ボルゲーゼ美術館の前を左右に横切る広い通りを左に少し進むと、右手にちょっと変わった建物が見えてきます。
これが“大きな鳥小屋”(Casino dell`Uccelliera)です。
建物の上に金網がはってあるのがわかるでしょうか。文字通りの「鳥小屋」なんです。
鳥小屋の前には、今は家庭菜園のようになっている庭園があり、
その庭園をはさむように鳥小屋に向かい合って立っている建物まであります。まるで小さな宮殿です。
真ん中には小さな噴水まで作られている庭園ですが、今はご覧の通り、草花がかってに育っているようです。
アリュームの花が、こんなに見事に咲いていました。
こんな庭園の中に「自分がココの主人だぞ」 と言わんばかりの猫が一匹。
あんまりイタリアっぽくない、日本でもよく見かけそうな猫です。
人にすっかりなれているのか、すぐ近くまでよってカメラをかまえてもこの通り、何の警戒心も見せません。
最後は顔のアップです。まるで「眠いんだから、昼寝のじゃましないでくれよ」とでも言いたそうな顔をしていますね。