JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

たまには『核』を考える

2013年08月09日 | a-c

朝から東北北部が大変なことになっているようで、今年の日本列島はいつまでこの異常気象に悩まされるのでしょう?ともかく大きな災害にならないよう祈っております。
と、他人様の心配もそれはそれ、近場じゃ自然災害ではなく汚染水流出問題という極めて厄介な人災?で大きく揺れております。これがア~タあの大震災の揺れよりも厳しかったりして・・・子々孫々まで続く揺れというもんを我々はどう受け止めて良いのか、まったく分かりません。困ったもんだ。

揺れといえば
緊急地震速報の誤報があったそうで、「各地で混乱、気象庁が謝罪」てなニュースがございましたねぇ、しかしまぁ『オオカミ少年現象』を引き起こしては困りますけど、誤報だろうが何だろうが速報は早めに出してもらったに超したことは無いわけで、今回は「何事もなくて良かった・・チャンチャン」で済ませ、次回もこれに懲りずに速報していただきたいと、私なんざぁ思いましたけど、みなさんはいかがでしょうかねぇ?

『オオカミ少年』といえば
イソップ物語でしたよね?古代ギリシャ、アイソーポスの寓話が元となったというアレですが、アイソーポスというと、語りの技で奴隷から解放された?たしかそんな方だったように記憶しています、つまりは「語り部」だったわけでしょ?(このへんから、かなりこじつけ的に話は進みます。笑)

「語り部」といえば、
『アオギリにたくして』という映画をご存じでしょうか?

今日は長崎の原爆の日ですけど、広島平和記念公園内にそびえる樹木「被爆アオギリ」の下で被爆体験の「語り部」として長く活動され、2011年7月に87歳でお亡くなりになった沼田鈴子さんをモデルにした映画であります。

1945年8月6日、米軍によって広島に原爆が投下された。21歳の田中節子(原日出子)は被爆して命は取り留めるものの、負傷した片足を麻酔処置もされずにノコギリで切断される。さらに、婚約者の戦死を知って自殺を考えるが、原爆で焼け焦げになりながらも枝に小さな芽を出すアオギリの木を見て生きようと決意する。・・・・

と、いかにも観てきたような言い方をしておりますが、じつはまだこの映画を私は観ておりません。
しかし、いずれ何処かで是非とも観たい映画として私の頭の中にその題名を刻み込もうとしています。

今月の16日まで東京渋谷の「アップリンクX」で放映されておるようであります。是非ともお近くの方はご覧いただき、その感想など聞かせていただけると嬉しいんですけどねぇ。

ともかく、「人間の作り上げた最大最悪の驚異『核』ってどうなのよ?」とか、「平和利用と言いつつも、取り返しのつかない結末を生む『核』ってなんなのさ?」とか、この時期だからこそ考えるべきではないかと・・・・・
おっ!?珍しくも真面目なバブでありました。

さて、今日の一枚は、アーネット・コブです。
いやはや、このクソ暑いときにブリブリのテナーが良いもんか悪いもんかは知りません。(笑)でもまぁ、昨晩聴いちゃったんだからしょうがない。

以前も言いましたが、私はこのテナーに幾分苦手意識を持っています。
なんて言うかなぁ、中年のいやらしさ?自分を鏡で見るような?そんなんを感じてしまうんです。節々に「大人の男は、エエでぇ」てな的外れな仕草を多用するオッサンって、どうにも扱いにくいじゃないですか。
まっ言うなれば自己反省にはうってつけのテナーではあるんですけどね。

無茶苦茶な言われようですが
「こういうタイプは好きになるとあんがいハマルのかもしれない」
とは、常々思ってましたよ。思ってはいましたけど、未だ私にハマル若い女性は・・・・ではなく、私はまだコブにはハマッテおりません。(笑)

それでも、久しぶりに聴くと・・・・ごめんなさい、やっぱ悪酔いする感じがするかな。

MOVIN' RIGHT ALONG / ARNETT COBB

1960年2月16,17日録音
ARNETT COBB(ts) BOBBY TIMMONS, TOMMY FLANAGAN[7](p) SAM JONES(b) ART TAYLOR(ds) BUCK CLARK, DANNY BARRAJANOS[7](conga)

1.NITTY GRITTY
2.ALL I DO IS DREAM OF YOU
3.I DON'T STAND A GHOST OF A CHANCE
4.EXACTLY LIKE YOU
5.WALKIN'
6.SOFTLY , AS IN A MORNING SUNRISE
7.FAST RIDE
8.THE SHY ONE

追伸、
映画『アオギリにたくして』をプロデュースし、主題歌も手がけた中村里美さん、この方にも、若干興味をもっとります。