lady sings the blues (1954,1956 verve)に収録された billie holiday の自作自演 god bless the child を聞くと、直後に dave van ronk によるカヴァーを掛けるのはうちの儀式になっているが、ところで ronk って何年生まれだ?と思って自伝 the Mayor of MacDougal street(もち、翻訳)を開くと1936年の、なんと6月30日生まれ!おお、今日は ronk の誕生日じゃないか!
私は1936年の6月30日に、ブルックリンにあるスウェーデン系の病院で生まれた。幼年時代にいささか度を過ぎるくらいに大きくなりだした頃、祖母はいつも、私のことを取り違えられた子だと罵っていた。私が何かにつまずくたびに ―頻繁にけつまずいていた― 彼女はこう言うのだ。 「おやまあ、またぶざまな真似(スウェード)かい」 (同書 p.21)
'36年生まれだから’60年生まれの私と干支が丁度ふた廻り違うことになるが、ronk が子年(ねずみ)って面白い、なにかのマチガイじゃないか。