銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

下野楽遊奏楽塾演奏会

2022-10-30 21:35:41 | 日記
第35回下野楽遊演奏会 下野楽遊奏楽塾演奏会
2022年10月30日(日)14時開演 とちぎ岩下の新生姜ホール(栃木文化会館)小ホール

下野楽遊奏楽塾の演奏会を聞きに栃木市まで往復してきた。プログラムは以下の通り。
○モーツァルト / ディヴェルティメント ヘ長調 KV138
○J.S.バッハ / ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV1041
○シューベルト / 5つのメヌエットと6つのトリオ D 89
○エイヴィソン / スカルラッティの鍵盤ソナタに基づく7声部の協奏曲 5番
○エルガー / 絃楽セレナーデ ホ短調 op.20

 2004年から2009年までこの楽団に所属してヴィオラを弾いていた。フォルテピアノを囲んでバロックから古典期の音楽に親しむコンセプトだったので、ピッチもA=430hzと云う超マニアックな団体なのだ。
 演奏会となればコンマス席に座り、更にソリストもこなす、講師の桐山建志氏。バッハでは素晴らしい運弓を披露された。超絶テクニックでも何でもない、ほんと基本的な動作なのだが、その中にヴァイオリンに対する探求の深さを見た思いがした。
 合奏団メンバーにも拍手を送る。地域・時代の異なる音楽を見事に弾き分けていたし、デュナミークに富んだ演奏は表情豊かだった。まあ、達者な方も幾らか混じってはいた様だが、それだけで演奏が上手く行く訳でないことはいちばん良く知っている。
 それと絃楽五部のポリフォニーがはっきり聞き取れる。これは凄いことだ。1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンがステージ縁で向き合う対抗配置を採用しているが、自分が参加してた時期でもこんなにきれいに音が交錯していたのだろうか?
 後はうちのパート、ヴィオラだが、たった二人であんなに存在を示すプレイが出来るなんて。。エルガーのセレナーデはヴィオラが弾き出す動機で曲をスタートさせるが、オレがやったとしてうまくやれる自信、ないなあ。。
 と云うことで終演後はそそくさと、栃木を後にしましたとさ(おわり)。
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tinker's blues

2022-10-29 21:38:30 | manuscript


 レパートリが1曲増えた、bert jansch の tinker's blues。一日でコピしてフィンガリングまで終了と云う理想的な進捗だったが、譜にして僅か12小節、演奏しても2コーラスで1分弱だから当たり前かw チャーミングなハーモニクスがアクセントになっているので、ここを練習するぞ。
 で、そのハーモニクスだが最初は2小節2拍目に現れる。4絃5フレット、ピッキングは親指。メロディにベース担当指が割り込んでくる寸法だ。(TABも併記したい所だが、この特殊奏法の記入に対応してないのが痛い。)
 (付記)ハーモニクスの記譜には菱形の符頭が用いられる。実際に鳴る音は、ここで示された音高の1オクターブ上である。
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譜の更新が秋と共に

2022-10-23 22:59:39 | 日記
 ギター譜を全面書き替えちゅう。
 オタルナイ・チューニングによるラグタイム群は、軸キーのAフラットを半音上げてAキーに移調。ウチのギターは半音下げてチューンしてるんで、それでいいのだ。
 それから、ラグタイム曲はこれまで原典に則って2/4拍子で書いていたが、これを4/4拍子に直してる。なぜって譜ヅラが見にくいんだもの。。
 それとこんな約束事がある。

(符頭の共用)
 同じ音高の2つの音符が同じ拍に位置する場合、位置をずらして隣同士となるか、同じ 符頭 を共用します。後者のありかたは、クラシックや指で弾くギターではごく一般的です。(楽譜浄書ソフト muse score のハンドブックより引用)

 符頭とは、いわゆるオタマジャクシのアタマの部分。「ごく一般的」な「ギター」譜がオープンソースの此のソフトで記譜可能!と判ったのがつい最近で、それが出来るなら、とこれまで書いた譜面も少しづつ更新している。
 
