バド・パウエルの中古盤を聴いて以来、頭ん中は「ムース・ザ・ムーチ」が巡りっ放し。このレコードは1953年にパウエルがバードランドに出演した時の模様を春夏秋冬それぞれ1枚ずつ録音した季節もので、CD化に当たり2枚組に収まることになった。パウエルに関してはその昔、ブルーノート5枚、ヴァーヴ7枚、ルースト1枚と結構レコードを聴き漁ったものだが、(私に言わせれば)うまくレコードに出来てないせいで全貌をいまひとつ掴み損ねてる感があった。のだが、今回でハッキリした!というわけでムース、これはいわゆる‘リズム・チェインジ’と言って、かと言ってリズムがチェインジするわけでなく、ガーシュインの I got rhythm (私はリズムを得た) のコード進行に則ってメロディが書かれた一連の作品群のひとつである
一年通して何回あるかのよい日。陽が陰って風も涼しく、湿り気は丁度よい。ギターの指板の心地よさ、昨日ストレッチをさんざやったせいで左手フィンガリングもスムーズ。こんな日は、と maple leaf rag を写譜。ギター編曲のハイライトである7~8小節目はオリジナルでアレンジした。でも今日くらい好調だとそれだけじゃ足りないか、ちょっと離れた古本屋で Bud Powell の all season 1953 sesssions を入手。先日オーパ@栄町でブルーノート盤の4枚目を久々に聴き、リスナー魂が首をもたげたのだった。ピアノに触らない今こそ、JAZZを聴くタイミングなのかも
クローム襲撃 ウィリアム・ギブソン ハヤカワ文庫
長編第一作の「ニューロマンサー」はだいぶ前に読んだ。いまはこれを読んでる。何時の頃からか、この短編集収録の「ガーンズバック連続体」にまつわる話をあちこちで聞くようになった。芥川賞SF作家、円城塔さんも題名をもじった作品を書いていたり。急速に本編を読みたくなったが、長いこと絶版。それが最近再版されたのだな。私は80年代に入ってポップスを聴くのを止めた、その時分をモーツァルトとバッハで代替したりしてそれは血肉化したが、それだけではとても足りない人生の大穴がそこに空いている。それを満たせるのは80年代に書かれたSFでしかない、リアルタイムで読んでなくとも、それら読めば体験はここから飛んでって、あの頃の穴を埋めてくれるはず
土曜晩はオーパ@栄町。私の好きなピアニストは、バリー・ハリス、サディク・ハキム、それに渋谷毅(順不同)。CDを1枚ずつ持参。渋谷さんが1982年に録音した「しぶやん」という盤はちょっとしたレア・アイテムで、そしたら私の後からやってきた店のアシスタントIさんは2001年録音の「アフタヌーン」を持って来ていて、20年の時を隔てたソロ・アルバムが仲よく並んだ光景はちょっとしたものだった。共通して収録されてるのは、body and soul とタリラリ・ブルーズ。前者はミュージカルの挿入歌で、リバーサイド・レーベルのプロデューサー、オーリン・キープニュースがオーディションに来るピアニストに必ず弾かせた、という逸話がある。聴き比べると2枚は違うか、と言えば・・、大幅に違うかも
水郷作家展 5/20~6/24(会期中/休館なし) 主催;NPO法人 水美研 会場;水郷まちかどギャラリー
この度、遺族から寄贈された小堀進さんの絵画3点が展示されると新聞で読み、余暇を見つけて行ってきた。県道5号線は常陸利根川に沿って東進し、潮来の街に入ると奇妙な蛇行をして前川に寄り添う。水郷まちかどギャラリーはそのちょうどくねっとした辺りにあるのだが、余所者には見つけにくい。しかしうろうろするのもこの歴史ある街道の勉強には役に立つ。何号というのはわからないけれど、とても大きな水彩画が壁面に掛けられていた。「強風」と題された小ぶりな画では、白く際立ったひとすじの雲が中空にあって、そういう心象風景でもあるのかなと思った。同ギャラリーは企画が次々と目白押しで、ほんとうによくやってるという感じ、帰りがけに小堀先生の絵葉書セットなど買った
年代的に言って家の皇子どもと私のマンガの好みが合うはずはなく事実合ってないが、人情ものが好きという点で「じゃりん子チエ」は双方の支持を得ている。東京の学校に入ったばかりの頃、大層引っ込み思案であった私だが、アクション誌上では大友克広とはるき悦己には楽しませてもらった。横田順彌のハチャハチャSFとかも掲載されてたし、コラムが充実していたのも印象的。劇場版で脚本を担当した城山昇は長いことTV「サザエさん」を支えている。音楽では星勝の書いたスコアをほとんど遜色なく覚えてるのは、まあ当たり前(当時、サウンドトラックのLPとかも買いこんだ、テーマソングはビジーフォーが務めている)。高畑カントクは当時から完全主義で(ジプリ結成前)、セリフの言い回しひとつひとつを声優にうるさくチェックしているのだったが、たったひとつ、主人公チエ役を演じた中山千夏が発する「ひどいこと、するなあ」だけが、それをすり抜けてしまったと後のインタビューで述べていて、繰り返し見るたびそのセリフだけが特によくきこえてくるのだった
おーし、きょうも練習すんぞーと勇んで帰宅したら、家族5人で赤塚駅近くの中華料理屋にいく事になった。お一人様3,000円で150分飲み放題食い放題コース!金曜はドック入りなのにー!実はこれ、3回目で、無理なく無駄なく掻き込むにはと注文する順序などだいぶ手馴れてきているのだった。話題は最近DVDで観た、1981年公開のアニメーション「じゃりん子チエ」に。週刊アクションで原典を読み、リアルタイムで映画を見ている私は、ことこれに関してはウルサイのであったが、が・・
怨讐星域Ⅰ 梶尾真治 ハヤカワ文庫
金曜夜はひさびさにオーパ@栄町。雨中バスに乗ったらあいにく小銭がない!後払いということに。ソフトボール大のコロッケ食す。土曜はカミさん母を見舞って、帰途okatte@鯉渕。日曜は午前中ギター、第二皇子とピッチャーゴロ@茨大前でカツカレー大盛りを食し、茨交に立ち寄ってバス代を支払い、SF本を購入。午後は「オービタル・クラウド」(SF大賞受賞、おめでとう)以来の読書三昧だった。ハードSFなんてあっち行け、カジシン節さく裂の一大クロニクル、最後の一章はまるまるギャグに割かれてます。引きずられるように一気読み、オススメ






