銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

振り返ると

2020-08-31 21:56:38 | 日記
8月もおわりなので何か書かねばと思います。早朝の散歩はようやく一年継続しました。しかし会社を辞めてからと云うもの極端な出不精になり、カミさんに連れ出して貰っての為体(ていたらく、と読む。最近覚えた。)だったので、殊勲賞はそちらへ。それと市の図書館に出向いてフランツ・シューベルトの絃楽四重奏曲全集を借り出し、順に聴いているのです。演奏団体はウィーン・コンツェルトハウスSQ、’50年年代前半のモノーラル録音。初期の作品はアマチュア向けなので自分でもやってみたい、と云う想いが募る一方で、若い頃はこげな難しい楽器及びアンサンブルをこなそうとしてたなんて、身の程知らずだったなーと云うハンセイもするトシになりました。
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わたしにも大人買いが出来ました。

2020-08-22 19:17:37 | 日記
何故か今日もBOOKOFF日立金沢店に居て、書籍類を買い漁っていた。この辺がコロナ禍に対抗できる個人の限界ではなかろうか?釣果は写真左から順に以下の通り、詳細はまた後日。

ミノタウロス / 佐藤亜紀(2007 講談社)
黄金列車 / 佐藤亜紀(2019 角川書店)

Paul Butterfield's Better Days(1973 Bearsville)
Keep On Moving / Paul Butterfield Blues Band(1969 Elektra)
It All Comes Back / Paul Butterfield's Better Days(1974 Bearsville)
From The Mars Hotel / Grateful Dead(1974 Grateful Dead Production)
Blues Piano Orgy(1996 Delmark、P-Vine)
Death And The Maiden & Rosamunde / Alban Berg Quartet(1984 EMI)




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おかえり

2020-08-21 17:34:08 | 日記


maria muldaur (1973 Reprise)

急に思い立って北のBOOK・OFFでマリア・マルダー(バラカン流は、ムルダウアー)の1stアルバムをゲットして来た。見掛けたのが暫く前だったので心配したが、ちゃんと棚に収まってた(何て見る目無いんだ、日立のリスナー)。元旦那 Geoff Muldaur のアルバム is having a wonderful time(1975 Reprise)と並び語られる事の多い盤だが、これでめでたく揃いました。夕焼けの朱と深い淵の緑、素敵なコントラストではありませんか!大々名盤に付き解説は以下のサイトに譲るとして、ひとつだけ。荒井由実の3rdアルバム「Cobalt Hour」(1975)収録の『Chinese Soup』で聞かれるヴァイオリン、あれがいいなと思った方は Richard Green の弾く『Walkin' One & Only』を聞いてみて。さて此の盤、実は以前に新品で持ってたんだが(だからマルダー夫妻は離婚しても、うちのライブラリでは仲良くやってた)、オレが片方を売っ払って仲を割いてしまったと云う訳だ、誠に申し訳ない。でももう大丈夫、2人はきっと添い遂げることでしょう、斯様に中古盤というのは落ち着きがいい。。

◆ アルバム Maria Muldaur の内容は、こちらを。
http://www15.plala.or.jp/mitan/Maria_Muldaur/Solo/M1.html

◆ アルバム Geoff Muldaur Is Having A Wonderful Time の内容は、こちらを。
http://www15.plala.or.jp/mitan/Maria_Muldaur/Others/E5.html#geoffmuldaurishaving
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やってることは相変わらず

2020-08-19 20:26:44 | manuscript
「弾けねえ譜は、ただの譜だ」(紅の豚)の名言に従い、gladiolus rag の§3を改変。ここまでしつこく練習を重ねた積りが、レコに合わせたら置いてきぼり。これはもう編曲が悪い!と以下の要領で修正。
①メロディ下に重ねた和音を削除。サウンドは薄くなるが、背に腹は変えられぬ。
②下降メロディに伴うポジション移動の軸を小指に。バロック・ヴァイオリン奏法の応用で、小指が先行して降り、他の指は後から付いてくるやり方。
③ポジション移動を小まめにしたり、逆にまとめたり、と整理。テンポが速くなっても弾ける事が重要で、プリング・オフの設定も対策として有効だった。

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主題と変奏

2020-08-17 14:30:59 | manuscript


譜例Aは、J.S.Bachの《平均律クラヴィーア曲集》第1巻のハ長調前奏曲(プレリュード)。バッハ作品番号(Bach-Werke-Verzeichnis)では BWV 846/1 が与えられた。鍵盤音楽の金字塔として怖れ敬われているが、奥方のアンナ・マグダレーナは平易な此のプレリュードを自分の音楽帳に写譜し、練習していた様だ。
譜例Bは、其のギター編曲。ギターのサステイン(伸音)を上手く活用しているが、原曲が鍵盤楽器ゆえ音域が開き過ぎる箇所があり、やむなくオクターブを圧縮した。
譜例Cは、Bをスリーフィンガースタイルで弾ける様、更に編曲したバージョン。無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調(BWV 1002)は四つの舞曲と各々の変奏(double)から構成されており、それならプレリュードにも double があっていいのでは?と云うこじ付け。double は倍速で弾くの意もあるらしく、本編より早めに弾く様に心掛けている。
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ブラームス・チクルスなんて云い方が流行りました、むかし

