i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

ボローニャの斜塔

2009年04月24日 | ボローニャ

021601 「塔の町」といえば、イタリアでは
 サン・ジミニャーノが有名ですが、
 実は中世には中部イタリアの多くの町では、
 サン・ジミニャーノと同じように
 街中にいくつもの高い塔が
 建てられていました。

 中世以降に街並みの再開発が進む中で、
 無用の長物となった塔の多くは
 取り壊されてしまうのですが、
 ボローニャでは旧市街の中心に近い
 ポルタ・ラヴェニャーナのそばに
 2つの高い塔が残されています。
 この2つの塔は、遠めに見ても
 わかるくらいに傾いているので、
 “ボローニャの斜塔”と呼ばれています。

 021602

低いほうがガリゼンダの塔で、低いといっても50メートル近くの高さがあり、かなり激しく傾いています。
高いほうがアシネッリの塔で、こちらは内部にある階段を使って頂上まで登ることができます。

021604021605_3ヴェネツィア、ヴェローナ、
フィレンツェなど
高い建物があると、
とりあえず登ってみる
私たちですが、
ここはその中でもトップクラスの
ハードさです。
100メートル近い塔の
上から下まで、
すべて自分の足で、
しかも急で狭い中世のまま?の
階段を登っていきます。



途中、小さなのぞき窓から、ガリゼンダの塔を見ることができますが、
塔が傾いている様子がはっきりとわかります。
もっとも、アシネッリの塔のほうも傾いているので、見たままをそのまま信用するわけにはいきませんが…。


塔頂部からの眺めはなかなかで、
マッジョーレ広場の様子から遠くマドンナ・ディ・サン・ルーカ教会まで見渡すことができます。
ただ、あまりに狭いので、のんびりとくつろぐというわけにはいきません。

まあ、登ってみたら話の種にはなるでしょう。
「どうだった」と聞かれたら、「すっごく大変だよ」と答えることになると思いますが…。

021606 
中央やや上にマッジョーレ広場が見えます。

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マッジョーレ通りがまっすぐ西に伸びています。

021608 
他にも中世の塔のなごりが残っているのが見えます。

コメント
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