おなかもいっぱいになって、ちょっといい気分の私たちは、メラーノの街を散歩することにしました。
まずは旧市街の中心、ポルティチ通り(Via dei Portici)から。
アルト・アディジェでは、どこの街にもこのようなポルティコ(柱廊)が続く通りがありますが、
ボローニャやパドヴァなどのそれとは異なり、冬の積雪対策としての役割があったようです。
ご覧のように、どこまでもポルティコが続いています。
ただ、ボローニャとはちがって街並みそのものは、それほど古くはありません。
でも、建物をあちらこちらまでよく見ると、こんなさりげない装飾がされていたりします。
そして、こんなところにもさりげなく水道が…とおもったら、受け皿の下には「1994」の文字が。
やっぱり、保養地として脚光を浴びるようになってから、あちこち整備したんだろうなぁ、
と思いながらも、第2次世界大戦で被害をこうむっていなかったらどんな街だったんだろう、
とも考えてしまいました。
当時の面影は、こんな風に街の中にさりげなく残っていました。