去年暮れに仕入れたレコードに、デヴィッド・レイブマンとエリック・ショウエンバーグによる「ニューラグタイムギター」という画期的な作品がある。(それについては、ちょうど今日から1年前の11/1の項をご覧下さい。)このレコード解説を書いているのは、著名なブルーズ研究家サム・チャ-ターズ氏。その中で彼は、ギターでラグタイムを弾き始めたパイオニアの一人としてデイブ・ヴァン・ロンクの名前を挙げている。『ヴァン・ロンクがアレンジしたセントルイス・ティクルは、全米50州のキャンパスで盲目的にコピーされた』と解説にあるが、耳コピの対象となったレコードとは今回の京都旅行中にゲットした「in the tradition」と思われる。(それについては、9/27の項に若干の言及があります。)'60年代の中頃、アメリカ中の大学生がこぞってこの難曲にトライしていたとは!もちろん上手なのも手の大きいのも居たろうが、へたっぴーや標準より小さい手に悩む者も居たろうて。その人たちは皆、下宿の窓辺に腰掛けて星を見上げ涙したりしたんだろーな、なんて想像すると、遥か東方からやや遅れて参加したライブラリも勇気が沸いて来ようというもの。しかし今回、実はコピーの手間を省いて最初っから練習に専念している。というのは、昨年12月に第二皇子が下宿先の京都から帰省した際、買ってきた楽譜にその譜面が入っていたからだ。(その楽譜については、今年1/4と1/7の項をご覧下さい。)
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