰宅して、預けてある第二皇子のギターを取りに大工町・クラップへ。ついでながらYAMAHA用にとエボニー製の高いブリッジピンを買ったら、ブリッジの孔径が小さくて入んないんでやんの(涙)。しかたなく捨てないでおいたプラピンを探して、なんとか事なきを

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峠を越える

2015-03-20 12:41:02 | 日記

1904年に作曲された the chrysanthemum (邦訳は「菊の花」)という rag を練習していて、4節あるうちの2節まで来た。調子に乗って編曲者のギタリスト・浜田隆史さんにツイートしたら、4節はポジション移動が多くて難しいから頑張れとリツイが。それは早速やらねば、と変ロ短調の冒頭。7ポジから入ってその流れで10ポジ、この後7→4→1と下りるんだけど、メロディとバスの両ラインに解放弦の音が巧みに挟み込まれていて、息を飲む面白さ。ラグが弾き易い様に設計され、そのために大きな克服点を含む独特なチューニングであるが、これだけ決まっていると元からこういうギター曲だったんじゃないか?とさえ思ってしまう(本来はピアノ曲)。これでようやく全体像も見えるか

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今更ですが

2015-03-18 12:43:28 | 日記

フィンガーボード表を作ってみました。もち、オタルナイ・チューニングの。普通は6弦×14(もしくは15)フレットの84マスを全部音名で埋めてしまうのだが、それだと半音だらけで良く判らなくなってしまうので、A♭・E♭・D♭の3keyのドレミファだけで3タイプにまとめました。転調したらボード自体を変えるわけ。それにしてもG→E7→D→B7→E7→A7→Dの進行だったらなんてことなく判るのに、ひとたび変ニ調に転じてG♭→E♭7→D♭→B♭7→E♭7→A♭7→D♭だと二の足を踏んじゃうってのは馴染みがないから、だけじゃ済まされないよなあ

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そおなんです

2015-03-17 18:21:26 | 日記

2003年にJ.S.Bachのリュート曲、「前奏曲、フーガとアレグロ BWV.998」を2挺のヴィオラ用に編曲したのであるが、これをプロの奏者に弾いていただく機会を得た。なんというか、名誉なことである。会場は東京なのだが、足を運んでみようと思っている。

http://music-on-the-earth.org/bachinthesubways/

以下、過去の関連記事ということで

http://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/22c20e587db3c1d863de009021df766b

http://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/8cb642d24a89e3b91377e7a9494a1e75

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更新回復に向けて

2015-03-16 12:33:39 | 日記

昨年10月辺りからいろんなラグタイム曲の名前がブログに登場しているが、改めて申すとこれは小樽在住のラグタイム・ギター奏者浜田隆史さんが編曲なさったギター曲集「クライマックス・ラグ」(TABギタースクール刊)の収録曲を当り構わず片っ端から譜読みしてるというプロセスなのです。一曲一曲丁寧にさらえばいいのでは?というご指摘はごもっともですが、編曲のベースとなっているオタルナイ・チューニングのコードやらスケールやらを体得するのが第一義なのでして・・、と言いつつここまで数曲さらってきたのだが、4弦と5弦の開きが完全4度から長3度になるとはどういうことか?という疑問にようやく合点が行った辺りで、要するにまだ大したレベルには達していないということなんだけど、調弦のエッセンスが汲み取れたら早いとこそれを浜田さんのオリジナル・ラグである Merry's Fish Market やラグタイムの原点である Maple Leaf Rag に活かしたいと思っているわけで

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尻からアプローチ

2015-03-10 12:30:12 | 日記

このブログに来られる方の多くはプレーヤーだろうか、そんなあなたに耳寄りな話。曰く、ポピュラーソングは「締め」から練習するに限る。16小節を一セクションとするクラシック・ラグは大抵四小節区切りで A = B = A = B´ となっていて、B は A に対するレスポンスである(A はコールと呼ばれる)。掛け合いにすると、どうですかあ↗ こんなんかあ↘ そうなのかあ↗ そうみたい↘ みたいな感じで、中でも最後の四小節はほぼきっちり  → V → Ⅰ の和声進行を決めに来るから、ここを捉えてまずケーデンスの練習から始めようというわけ

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