 誰が利用するでもない自分だけの譜に、左右のフィンガリングを書き込んだりTAB譜も併記したりと、余りお利口さんとは言い難い行為を繰り返しているが、これは自分の脳の外付けメモリみたいなもんだから。此のメモリは自走式、そいつはそいつで次の一手を考えてるらしい。メモリと云うより、もう一つの脳なのか。
 いずれにせよ、心象に在る曲と云ふものを二次平面に投射したのが譜だ。どう映るか其れを捉えるのも、音楽のひとつの楽しみじゃないか。
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Early Times 異変

2022-10-10 16:31:02 | 日記
 さてお立合い。しばらく市場から姿を消して酒浸りの我々をハラハラさせてくれた Early Times がようやく復活した訳だが、そのラベルに注目!従来の製品にあった bourbon の一語が blended に置き換わっとる!!




 輸入業者が替わったらしいが、そんなこたぁ呑み助にゃ関係にゃいんじゃ、とにかく味さえ変わってなきゃいいんじゃ、と思ったが、以前、別銘柄の blended ウィスキにエラく幻滅を覚えたことがあるしな。おまけに通常、ブレンドは安いんじゃが、こと Early に限っては値段据え置きだし。。
 と云うことで、ともかく封を切って飲んでみた。ちょっと喉に突き刺さってくる、昔の甘い感じは影を潜めたな。ラベルが黄色から白色に変わったのもむべなるかな。。
 そこで思い出したのだが、わしゃもともと味オンチじゃったw つたないレポはおしまい、皆さんとにかく、ひと瓶付き合ってみて、どうするか決められたらいい。くれぐれも bourbon ジャナイとだけ、云っときますよ。
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追悼 津原泰水さん

2022-10-05 22:08:10 | 日記
 津原泰水さんの訃報に接し、呆然としてます。twitter を通しての津原さんの思い出と云えば、これですね。どうか安らかにお休み下さい。

https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/1040e0fdf16879460b9e03c7e3f8d8cd

 いやー、ログをちゃんと残しとくべきだった。津原さんはあの時、私の無茶振りを凄く喜んでくれて。。Country For Old Men をご紹介下すった tweet には収録された Jolene のPVも添えられてたっけ(そう云えばオリビアもね。。)。
 当初は上記blogにある通り A Go Go にハマってた私だったが、何時しか津原さんのオススメ通り Country For Old Men に傾斜して今に至る。私が好きなのは 6. Mama Tried、8. Faded Love そして 11. You're Still The One だ。特に6の春の夕暮れの如く消えゆくエンディングは、何物にも代え難い。
 ところで『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』には様々な音楽が登場する。文中に流れる曲はすべて選曲されてる、との事、主人公がバンドとジャムを繰り広げるシーンではロックオペラ「トミー」から『ピンボールの魔術師』が想定されてたらしい。(うろ覚えなので違ってたらすいません、著者さま)

 小雨が降っていた。閉じた店のオーニングテントの下で彼が立奏していたのは、スコット・ジョプリンの曲だ。その旋律に思わず足を止めた。伴奏と主旋律を同時に奏でるタイプの、私なんかにはどうやっているのか見当もつかない、巧みな演奏だった。(津原泰水『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』p.301)

 この本を読んだ頃、丁度ラグタイム・ギターにぞっこんだった私は思わず膝を打った。このシーンに登場するジョプリンのナンバーをモノしようではないかっ!幸い著者は作中の曲はすべて想定してる筈。勢い込んでまたまた tweet してみると。。



 どうもどなたか表にいらしたようなので、きょうはここらで。(ちと早くないか。。)
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ニューギアー登場!

2022-10-01 20:16:18 | 日記


 ヴィオラが復活しそう。そんな気配が漂っていて、先ずは楽器の整備だ。最初にやるのは虫干し。ケースを開いて東向きの窓際に置くのだが、偶の強風にバタッとやられては敵わない。幸い復活したラジカセに無用のアンテナが付いていた(ラジカセには大抵付いてるし、無用でもない。)。+ドライバでちょちょいと外し、今じゃ楽器のお守役。
 今朝、ギターで♭9を含むドミナントコードの分散和音弾いてたら、暫く離れてた gladiolus rag が脳裏に帰って、勢いで譜面をぜんぶ更新した。ようやく納まるとこに収まるだろか。歌モノもすこーし形になってきたし、10月は期待できるかも(たぶん)。
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