JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「ブルータ(トゥー)ス、お前もか」

2016年11月24日 | d-f

一昨日、今日と、あまり気持ちの良くない目覚ましで早起きしてしまいました。
一昨日がマグニチュード7.4・震度5弱、今日がマグニチュード6.1・震度4、特に一昨日は津波警報も出て、
「3.11をどうしても思い出してしまう」
まわりの人達が声を揃えて言っておりました、もちろん私もですけどね。
発表によれば思い出すどころかこれもまた3.11の余震なんだそうで、かの地震がいかに大きなものだったのか・・・怖いものです。

たたき起こされたのは、今朝も一昨日も一緒だったのですが、大きな違いがありました。

はつ雪に一の宝の尿瓶かな (一茶)

一昨日は上着知らずの暖かさだったんですよ、それがア~タ、今朝の寒さといったら半端じゃない、窓を開けると雪が降っとります。まぁ予報どおりとは言え
「さっぶぅ!」
一茶のようにまだ尿瓶のお世話になる必要はありませんが、テレビで地震の状況を確認すると急いでトイレには駆け込みましたよ。
この寒さで、明日からは尿意に起こされるかもしれませんねぇ、地震で起こされるよりはいいんですけどね。
それにしても若い頃はよくもまぁトイレにも行かずあれだけ寝ていられましたよねぇ・・・若いってやっぱエエなぁ(笑)

歳を取ったと言えば、堅くなった膀胱もさることながら、最近私のズルさが益々目に付くようになった気がします。

例えば、自宅で音楽を楽しむにしても、あれほどレコードにこだわっていた私が、「かけっぱなしでも大丈夫だからね」とCDの便利さに走り、さらには「ちょっとした曲ならダウンロードで十分じゃね」てなことになり、最近じゃ「CDの交換が面倒だ」とばかり

こんなんを仕入れましてね。いわゆる「ブルートゥース受信機」ってヤツです。
これを使うとね、CDの交換どころか、プログラムした「お気に入り」を、何時間でもかけっぱなしに出来るし、ネットラジオもステレオで聴けるしね、PCからも携帯プレーヤーからも、携帯電話からでもステレオにぶっ込めるわけですわ。

音質を問われるとそりゃレコードの比では無いかもしれませんが、「我がシステムで普通に聴く分には何ら問題なし」と自分に納得させ、だらだら流しっぱなしにするにはとても便利なんであります。
さらに好きな曲を自分で編集して、好きな順番、あるいはランダムに流す、この編集の作業が楽しかったりしてね。
最近はまっとります。

なんにしても、最近の我がズルさは「けして悪いことではないんじゃないか」と、自身を甘やかすのでありました。
「だって、イイ歳だも~~~ン、便利だしデジタル最高!」
「ブルータ(トゥー)ス、お前もか」

さて、今日の一枚は、珍しいですねぇエリントンです。しかもピアノトリオね。

トレーンが共演したときは極度の緊張、マイルスは「あらゆるミュージシャンは、エリントンに感謝を捧げる日をもつべきだ」と言い・・・
ともかくエリントンというお方は、まさに「ジャズの伯爵」なのでありまして
ほんでは、ジャズの大親分みたいなミンガスとローチは伯爵にどう立ち向かったのか?

まぁまぁこのセッションを「喧嘩セッション」と呼ぶお方もいるように「CARAVAN」あたりを聴くと、たしかに大親分達が伯爵に噛みついております。
しかし、そこは伯爵、大虎を猫のようにとでも申しましょうか・・つまり喧嘩にならんという事なんだと私は理解しています。
おっと、親分同士はレコーディング前に本当に喧嘩をしたそうではありますがね。
まっ、聴き所満載のセッションだと思います。

今は、全セッション15曲を聴くことが出来ますが、デジタルな話をしておきながらのレコード紹介です。

MONEY JUNGLE / DUKE ELLINGTON
1962年9月17日録音
DUKE ELLINGTON(p) CHARLIE MINGUS(b) MAX ROACH(ds)

1.MONEY JUNGLE
2.FLOWER AFRICAN
3.VERY SPECIAL
4.WARM VALLEY
5.WIG WISE
6.CARAVAN
7.SOLITUDE



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