スポレートで最も高い場所には、城塞が建っています。
その門の右脇の道を、城塞に沿ってしばらく進むと、道の右手が開けてすばらしいパノラマが広がります。
道がゆるやかに左に折れると道の右手は深い谷に変わり、正面にその谷にかかる橋が見えてきます。
これがスポレートの名所のひとつ「塔の橋」です。
なぜこのような名前がついているのかは分かりませんが、
確かに塔のように高くそびえる
巨大な建造物であることは間違いありません。
谷底からの高さは100m近く、全長は200m以上あります。
橋は今でも実際に渡ることができ、橋のちょうど中間地点に小さな窓が開いていて、
遠くまで見渡すことができます。ここからの眺めもなかなかですよ。
上の写真で見えているのはサン・ピエトロ教会、道路は昔のフラミニア街道、今の国道3号線です。
(この道は、なんとスポレートの旧市街の真下をトンネルにして通っています)
橋を渡った先には散策路が続いているようです。(さすがにそこまでは行きませんでした)
夜になると、橋はライトアップされ、昼とはまた違った光景を見ることができます。
旅 2006年 11月号 [雑誌] | |
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