その日その日の練習の立ち上げがぐんとラクになった Maple Leaf コラール、大元は「クライマックス・ラグ ~ クラシック・ラグ1899-1999~」という浜田隆史さんが著したギター楽譜集である。氏は同名のCDをリリースしており、この本はその完全コピー楽譜集と謳っているが、楽典に明るい浜田さんのことだからジョプリンを始めとする楽曲群はきちんと譜として纏められた後、録音に入ったのだろうと想像していた。そうでもなければこんながっしりした構造を持つ譜なんて出来ないだろうし、完全コピーとあるのはマニア(私の様な!)を釣るためのTABギタースクール(主催は打田十紀夫氏)のキャッチに違いないとそう思っていたのである。ところがどうも事実は違うらしい。浜田氏はここにチョイスされたクラシック・ラグの名曲をソラで弾けてしまうらしく(そこに至るには艱難辛苦の道があったであろうが)、譜を出版することになったので自分の演奏を聞いて紙に落としたとは本人から直接聞いた話である。うーむー、これには流石に降参した、見たくない彼我の差がちょこっと垣間見えてしまった瞬間であった。何しろ私はこの譜がスゴすぎるんで、そのまま練習に取り掛かる訳には行かず、いつも五線紙に一旦筆写してハーモニーやフィンガリングを確認した上で、それからようやく練習に立ち至っていたのである。一体アタマの中、どうなってるんだろうかー。 とは云え、余りにオタルナイ・チューニングにハマったせいで今後ラグタイム曲は基本こっちのチューニングで行こうと考えてる。が、そのためにはマテリアルを補充する必要がある。あとは浜田さんにせっせと譜を拵えてもらうしかないのだ。ご本人も今更(他のチューニングに)戻れないしねえ、と云ってたし。
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