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銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

さらに last train home

2025-04-12 11:36:24 | manuscript
春の連投である(乗ってるねえ)。

なかなかに入り込むのが難しい Metheny 兄貴の One Quiet Night 世界であるが、この度メセニー第一人者(某ギター店、店主の言)のJazzギタリスト藤井進一さんが last train home を見事解題して呉れました。
藤井さんの着想は即ち、バリトンギターに拠らずふつうのギターでそのまま弾いちゃってよくね?である。先の譜例なら、いちばん最初に示したパターンである。(ただ藤井さんは全音下げて弾いているので、聞く分には Still Life (Talking) (1987年、Geffen) 収録のオリジナルと同じ in B♭に聞こえる。オールドマーチン保全のためであろうか。)
you tube で藤井さんの演奏をご覧になった方は判るだろうけど、兎に角上手いピック捌きである。でもフィンガーピッカーも指を咥えて見てるこたあ無い。いや寧ろフィンガーピッキング的なアレンジだ、そもそも本家は指で弾いてるし...

と云う経緯で、コピをしてみた訳である。作業に当たって Hal Leonard 社から出版された楽譜を参考にさせて頂きました。これはヤマハ「ぷりんと楽譜」で容易に入手が可能です。
https://drive.google.com/file/d/1iYO_d2tpx6ZBEYZGv2deSWoKt6oNe3W2/view?usp=drive_link

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そんで last train home

2025-04-12 08:17:35 | manuscript
one quiet night には方法論と云うかコンセプトがあって、それは(みんな知ってるけど)バリトン・ギターをナッシュビル・チューニングで弾くと云うもの。バリトンはふつうのより音域が低く(4度から5度低く調絃するらしい)、ナッシュビルは3・4絃の音が1オクターブ高くなる。
1・2絃をメロディに充てると、通常バスとメロディに挟まれた音域で合いの手を演じる3・4絃の音はそっくり1オクターブ上がってメロディの上側で装飾するかたちになるから、青天井な伸びやかさが生まれる。加えて調絃を低くすることで、メロディはより耳に馴染み易い音域に来ている。
以下、 last train home を例に図示してみました。実際に音が出せればいいんだけど、まあ想像して下され。



じゃ、そのココロは?と云えば、其れはもうメロディを大切に奏でるに尽きると思うのよね。雨のそぼ降る(ジャケットじゃあ土砂降りか)静かな夜にひとり男が心情を吐露する的な。
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新年度からこれで

2025-04-05 11:04:52 | manuscript
ありゃー、3月は記事を投稿しなかっただよ。忘れらんない様、月イチは書いとかんと...



ギター譜は上段の様に書かれるが、二声部がはっきり示されるなど大変よろしい半面、作成はけっこう煩わしい。アマーチュアがいちいち其れに付き合う必要もなかろうと、最近は下段タイプにしてる。そのむかしDave Van Ronkが記譜したラグタイムに倣っているのだ。

とって付けた記事ですが、この先の投稿のベースでもあるんで、記してます。乞うご期待です。
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play little martha

2025-02-08 05:47:11 | manuscript
the Allman Brothers Band『Eat A Peach』収録の little martha の演奏メモを挙げます。

TAB(1st):https://drive.google.com/file/d/1_ErHyNzldNu5FY1BgxCT1hAVeMmF0BL-/view

(指の表示について)
五線譜に示された数字は、以下の通りです。
左手:T=親指、1=人差し指、2=中指、3=薬指、4=小指

このあと譜例やメモに出てくるアルファベットは、以下の通りです。
右手:p=親指、i=人差し指、m=中指、a=薬指

(指の指定について)
五線譜に書かれた音符に伴う棒線が
①上を向いてるものは、人差指・中指・薬指(=i・m・a)のいずれかで弾きます。
②下を向いてるものは、親指(=p)で弾きます。

フィンガーピッキングの生み出すサウンドは指の適切な選択に負う部分も大きいです。譜をよく見て下さい。

(チューニング)
6絃から順に、DADF#ADです。

① 6・4・1絃をチューニングメーターでDに調絃する
② 6絃7F(フレット)のハーモニクスから5絃12Fのハーモニクスを取る
③ 4絃7Fのハーモニクスから2絃12Fのハーモニクスを取る
④ 3絃F#は4・3・2絃がハモる様に調節する

カポを2Fに付け、keyを D→E に上げます。

Intro
有名なイントロは、2ndギターが奏でていると思われます。
1小節目はルバート。2小節目の2拍目後半から増速し、3・4拍ではテンポをほぼ決定付けてますので、1stギターは上手くこれに乗って下さい。

§A
メロディを抜き出すとなだらかなカーブを描いてるのが分かります。
それを表現できる様、ハンマリングとプリングオフは出来るだけ滑らかに。
先ずメロディだけ弾いてみて、次に親指で合いの手のベースを入れて行きます。

11小節アタマで5F(フレット)をセーハしたら、14小節3拍目までキープ。


§B
21小節は少々込み入ったアルペジオです。pとmを同時に鳴らす箇所は注意です。
ただ音の並びは20小節4拍目と同じなので、それをただ分解して弾くと思って下さい。

22小節4拍目は五線譜では二音ですが、実際はTABで分かる通り三音になります。
こちらも21小節と同様のアルペジオが次に来ます。


§C
フレーズの頭は、28小節4拍目(引っ掛け)です。以下はその演奏プロセス

3~1絃7Fをセーハして
① pで 5絃 を弾く
② imaで 3~1絃 を弾く
③ 2・3・4 で 3絃8F・2絃9F・1絃9F をハンマリング
④ pで 5絃 を弾く
⑤ iで 3絃 を弾く
⑥ maで 2・1絃 を弾く
⑦ ③ をプリングオフ

32小節の和音は4~1絃に跨るセーハです。↓(up)↑(down)の順にiでストラムします。
※ strum = 絃を軽めになでる、ブラシする位の意

37小節の最初の和音は、22小節のそれと構成音が違うので気を付けて下さい。

Ending
全編ハーモニクス。人差指の爪で四発弾き降ろした後、最後の和音は一音ずつ丁寧に。

(結び)
むかし読んだ雑誌の記事なので全くうろ覚えなのだが、アルバム『Eat A Peach』を制作するに当りバンドのギタリストDickey Bettsは、「自由でしなやかな感覚を表現したかった」と語ったそうだ。ここにはその全てがあると思う。

TAB(2nd):https://drive.google.com/file/d/18zThLzFIhrYxIoAlrdNyZiJCy9C3eIJy/view


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lady goes to church

2024-12-28 23:12:54 | manuscript
どうも9/13に譜をまとめようと思い立ったらしく、でも20年に渡って終ぞ実現しなかった事なので、12月に入ってばたばたとらしきものが出来上がった時は自分で驚いた。折角なので幾らかコメントを。

英国のギタリスト John Renbourn はソロアルバムの2~4枚目に一曲ずつ、Ladyの付くナンバーを録音した。Lady Nothinge's Toye Puffe、Lady goes to Church、そしてthe Lady and the Unicornがそれ。Lady三部作な訳だが、作者は以後Ladyに興味を無くしMaidに傾倒してゆく。いかんなあ、Renbourn。

手許に打田十紀夫さんに無理云って頂いたOak出版の譜があって、これとWebから得られる昨今のTabを見比べ乍ら、およそこんな感じと云う辺りを探る。

制作に当たって気を付けたこと。
①厳かな序(最後、戻る)、幾らか動きが出る次節、上下声部が鋭く対話する主部の三部構成なので、リズム表記を1/1、2/2、4/4とした。1/1は特に表記してないけど、演奏上は1小節を1拍で取る。
②明らかに中世・ルネサンス期の曲を模してるので、教会旋法のドリア調で書いた。♯が一個付いているが、ホ短調ではない。ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ♯・ソ・ラだ。これで書くとアラ不思議、臨時記号が付く音符は全部で三つしかない。

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guitar interlude その5

2024-06-03 22:55:08 | manuscript
アコースティック・ギター・マガジン 2024年6月号 Vol.100 の特集『後世に伝えたい最高のアコギ名盤100』に、Stephen BishopのCareless(1976 MCA)が選ばれたので、同アルバムからGuitar Interludeをどうぞ。Bish(Bishopの仇名)はいつもギターのチューニングを半音下げて弾いているので、そうすると雰囲気が出るぞー。
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踊ろよ、ベイブ!

2023-08-05 16:22:46 | manuscript




Bo Carter の Twist It, Baby 。参考音源はYazoo1034、その一曲目に収録されている。メタルボディを持つ national ギターを弾くすべての方に捧げたい。(暗に「弾けよな」と云っている。)
twist it, baby はギター一挺で奏でる、軽快なダンスチューン。Bo Carter さんは我が家では大変珍しいデルタ方面の方で、ミシシッピ・シークスの一員としても有名である。
【演奏メモ】 6絃をE→Dに下げるチューニング(ドロップD)。 カポは、4フレットか5フレットに装着する。 コードは3つしかない。が、Dm6(ってことはBm7-5でも良いんだな。)はすこぶる怪しい雰囲気を醸すw 5~6小節の後打ちの拍では、3・4絃を親指でブラシして下さい。
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Marigold(2020振り返り その5)

