JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

バブ東風

2016年11月28日 | d-f

今日は太陽燦々、冬晴れの青空が一日広がると思っていたら、突然雲が現れてザーッと雨なんぞ降らす何だか分からない天気になっとります。

「バブさん、飲みに出かけるといつも朝帰りですか?」
アルバイトのTちゃんが、そんな事を訊いてきました。
「あ?おまえねぇ、この歳で朝帰りしてたら身体が保たんて、まぁお昼(0:00)は過ぎるけどね。」
と、断言したんですがねぇ・・・・

そう答えた土曜日の晩、いつものようにバー○-クでウイスキーを啜っておりましたですよ。
カウンターの隣に座った「震災を機に誰かの役に立とうと薬剤師を目指しました。」という青年をお相手に盛り上がり、案の定お昼も過ぎまして、その青年を送り出しますてぇとね。
「バブ、そろそろかい」
とママ
「そうねぇ、そろそろお勘定を・・・」
「だから、それはもちろんなんだけど、そじゃ無くて行こうか?」
「???????」
ついに私はゴジラの餌食となるのか・・・・・!!
「だから、明日休みでしょ?歌でも歌いに行こうかってぇの」
そりゃもう最強のゴジラ様のお誘いに小市民の私が太刀打ちできるわけも無く
「・・・・はい」

やっちまいました。帰宅したのは朝の4時過ぎ、「この歳で朝帰りしてたら身体が保たん」と答えたその日に
「まだ暗いから・・朝帰りとは言えんよね。」
「いえ、立派な朝帰りです!」

おっとイカン、こんなんをログに書いたら、ゴジラの口から放射能熱線がぁ・・・・

このお話にはかなりの脚色がなされております。
正確には、私もノリノリで、進んで、喜んで、跳ねるように歌を歌いにまいりましたし、歌った曲数もゴジラ、おっともとい、ママより確実に多ございましたです、ハイ。

そんなこんなで、朝帰りの昨日は9時に起床、
「まぁ夕べ?いやいや今朝はお早いお帰りで」
そんな皮肉も寝不足の頭には、何も応えもしませんでした。
これを『馬耳東風』ならぬ『バブ東風』と申します。

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

叔母がまた新米と野菜、そして冷凍して置いたという栗を送ってくれました。
野菜高騰の折、ありがたいですねぇ

そこで、具たっぷりのすいとんを作りました。

それと天麩羅盛り合わせね。

お弁当は、季節的にはちょっと遅めの栗ご飯です。

さて、今日の一枚は、ブッカー・アービンです。
妙に昨晩聴きたくなった一枚です。
若い頃初めて聴いたときは、「かなりぶっ飛んだアルバムだねぇ」なんて思ったりもしましたが、今こうして聴いてみると、サックスの世界は「フリージャズにまっしぐら」てな時に、フリージャズとは一線を起きながらもここまでの世界観を作り上げるアービンに、ちょっとばかし感心してしまったりして。
おそらくはミンガス思想が、少なからず彼の活性剤になっていた、と私は思ったりもするのです。

とにもかくにも、三者三様ならぬ四者四様の演奏が、何故かまとまりを得る姿は、フリージャズとは違った大きな広がりを感じさせてくれる・・・・ん?それが『宇宙』?

THE SPACE BOOK / BOOKER ERVIN
1964年10月2日録音
BOOKER ERVIN(ts) JAKI BYARD(p) RICHARD DAVIS(b) ALAN DAWSON(ds)

1.NUMBER TWO
2.I CANT GET STARTED
3.MOJO
4.THERE IS NO GREATER LOVE