銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

guitar interlude その5

2024-06-03 22:55:08 | manuscript
アコースティック・ギター・マガジン 2024年6月号 Vol.100 の特集『後世に伝えたい最高のアコギ名盤100』に、Stephen BishopのCareless(1976 MCA)が選ばれたので、同アルバムからGuitar Interludeをどうぞ。Bish(Bishopの仇名)はいつもギターのチューニングを半音下げて弾いているので、そうすると雰囲気が出るぞー。
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Jamesのイントロダクション

2024-05-26 07:44:41 | manuscript

 ネット秘境から久々のサルベージは、Pat MethenyのJames。ピアノが奏でるイントロをギターに置き換えたオマケ付き。以前に自力で耳コピ+アレンジしたので(左)、ネットからの拾い(右)と比較した。いま丁度音源が掛かったんだけど、Rodbyのベースラインから後者が当たりの様。
 それにしてもCmのアダプトはカッコイイ。8フレットの小セーハでスタートって根っからのギタリスト発想で、鍵盤出身にはちと思い付かぬ。
 ところで右は和音が充実してるんでレコードの感じはよく出るんだけど、当然ながら演奏のハードルは高い。その点、左は演奏第一で簡略化を図っており、且つ10度低音がコード感が引き出してると思う。

 実際の譜は細かい音符をあと二つばかり足して完成。三拍目(二拍目を1/4食ってる)に開放絃を三音ばかしぶっ込んでる辺りフィンガーピッカーぽい、と自分では思ってる。
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ちょっと寒い春

2024-03-23 20:20:17 | manuscript
 一通り採譜したred antelope、3/4拍子で書いたがそれだと何か忙しなくて、6/4にリライトしたら、おお、これってBrahmsの「雨の歌」みたいじゃん。

 まあ今日は雨模様だったし、久しぶりに聞いてみるか。ウチのVer.は我が国にも馴染みの深いSzymon Goldberg、英国Testament盤。昔持ってたのはグリュミオだったが。
 先日オフブック漁りしてたら、ゴルトベルクがルプーと演ってるモーツァルトがあり、こりゃ買いじゃん!と思ったが、其のお隣がグリュミオとハスキル(!)のイ長調ソナタで、こっち先に買うべきか?と、千円もしない支出にあれこれと悩んだのだった。
 結局その日はトゥーツ・シールマンスをフィーチュアしたVerveのシリーズものを買って帰宅。A&Mでクインシーがプロデュースした音源が幾つか入ってて、やっぱああいうのがいいのう...と改めて思った次第。
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nice work if you can get it

2024-01-08 21:47:12 | manuscript

無茶を承知で12月からやってるjohn millerのヴァージョン。あらら~とオチが付く歌詞のラストにギターが和音三つで唱和するが、これがワカンナクテ始めたのだ。本人に拠る詳細(!)な譜で音はタシカニ判るのだが、どうもニュアンスがねえ…聞いた限りではこんな感じ。

(誰も試したりせんよ、と思いつつ)最初の和音ファ・ラ・ド#・ソの中二つ、ラ・ド#は中指で一緒に押さえる。この曲は増三和音(augmented cord)が頻出するので、この押え方は習得せねばならぬ。
云い忘れましたが、チューニングはドロップDです。
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字足らずと字余り( luke's little summer )

2023-09-16 16:54:42 | manuscript
放ったらかし(放るって関西じゃ、捨てるっつう意味があるらしい)にしてるブログですが、このキャパでこそお伝え出来る内容もある。引き続き綴って行きますので、よろしくですw

さて、大ネタ(本人比)。長年、温めてきた John Renbourn の佳曲、Luke's Little Summer(Snap A Little Owl (1978) 収録)。実に12年を経て、今年6月に通る様になったのですが、若しかして同様の苦行を続けてる方もいるかと思い、一助になればと書きます。曲冒頭の譜例をご覧ください。(上)はTAB譜からの起こし、(下)が私による補正。

思うに、長年親しまれてきたTAB譜は、拍のアタマが違う。私のリライトだと問題なくスンナリ弾けるハズです。ちょっと困るのが、6小節目でマイナス一拍、8小節目でプラス一拍しないと辻褄が合わなくなるリズムなんですが、この曲を聴いた方ならお分かりになると思う、あのごく小さな違和感の正体も実は恐らくこれに起因しています。

聞いたことないぞ!と仰る方は是非、以下のサイトを。可憐と云うことばはこの曲のためにある。
https://www.youtube.com/watch?v=NEh3vUxTFL0

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踊ろよ、ベイブ!

2023-08-05 16:22:46 | manuscript




Bo Carter の Twist It, Baby 。参考音源はYazoo1034、その一曲目に収録されている。メタルボディを持つ national ギターを弾くすべての方に捧げたい。(暗に「弾けよな」と云っている。)
twist it, baby はギター一挺で奏でる、軽快なダンスチューン。Bo Carter さんは我が家では大変珍しいデルタ方面の方で、ミシシッピ・シークスの一員としても有名である。
【演奏メモ】 6絃をE→Dに下げるチューニング(ドロップD)。 カポは、4フレットか5フレットに装着する。 コードは3つしかない。が、Dm6(ってことはBm7-5でも良いんだな。)はすこぶる怪しい雰囲気を醸すw 5~6小節の後打ちの拍では、3・4絃を親指でブラシして下さい。
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Saturday In The Parkをギターで弾いてみた

2023-07-29 10:45:54 | manuscript


 7月4日になると想い出す Chicago の Saturday In The Park。’72年リリースの此の曲は地元ローカル局(こう呼ぶとカッコいい、茨城放送w)で頻繁に掛かってて、中坊の私もレコとソングブックを買い、鍵盤漬けの毎日だった。ロバート・ラムはキャロル・キングの作る曲が好きだとインタビュウで語っていた。なるほど



 歌詞の一節に A man playing guitar Singing for us all とあるので、ではギターで弾いてみよう。KeyはC。1絃ミは四つのコードを通して鳴っているが、メロディはミとレ(とソ)で出来ていて、レの音も実は各コードとマッチする。ラムの作曲には舌を巻きます。三番目のG13は昨今ではF/Gと表記される、所謂オン・コード、この包容力のある和音がサウンドをつくってました。
 同アルバムは他にも、Part IIがカッコいいDialogue、6拍子でゆったりしたAll Is Well、ギターのテリー・キャス渾身のヴォーカルAlma Materなど、聴き所がいっぱいだ。
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画竜点睛

2023-06-16 10:14:35 | manuscript
梅雨に聞くように購入したのに全然聞いてなかったTRIO 64 / Bill Evansである。で、それはさておき、長いことやってきたluke's little summerの譜に最後の一音を書き入れた。第62小節の五拍めにあるミが、それ。



曲は冒頭のモチーフが三度繰り返されるが、その最後にだけコレが添えられてて、たったそれだけで得も云われぬ情感が沸き上がる。初めてレコ(CDだけど)を聞き、弾いてみよう!と思った時から、この音は最後に足そうと考えてたのだが、ようやく果たせた。長かったな
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peach project

2023-03-06 06:59:42 | manuscript


 桃の節句にちなみ、peach projectの最近の成果発表をば。

 Allman Brothers Bandのアルバムeat a peachからlittle martha、その2nd partの冒頭。Duaneがドブロで弾いてると思われる。五線譜で下向きの旗は親指、上向きの旗はその他の指という使い分けを確認して下さい(たいへん見苦しくて申し訳ない)。
 この譜だと5絃辺りまで人差し指で弾いてることになるが、レコードで聞く限り、低音のピッキングのニュアンスがどうも親指じゃないなと感じたのが、事の発端である。6~4絃はふつう親指が担うものだが、ニューロック足るもの、やはり伝統奏法から一歩踏み出してると見るべきだろう。
 peach projectは、世界平和のために🍑を喰らふDuane Allman氏の遺志を継ぎ、全てのギタープレイヤーがlittle marthaをデュオで遊べる様になることを目標として、2011年秋に創設された。布教については経典(=TAB譜)の完成が待たれる所だが、書いては直ししてる内にエラい時間が経過してしまい。。
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tinker's blues

2022-10-29 21:38:30 | manuscript


 レパートリが1曲増えた、bert jansch の tinker's blues。一日でコピしてフィンガリングまで終了と云う理想的な進捗だったが、譜にして僅か12小節、演奏しても2コーラスで1分弱だから当たり前かw チャーミングなハーモニクスがアクセントになっているので、ここを練習するぞ。
 で、そのハーモニクスだが最初は2小節2拍目に現れる。4絃5フレット、ピッキングは親指。メロディにベース担当指が割り込んでくる寸法だ。(TABも併記したい所だが、この特殊奏法の記入に対応してないのが痛い。)
 (付記)ハーモニクスの記譜には菱形の符頭が用いられる。実際に鳴る音は、ここで示された音高の1オクターブ上である。
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ギター・ハノン

2022-08-12 09:43:52 | manuscript
「ギター・ハノン」は2006年に浦田泰宏さんが著されたフィンガリング教本で、彼の有名なピアノ教本を下敷きにしている。最近になってようやくその勘どころが判ってきたので、ぼちぼち練習に取り入れているのだ。(気の長いこと、なんとかの如し!)




原譜はエレクトリックギターでのピック弾きを想定している様なので、アコギ弾きのフィンガーピッキング向けに手を入れた。最初に来る「三度→四度」音程の跳躍(下降パターンでは逆になる)がポイントです。

ハノンは勿論フィンガリングを習得するための教本なのだが、或る音型をスケール上の7つの音の上に展開する形式を踏む関係で、ダイアトニックな音の並びとかハーモニー等を知らず知らずに習得する利点もあるように思う。
それにしても、メカニカルな練習譜を書くにはけっこう気を遣う。フィンガリングは右手と左手を列挙せねばならぬし、その組み合わせが重要だし。一方、ピアノでは退屈の代名詞みたいなハノンが、ギターで弾くとなかなか楽しい。この楽器の管楽器的側面が表に出て来るからだと思う。
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シチリアーノ②

2022-07-23 23:38:07 | manuscript
 でわ、TABを公開。バス声部にある16分音符四連の下降音型をどう弾くか?がポイントなのだす。



 ようつべで観てたら、一個一個親指で丁寧に弾いてる動画があって、でもそう云う杓子定規なやつじゃなくて、こう、たるーい感じで演りたいのよね。よく聞こえなくたっていいじゃない?
 それでプリングオフやら何やら使って、打点を少なくするのであった。本来の4打点をどんだけ端折れるか?そのうえで後拍が何かグーッと来ちゃうよなニュアンス?そーゆうのが欲すい (^^; 例示したのはひとつの可能性で、そん時そん時の気分でテキトーに弾けるよう、冗長性は持たせたい、なんてw
 シチリアーノはハチロクのリズム、最近やった「ソラス」はタンゴ、いっつもやってるラグタイムはそれ自体が或るリズムを指す。まあ、リズムの神様に身を任せとけば我々はそれでよいのよ?

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小技

2022-04-16 20:26:13 | manuscript
ペダリングと云う技を考えた。伸音ペダル踏みっ放しのピアノ・サウンドをギターで真似るのだ。普通なら重ならない筈の音の響きが得られるので、曲のオープニング等に活用できるのでは?例では4絃7フレットを押さえてから弾き始める。

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Heliotrope Bouquet、ふたたび

2022-02-20 17:28:13 | manuscript


 S.Joplin の書いた Heliotrope Bouquet を再履修。Yairi が手許に来た2016年夏、丁度此の曲に取り組んでたが、譜面完成まで漕ぎつけながら結局その時はザセツした。良くできたアレンジメントなのに、スロウテンポが悪いのか途轍もなく大きな何かに見え、それ以上手を入れられなかったのだ。
 2020年秋に がばすあべ 氏から譲られた「the classic rags of Scott Joplin」収録の楽譜を、今回に限って忠実に弾いてみようと企図した。だから §A 8小節に足した音は一個だけと云う、私としては珍しい状況で練習してる。最近いいのはサムピックが手に馴染んできたことで、三種とっかえひっかえし乍ら、音質やタッチの違いを楽しんでる。
 時間を見つけてコツコツやる、最近ゴトシのアツレキも種々ある状況なんだが、サラリマンの心の慰めにはもってこいだ。
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11月報告。

2021-11-28 18:45:44 | manuscript
毎日の音楽帳30曲の最高峰 someone to watch over me。お鉢が回ってきたようで、ここを先途と狂ったように練習。22小節目の右手は5本の指すべて動員しないことには音が出ない。編曲者 john miller 愛を全開にして、漸く先が見えてきた。



ひとりの composer ひとりの interpreter をモノするにやはり一曲では媒介が少ないんでない?と云う訳で、fascinating rhythm、but not for me、blah,blah,blah, 等ガーシュインのブランチを増やす。ルバートを基調にしたバラードプレイもこの際習得すっか!と割合意欲的。

路線バスの柱でうろ覚えのコードフォームを押さえたり、メロディを口ずさんでテンションノートを確認したりしてるのは私で間違いないんで、どうかそっとしといてやって下さい。

一方、ひょんなことからこれまた弾けない街道まっしぐらの marigold を再履修する事になった。譜に書き込んだ指番号などをそっくり落とし、こころ新たに接してみると…
此の曲、二拍子の「舞曲」であることに気づいた今更。バロック・古典派に精通してる筈のこの身の、なんたる迂闊さ。

この手のタイプが毎日の練習帳になかったことも災いした。そうねえ、グルーヴとは違う種類の音楽だものねえ。まあ意識的にせよ無意識のなせる業にしろ、ヴァラエティに富んでることが悪かろうハズもなく。そう云う訳で観点を変えて10年来のレパと取り組んでみようと思う、あと少しで12月。
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