2020-08-13 09:00:28 | 日記
弁天百暇堂 別館 no.1 六重奏憧憬  2020年8月2日(日) ティアラこうとう 小ホール
 -ブラームス : 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 op.18
 -ブラームス : 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 op.36

 こいづは行ぐしかねぇ!って宵に紛れて疫病をかい潜り、参上して来た。何といっても主催者との付き合いが満20年になる今年に此のプログラムと来ては!である。定員140名のホールに散開した30名強の観客はそれぞれに「此処へ来た」理由を携えてるらしく、聴かねば死ねん!なのか、聞いたら笑顔でバイバイなのか、兎に角年配が多かったw
 二人ずつのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロからなるダブル・トリオ編成なので、二曲で各パートの1stと2ndをとっかえる事が可能になる。二曲通して各自、表パートと裏パートを両方楽しめると云う寸法。
 さて六人の奏者だけど、上から下まで年齢はどういう配分なの?が、演奏始まって直ぐ抱いたギモンだった。何故と言って、若いと思しきプレーヤーの楽器の奏で方が、自分が弾いてた頃ともう全然違うのだ。今のアマチュアはきっと今のプロ、と云うか現代の奏法(音楽や楽器に対する認識も含めた)を下敷きにしてる訳で、さすが第一線のアマチュア達は凄いと素直に感心したのであるが、いっぽう主催者(ヴィオラ弾き)あたりは自分とひと回りちょい位の年の差に付き、およそ自分と地続きな範囲内なので、ステージを見てるとそんな新旧勢力が己の地点からそれぞれの感性を繰り出してアンサンブルしている様に、かなりエキサイトしてしまった。
 ところで変ロ長調の1番を聞くといつも、オレ、この曲、知らねーなーという感じがして、事実、後半の楽章はぜんぜんいつ聴いてもよく判らない。ちょっと思ったのは、一楽章でフォルテがみっつ位くっついてるのではないか?と思う箇所で、そこをストレートな音量でやるのはちとどうか?と云うこと。あれは響きが欲しいってことじゃないのか? 
 翻って二番、このト長調くらい自分と切った張ったやった室内楽も珍しく、過去2回本番を踏んだが、まあ自分的な結果は推して知るべしである。という訳で曲についてはぜんぶ知り尽くしている自負を持って聞き始めたのであるが、一楽章の展開部に入ったあたりでそういうのがもう面倒くさくなり、止めてしまった。あとはもうただただ聴いていた。
 ちらと頭を掠めたのは四楽章、6連の十六分音符がパート間を行き来する箇所だが、ありゃあ日本でいうならヒグラシのかそけき啼き声なんだな。あちらこちらと彷徨いながら聞こえて来る、そうか二番は夏の六重奏なのだと変に納得した次第。
 ま、全体を評するなら、六人の奏者がしっかりと自分の楽器を鳴らし(ホントにひとりひとり、よく聞こえていた)、ホールを響かせていた其れだけで、この晩はじゅうぶんに成り立っていた様に思う。若い奏者を機会を捉えては育んでいこうと云う意思が主催者に感じられたのは、これまでもそうだったけど、その想いはいっそう強くなってるようだった。その辺がこの20年なのかな? 
 晩飯は地下鉄住吉駅前のレッドウッドピザで食した、これが滅法旨い、熱いオリーブオイルはブラームスとも相性がいい。





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痛風ではアリマセン

2020-08-12 22:22:48 | 日記
発作的に gladiolus rag の第四セクションをネットに挙げた。撮れば撮るほど溝にハマるので、数回ささっとやって適当に選ぶ。twitter と FaceBook は違うやつを挙げてるので興味のある向きは、ってそんなの居ないかw それと PC のポインタをデフォから黒(大)に代えた。年寄りは背景と矢印が同色だと見付け辛いからなんだが、さてどうだか。UTSU工房@笠間に'62年ものの martin OO-18 が入荷したらしい。これは見に行かねば、という慌ただしいお盆である。
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ギターの名前

2020-08-01 08:35:34 | 日記
A Guitar Named Carla / Rudiger Krause (2015 jazzwerkstatt)

SF音楽家の吉田隆一さんがTL伝いにギターによるカーラ・ブレイ作品集があるよと教えてくれた。一も二もなく取り寄せてみるとドイツ人ギタリストのソロアルバムで、最後に置かれた Lawns は Calra ご自身とパートナーの Steve Swallow 氏が共演している。タイトル通りルディガーさん、自分の黄色のストラトキャスターを‘カーラ’と名付けて可愛がっている様で、それを知るやコンポーザーもmyピアノを‘ルディガー’と呼ぶことにしたそうな。音楽ってやっぱり音色、聞き続ける盤がまた一枚手許に増えましたこと、ご報告致します。



ギターネームが出たタイミングで告知ですが、うちのYairiは‘旅春’と申します。宮内悠介『偶然の聖地』に登場する‘秋のあとに訪れる一時的な短い春のこと’ですが、でも其れって実は、、、と云うとこから話が展開して行きます、気になる向きは是非ご一読を。こちらもルディガーさん、登場するし。
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