銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

ふつうの軽音部

2024-06-08 21:37:46 | 日記

 先日発売になったばかりの2巻を、駅の本屋でゲット。複数の登場人物のきめ細かな心理描写をベースに据えた抜群のストーリィ展開も去ること乍ら、音楽ものなら避けて通れぬ演奏シーンを堂々と描き切る、この力量。脱帽です。
 然し、いまだに「軽音」て云うんか、「軽音楽をあなたに」で育った世代にゃなんだか嬉しい響き。練習できんかった日も、これさえ読めばハンコが貰える、ギター弾きのマニ車。9/4の3巻発売まで死ぬわけにはいかぬ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

guitar interlude その5

2024-06-03 22:55:08 | manuscript
アコースティック・ギター・マガジン 2024年6月号 Vol.100 の特集『後世に伝えたい最高のアコギ名盤100』に、Stephen BishopのCareless(1976 MCA)が選ばれたので、同アルバムからGuitar Interludeをどうぞ。Bish(Bishopの仇名)はいつもギターのチューニングを半音下げて弾いているので、そうすると雰囲気が出るぞー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jamesのイントロダクション

2024-05-26 07:44:41 | manuscript

 ネット秘境から久々のサルベージは、Pat MethenyのJames。ピアノが奏でるイントロをギターに置き換えたオマケ付き。以前に自力で耳コピ+アレンジしたので(左)、ネットからの拾い(右)と比較した。いま丁度音源が掛かったんだけど、Rodbyのベースラインから後者が当たりの様。
 それにしてもCmのアダプトはカッコイイ。8フレットの小セーハでスタートって根っからのギタリスト発想で、鍵盤出身にはちと思い付かぬ。
 ところで右は和音が充実してるんでレコードの感じはよく出るんだけど、当然ながら演奏のハードルは高い。その点、左は演奏第一で簡略化を図っており、且つ10度低音がコード感が引き出してると思う。

 実際の譜は細かい音符をあと二つばかり足して完成。三拍目(二拍目を1/4食ってる)に開放絃を三音ばかしぶっ込んでる辺りフィンガーピッカーぽい、と自分では思ってる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追悼 ディッキー・ベッツ

2024-04-19 21:12:50 | 日記
 オールマンズのディッキーベッツが亡くなった。享年80才、まずは大往生ではなかろうか。あなたの、いや、あなたたちのlittle marthaが無かったら、私はこんなに長くギターに触って来れなかったろう。ご冥福をお祈りします。
 たぶん昨夜、世界中のオーディオから流れただろうin memory of Elizabeth Reed。すれっからしなムードが始終付きまとう、その正体はa drian scale若しくはちょっと捻ったe natural minor scaleに基づくギターアドリブに在ると思うのだが、兎に角こなれたフレーズの集積である。
 私からの追悼は恐らく皆さんのご推薦とちょっと外れるだろう此の曲、high falls。人懐こい音色と分りやすい明快なフレーズ。時々立ち止って、耳を傾けたくなる、そんな音楽家でした。
https://www.youtube.com/watch?v=UjRaR2dwH2k
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すこ2

2024-04-13 19:15:39 | 日記


 ’70年代のピアノジャズを愛するわが身に変化が起きた。MethenyとJohnSCOが競演した’94年のアルバムI can see your house from hereが「お気に入り」を果たしたのである。
 Metheny Groupは暫く前から聞いてたが、フュージョンこんな難かった?って辺りで停滞があった。一方、JohnSCOの面白さを教えて呉れたのは小説家、故津原泰水さんだ。氏の小説に登場するJohnSCOネタに言及したら、氏はたいへん喜ばれて三枚の推薦盤を挙げて下すった。
 そして今、其の二人の競演盤がこうしてターンテーブルを賑わしている、それは常に先細りして見失いそうなわが途をしっかり照らし出してくれる、確かな光だ。(それは三曲目No Matter Whyの二番手で裏声みたいなソロを取るSteve Swallow氏に負うところも大きい)
 そうなると後は難しいこともなく、Charlie Hadenとのデュオbeyond the Missouri Sky(1997 Verve)とソロワークのOne Quiet Night(2003 WB)を取得し、朝な夕な聞いている。
 JAZZ史の漸く’90、’00年代に踏み込んだ感もある。新時代は勿論ギター主導。それにしたって20年以上前だぜ、てのは措いて、コンテンポラリな風に吹かれよではないか。さっきMessage to My Friend(Hadenとの再演に当たり、Message to a Friendと改題)の途中、窓外でオケラが鳴き始めた、良き春の宵。
 ところで津原さん推薦盤のうち一番好きなのはA Go GoからCountry for Old Manに移っていて、なかでも愛聴曲はFaded Love。ようつべにオリジナルを聞くことができたら、より一層、JohnSCOたちの演奏がいとおしくなった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風の又三郎社員

