銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

ポラン

2019-07-31 06:00:08 | 日記
健康診断の結果を持って訪問した主治医の顔は暗かった。痛風薬の増量を提案されたが之を却下、ポラーノ作戦が開始された。まずスローガンである「酒を飲まずに水を飲む」の実戦(実践の誤り)である。たびたびの中断で効果が怪しい運動なんかより、とにかく食いもんを減らすこと!という医者の意見は全くであり、食事の量を制限(例えばパン二つであったところをひとつと云う様な)。従って店屋物を食す私はもう見られません。散歩は散歩で大中小の三通りを用意したので、熱中症に気を付け乍らこれもせいぜい励む。アソビは終わりじゃ、これからは自分中心に生きて行こうと思う。
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旅のお供

2019-07-30 12:31:17 | 日記
仕事で県内を車で走る機会が以前は結構あり、カーステレオを付けるのが楽しみだった。どっちの方に行くときは何を聴くことが多い、と云うのが傾向としてあるのだが、それよりもその時期にどんな音楽を聴いてたか?の側面が強いのかも。大子へ月一で通ってた頃、バリー・ハリス・トリオのプレイズ・タッド・ダメロン(1975)を良く聞いてた。カセットテープだった、ごつごつした聴き易いとは云いかねるバップだったが、それこそ懸命に聞いた。高萩へ高速道路を辿る道すがらは、妹んとこからくすねたボブ・ディランのナッシュビル・スカイライン(1969)で、これで私はディランに開眼した。録音時間がちと短いのが玉に瑕。一方、つくば方面で思い出の音源が見当たらないのは、当時車に装備が無かったからだ。県西の桜川や明野といった方面に行くときは、バート・ヤンシュのリバーセッションと云うライブ盤が常だった。その良さに当の本人がびっくりしたという、曰く付き。そうこうして近頃は鉾田・潮来方面が最後の仕事場となってたが、再びディランのブラッド・オン・ザ・トラックス(1976)が定番になった。見渡す限り晴天の日、しとしと降り続く雨の日、金色の稲穂が風にうねる日、いつもディランは私といっしょに走ってくれるのだった。
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なんのその

2019-07-29 07:13:16 | manuscript
本格的な夏が到来、クーラーの稼働率が跳ね上がってる世間様でしょうが、いとも涼しい頭で ragtime oriole に取り組んでます。短気なわたしが牛歩よりノロい進捗にカンシャク起こさず付き合ってるってのが、その証左。昔ゲットした Lasse Johansson の2006年盤が、ここへ来てたいへんお役立ちです。
さて曲のキモはセクションBの冒頭、音高が離れるだけ離れてるのも去ること乍ら、このダイナミックな動きをどう弾くんやら。案の定、最初はフィンガリングを逆付けしてしまいましたが、これを修正、a→bと予備練習を重ね、なんとかモノに出来そうです、はい。



(補遺)ヨハンスンの初登場回。

https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/94a5ba14abd45048dde2f449f408cc3d
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伸ばしてダメなら

2019-07-21 06:15:00 | manuscript
うちの近所の高橋理容所がこの28日、50余年に渡る営業に終止符を打つ。気が付けば自分も、その半分の期間お世話になっていた。長い間、おつかれさまでした。

ragtime oriole の編曲に掛りっきりで、書いては更新を繰り返す二週間(楽譜浄書ソフト、ばんざい)だったけど、副産物的に maple leaf rag のフィンガリングを修正した(何度目?)。これでセクションDのモヤモヤに終止符を打てるか?!
譜では判りにくいが、(a)は2小節間セーハしっ放し、これを(b)では両小節とも2拍ウラで1フレット戻す(セーハは解除)。「上がる」がムリなら下がればいい、というワケ。よくもこんなにヴァリエーションが作れると自分で思うが、在るものは在るのだから仕方ないw ピッキングが5・6絃から1絃と広い間隔のまま何拍も連続するのは、実は右手にとって相当キツイ。手の大きさやカタチに見合った、自分なりの弾き方を見出すのが大事なようです。

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編曲、面白いかも(補遺)

2019-07-13 19:57:27 | 日記
昨日触れた第4節、何故独立した節と云うより第3節に付随する間奏的な性格と云った方が相応しいか?について補足すると。。。曲の主調はA♭、第3節で下属調D♭に転調するが、第4節はB♭7→E♭7→A♭7と中心の調を定めずに進行してD♭へ戻り、解決的にA♭の主調へ回帰する。フラットばかりで判りにくいから、ハ長に転調して繰り返すと「曲の主調はC、第3節で下属調Fに転調するが、第4節はD7→G7→C7と中心の調を定めずに進行してFへ戻り、解決的にCの主調へ回帰する」。と起きたり寝たりツイッターしながら、いちおう4節までギター編曲が固まった。オタルナイ・チューンを用いた初めての試みで、ちったあ記念してもよい宵である。
そう云えば昨晩もなかなか印象的な夜であった。蔦の葉から葉へと、こぼれ落ちる雫の
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編曲、面白いかも

2019-07-12 12:41:06 | 日記
ラグタイム・オリオール Ragtime Oriole はジェイムズ・スコットが作った曲で、4つの節から成るが最後にもういちど頭に戻る構成はちょっと変わってるかも。知る限りではスコットは3節のラグが多いようだが、Oriole も4節は3と1を繋げる役割が大きい。しかし間奏的性格を持つこの節が、実に魅力的なのである。今朝、第1節が出来上がった。キメのフレーズで下声部が合いの手を入れるが、これに使いたい音ドとファがなんとオタルナイ・チューニングでは開放絃でイケるのだ。必然か偶然か判らないけど、ラグタイム向けのチューニングとして本当に良く出来てると云わざるを得ない。
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誰のおかげ

2019-07-07 21:57:22 | 日記
きょうは一日、一歩も外へ出ることなしに過ごした。寝てるか、ギター触ってるか。そういう生活に憧れることはあっても、温泉に行ってずっと浸かっては居られないのと同じ、常人にはなかなか出来ないこと。しかしやろうと思って出来ないことだけど、たまたまそうなってしまうと云うのはあるのだな。  さて、自分で編んでみようと思ってる古典は今の処2曲、ラグタイム・オリオールとグラジオラス・ラグである。前者は浜田さんがCDに収めてて、§1だけ採譜したのだが、改めてオリジナル譜から編んでみよう、と。もうかなりのイディオムを頂戴してるから、その応用と組み合わせの問題で時間さえあれば出来そうだ。先人はそうは行かなかっただろうな、おまけに今の私の手許には muse score という優れものの楽譜浄書ソフトがある。先代たちの遺産とテクノロジが私にギターを弾くことを可能にしているのだ、心してやらないと罰が当たるな。
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工作

2019-07-06 21:59:24 | 日記
浜田隆史さんのラグタイムギター編曲についてはもうずいぶん実例を見せて頂いたので、すこしは自分でやってみるかと腰を上げた。ジョプリンとスコットを一曲ずつ、これらがモノになれば古典シリーズのレパも1ダース揃うことになる、そうなれば大したものじゃないか!後はもうちょっと、ちゃんと弾ければいいだけですが。。
もひとつ最近いじったのは、靴ベラの取っ手。以前はヴィオラのプレーン絃を使っていたが、ガットと云うのはなかなか長持ちするものだ。それも寿命になったので、ギター絃と交換。こちらは6絃の巻いてあるやつ。

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ain't wastin' time no more

2019-07-03 08:45:01 | 日記
イトーヤスジローが亡くなった。2019年6月27日の木曜日、享年58。余りに早いその死を皆が惜しがった。7月1日、お別れの会が催されると云うので、休みを貰い指定された笠間の森をてくてく登った。同じく喪服を着けた何人かで並ぶ様にして進んだが、いつの間にか200人を超す大行列になっていて、山には悲しみのどよめきが木霊した。

違い過ぎる音楽指向から(本の趣味もそう)直接の交流はなかった八年だったが、真っ先に思い出されるのはブルースvsブルーズ論争か?結局、決着は着かなかったが。(ヤスジロー「いや、着いただろ、それ」)江戸時代に筑波詣でのルートとして整備された瀬戸井街道という古道の情報を探しあったこともあった。古い街並みが残る宍戸や鉾田。教えられた高浜のレストラン、タロンは今も時々通ってる。直近では三島由紀夫の或る小説がいいから読め、と勧められたんだが、twitterの堆積に埋もれ、もう分らなくなってしまったなあ。

過日の生前葬で末席を汚させて頂いたについては、本当に良かった。タイトルは allman brothers band の曲だけど、時は無駄に出来ない思いがひしひしと押し寄せる、よな気がする。アソビはそろそろ終わりか。。
コメント (3)
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