2020-12-18 07:38:43 | manuscript
4/26 little martha 等のデュオで共演した「まりゆどぅ」氏との付き合いは、そもそもこの曲から。二人がそれぞれ採譜したのをひとつに捩り合わせた譜面が出来上がり、弾けるようになりましょうと誓い合ったあの日から、早や10年が経過してしまったのに気づいた今年。シュトラムを省略したりフィンガリングをローポジに変えたり、散々クオリティを落としたベーシックな装いで再びトライしている。



https://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/7cf81badf14bbe019db03c197163d1bc
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The Entertainer(1902)

2020-10-11 19:22:08 | manuscript
the classic rags of Scott Joplin 掲載の14曲から6曲をレパに加える計画、今回は番外編。掲載譜をバラし、フルスクラッチのオレンジ(=俺*アレンジ)だ。課題は三つ。

① key はC ・・・ 色んなアレンジがあるが、ここは原曲と同じハ長調で。

②レコードに似せる ・・・ ギター編曲では中々難しいが、聞こえる通りに弾きたいのは人情。練習のモチベもそれに尽きる。ragtime は伴奏の音選択も重要だが、一方でピアノ譜にある音を我々の耳が全部捉えてるかと云うと、実はそうでもない。詰まる所、ピアノが耳にどう聞こえてるか?が頼りだ。

③易しい ・・・ ①②がOKでも、弾き難いのは論外。



(注)譜中の × は、不完全発音(©浜田隆史)。次に来るミはメロディなので、そちらをはっきり弾いて下さい。
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sunburst rag、再び

2020-05-09 20:29:08 | manuscript
また twitter でやりとりがあり、候補曲が増えた。

愛宕町私設ライブラリ 「物は相談です、暫く封印してたオタルナイチューニングの曲を1曲だけ開放しようと思いますw(やっぱり弾いてると楽しいw) 手許にあるCD 『climax rag』 収録の14曲 + ragtime Oriole の15譜面からひとつ、どれかリクエストしてくれませんか?」
浜田隆史 「では、サンバースト・ラグなんていかがでしょうか?」
愛宕 「ありがとうございます。標準チューニングの曲も手許に一杯あるんですが、なんか手詰まりな気がしてちょっと状況を打開したかったものですから。でわ James Scott、行ってみよー♪」
浜田 「サンバーストは好きな曲です!」
愛宕 「trio のブルースに通じる曲想がタマランですよ、これで1909年作曲だってんだから。去年にリフキンのCDも入手したので、対策もばっちり。(と、ここでBメロの4度上移調の件を思い出す。。)」



何でこうなったかと云うと、5月5日に小説家・ギタリスト・その他もろもろの西崎さんがやはり twitter に上げた marigold の大変短いデモを褒めてくれて
西崎憲 「響きがいいアレンジですね。」 「おお、左手のフォーム綺麗だし、両手の力抜けてますね。よく歌うギターで、タイミングが海外っぽい。」
然し実は演った本人も手応えがあった。絃楽器のプレイって汗が付き物で、なんだかすごく湿ったものって感覚が永い間頭にこびりついていたのだが、当該デモはすごく「乾いた」感じで出来た。コードの押えは的確でポジション移動もスムーズ。ああ、これからはこの「軽くて・しなやか」路線で行こう、と思ったのだ。それをここ数年取り組んできたオタルナイ・チューニングで再試してみよう、と云うわけ。
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M’Lady Nancy 補遺

2019-05-02 08:00:22 | manuscript
この記事を書くのに you tube の troubleclef さんを久しぶりに訪ねたら、懸案事項を思い出した。第38小節には原譜(Tab)に無い音があるのだ。その音は troubleclef さんの演奏でも聞くことが出来る。まずaが原譜、でも聞き詰めるとbの様にシ♮ が聞こえるのだ。コードと捉えるとソ・シ・ミ♭のGオーギュメント(増3和音)で、ミ♭は直ぐレ(これが4絃12フレットのハーモニクスなのよ!)に解決する。こう弾くにはcの様にフィンガリングを変える必要がある、シの正体は実は2絃の開放なのだ。ミストーンすれすれ?いや、此処を聞いた時、ギター弾きは皆んな背筋がゾクッと寒くなるものなのですよ。


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でわ

2018-02-08 07:28:13 | manuscript


(a)はレコードVer.('72年)を楽譜('80年)収録時に手入れした、云わば最終版。(b)はそのレコードの耳コピである。しかし(b)は(a)のMIDI演奏を譜に落としたのを元に耳コピした、というフクザツな経緯もある。ギターのための演奏譜という位置づけ、旗が下を向いてるのは親指、上を向いてるのは人差し指・中指・薬指のいずれかで弾く。チューニングはスタンダードだが、レコードでは全絃半音下げている。おそらく原曲が変ホ長なのだろう(未確認)、ただテクスチュアが厚いのに低い音域で演奏するので聴こえにくく、次作以降では別なセオリーが用意されることになる。
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