サン・フランチェスコ広場から北に少し歩くと、小さな広場に出ます。
この広場に面して立っているのが、サンティッシマ・フローラ・エ・ルチッラ教会です。
ファサードは改装されたのでしょう、入り口の上にバラ窓の名残りがあります。
正面扉は、改装しようとして途中でやめてしまったみたいですね。
中は意外と広く、側廊もついています。
教会の名前のもとになっているフローラとルチッラの祭壇画は、
ジョルジョ・ヴァザーリによるものだそうです。
そして、こんなところにもだまし絵のクーボラが。
なんと、ローマのサンティニャツィオ教会のクーボラと同じアンドレア・ボッツォの手によるものだそうです。
でも、外から見たところ、ちゃんとクーボラはあるんですが…。
この「十字架上のキリスト」は、ボナベントゥーラの作だそうです。
同じ時代のチマブーエやジオットと作風が似ていますね。
予備知識もなく、ふらっと入った教会ですが、意外と見どころたっぷりでした。