2024-03-28 22:43:01 | 日記
が来て去って行った、と云う其れだけのはなし。映画が好きなんだって最後に話して呉れた。小降りの予報は裏切られ、外に出たらそれなりの雨だった。歩道橋の上で深いお辞儀をして別れた、家に帰ってI shall be releasedを聞いてる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと寒い春

2024-03-23 20:20:17 | manuscript
 一通り採譜したred antelope、3/4拍子で書いたがそれだと何か忙しなくて、6/4にリライトしたら、おお、これってBrahmsの「雨の歌」みたいじゃん。

 まあ今日は雨模様だったし、久しぶりに聞いてみるか。ウチのVer.は我が国にも馴染みの深いSzymon Goldberg、英国Testament盤。昔持ってたのはグリュミオだったが。
 先日オフブック漁りしてたら、ゴルトベルクがルプーと演ってるモーツァルトがあり、こりゃ買いじゃん!と思ったが、其のお隣がグリュミオとハスキル(!)のイ長調ソナタで、こっち先に買うべきか?と、千円もしない支出にあれこれと悩んだのだった。
 結局その日はトゥーツ・シールマンスをフィーチュアしたVerveのシリーズものを買って帰宅。A&Mでクインシーがプロデュースした音源が幾つか入ってて、やっぱああいうのがいいのう...と改めて思った次第。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

turning point

2024-03-10 23:01:42 | 日記
一日中エレクトリック・ギターを弾いてた。退職のお祝いに贈ってくれたFenderロゴのアンプがモニタとして機能している。アコ時にはよく聞こえないのをいいことに放ったらかしにしてた音々がぜんぶ白黒判定に掛けられて、こちらとしても渋々向き合わざるを得ない状況。これならBachも行けるかも...

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エピローグ / 円城塔

2024-03-03 17:17:37 | 日記

長い間中断していたが読了。シライシユウコさんの可憐なカヴァー絵だけが頼りだったなあ。再読を重ねたゴジラS.P(2022)で弾みを付け、Boy’s Surface(2011)→これはペンです(2014)と読破した所で、今なら行けるかも!?と思ったが、達成できてよかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hilton Ruizを聞く

2024-02-11 17:41:08 | 日記

 春をも連想する連休の中日、あやしいSteepleChase盤に引っ掛かる。其のピアニスト、Hilton Ruizと云う。録音されたのは1975年で、主役は未だ23歳。それなのにPiano Manなんてタイトル付けちゃう辺り、こりゃプロデューサーNils Wintherもかなり来ちゃってる?
 ジャケを裏返すと、ラスト7曲目にクレジットされてるGiant Stepsが未発表音源扱いだ。いやいや、べつにGSなんか聞きたくねーよ、とは思ってみたが、総録音タイム53分27秒に対し当のGSは10分29秒。あー、こりゃレコード時代はカツアイされたんだって取り敢えず納得はしたが。。
 針さ落とすと(比ゆ)これがすんげえんだ!アブストラクトな雰囲気から入ってって、後はもお、引っ張る引っ張る。何しろ脇を固めてんのはBuster Williams(b)にBilly Higgins(dr)。細けーこたぁ引ぎ受げっから、兎に角行げえ!って若い奴を突っ走らせる。

 いやあ、いい連休になりましたねえ。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする