JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

まっ、たまには宝探しもいいか

2016年06月12日 | g-i

昨日今日とそこそこ暑い日が続いていますが、おかげさまで未だ夏日は訪れておりません。
「なんたってア~タ、ここは東北の湘南だから」
って、なんのこっちゃか、おそらく本場湘南は今年夏日をすでに経験済みだと思うのですけどね。

「誰が唄っている『Close To You』なのかどうしても知りたい演奏があるんだけど、バブさんなら分かるんじゃないかと・・・・・」
先日○ークに行ったとき、常連のお客さんにそんな事を言われまして
「ちょいちょいちょい、オレは全ての音楽をくまなく聴いて、全てを知っているってぇわけじゃござんせんよ、もしそうならそれで飯を食ってますって・・・・しかもボーカル、さらには『Close To You』をカバーしているアーティストなんてそうとういますからねぇ、だってオレですら唄った事ありますもん。(それは関係ないだろ)」
「まぁまぁそう言わずに、ダメ元で一度聴いてみて下さいよ。You Tubeでスピーカーの『TANNOY SRM』で検索かけると出てきますから」
「ハイハイ、ただし聴いてみるだけですよ、きっと分からんと思うけど・・・」

てなことで、さっそく聴いてみました。
「ほらぁ、これだけ聴いて分かったら俺は天才だって・・・・投稿者は日本人っぽいし、コメントかなんかで訊いた方が早いんじゃね」
ところが、何度か聴いているうちに、
「ん?」
何処か記憶の片隅にこんな声の感じがあったような無かったような。

こうなると思い出せないのがイライラしてきて
我が家にある数少ないボーカルを片っ端から(すいません前もって完全に違うのは、外しましたからこの表現は嘘です。笑)聴いても、ピンとくる声の持ち主にはたどり着けません。
「ん~ん~~~・・・って、何で他人の事でオレが悩まにゃイカンのじゃい!」

そして、ついに今日の午前中、「ピ~~ン」とひらめきました。
「CMだ!そうそうなんかのCMだぁCMだ、ぜったいCMだ!」
さっそくネットで「CM Close To You」と検索してみると「グリコ」と「トヨタホーム」が引っかかってきました。
「よしまずは『グリコ』ね、あ~~~妻夫木のあれかぁ」
これは、声質が若干違います。
「そんでは『トヨタホーム』ね・・・・う~~ん、声の感じは間違いなくこの人のようにも思うけど・・・・イントロも楽器編成も違うような?」

そんでね、声の感じから
「間違いなくこのCMの『Close To You』の主が、あの『Close To You』も唄ってる!」
と決めつけ(その自信は何処から来るのかねぇ)、そのアーティストnoonを調べる事に、

http://ameblo.jp/noon-diary/ 

オフィシャルページによりますと
大阪府生まれ。ルーツは韓国。中学生の時に、TV-CMから流れていたハリー・コニックJr.の歌に魅せられジャズに興味を持つようになる。
2003年10月、アルバム『better than anything』でデビュー。
2004年1月には、新人としては異例の、全国ブルーノートを中心としたソロ・ツアーも成功させた。デビュー・アルバムが韓国でもリリースされプロモーションで韓国を訪れる。2004年1月からはトヨタホームのTV-CM に「Close to you」の歌唱が起用される。その楽曲が収録されているセカンド・アルバム『my fairy tale』は2004年12月に日韓同時発売された。・・・・・・
こんな方でござんした。

そこで、CM楽曲が収められたアルバム『my fairy tale』は別として、他に「Close to you」のカバーが無いかと・・・・
直ぐ見つかりました。
「ファースト・アルバムでカバーしてんじゃん」

確かめましたよ、絶対にこれだとは、私の耳ですからアテにはなりませんが、イントロ、楽器編成、何よりそのお声
「○△さん、あなたがお探しの『Close To You』は、noonのファースト・アルバム『Better Than Anything』に収められているカバー曲に間違いありません!」(アララ、断言しちゃったよ。)

しかしまぁ、ちょっとした宝探しみたいで面白かったっちぁ面白かったんですけどね。
「○△さん、疲れるから、もう頼まれてもやりませんからね。」

さて、今日の一枚は、デビッド・ヘイゼルタインです。
って、アハハ、私このお方をよく存じあげておらんのですよ。
じつはこのアルバム、「バブも少しは新しい演奏を聴いた方が良いよ」と友人が録音してくれた物で、そいつが大好きなピアニストなんだそうです。(いただいといて「そいつ」呼ばわりは酷いですね。)
そんでもって、話題の「Close To You」つながりという理由だけで選びました。

「オレは、とんかつのキャベツには、絶対ドレッシングなんぞかけんぞ!誰が何と言おうととんかつソースで喰うんだ!」
「ツナマヨだぁ?ツナもマヨネーズも好きだけど、おにぎりのツナマヨは、オレは絶対に喰わん、喰わんと言うか許せん!」

どうでもイイ事に「意地張ってこだわる」てなこと、みなさんには無いでしょうか?

この辺りのアルバムも
「オレはせいぜい新しくても70年代で十分、それ以前の演奏だってまだ聴いてないのがいっぱいあるもん。」
てな事を、それがまるでポリシーやこだわりのごとく言うのは、つまり最近のジャズを聴いていないという自分の弱さをさらしたくないという、ちょっと違いますが桝添的逃げ口上なんであります。

きっと、デビッド・ヘイゼルタインのピアノにも「家族旅行で会議をしました。」的、何らかの言い訳をその感想に引っ付ける可能性がありますので、言わずにおきましょう。

CLOSE TO YOU / DAVID HAZELTINE
2003年11月4日録音
DAVID HAZELTINE(p) PETER WASHINGTON(b) JOE FARNSWORTH(ds)

1.CLOSE TO YOU
2.WALTZING AT SUITE ONE
3.I'M OLD FASHIONED
4.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
5.BARBARA
6.BUDDY'S TUNE
7.BLUES FOR P.WASH
8.MINOR A DJUSTMENT
9.I'LL ONLY MISS HER
10.WILLOW WEEP FOR ME