JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

秋暑き汽車に必死の子守歌

2013年08月11日 | a-c

「クソ暑い!納豆になっちまう!」
もうそれしか口に出ませんねぇ、この暑さ、
「なにぃ~~?!短くとも20日あたりまで続きそう?!」
止めてほしいですよねぇほんと、
「やせたらどうしてくれる!」(笑)
それでもゴロゴロゴロゴロ過ごしたい休日に、家人は、アレやれコレやれ言うんでありまして
「熱中症になってぶっ倒れてやる!」

くだらない前置きはこんくらいにして、本題に移りましょ(本題もくだらないですけどね、笑)
今朝の朝日新聞『天声人語』は、お盆休みだからでしょうけど、新幹線や飛行機内での子供とその親が話題となっておりました。


 秋暑き汽車に必死の子守歌 [中村丁女]

混み合う車中では子供のイライラはピークであります。ましてこう暑くちゃね。
そして、そのイライラに右往左往する、どんな親でもきっと経験がある状況でありますよね。
怒っても、なだめすかしても、お菓子を渡そうとも、オモチャを使おうとも・・・・
こうなった子供はまさに小さな怪獣、いや、ウルトラマンでも手に負えない超強力怪獣であります。
それでも現代は、冷房が入っているし、乗車時間もどんどん短くなってきていますから、昔の状況とはかなり隔たりがあるようには思います。
そしてそれ以上に、この記事を見ると、周りの大人達の反応も昔とはずいぶん変わってきているようですねぇ。
「泣く子のせいでバスから降ろされた」
「機内で泣きやまず、降りるときに何人かから罵声を浴びた」
との声があったんだそうで・・・・
逆に、若い親の甘やかしや、公共の場での無責任を怒る声もよせられたそうです。

まっ、どちらにせよ、現代は全ての人がピリピリし過ぎている社会であるようには思いますねぇ、それがいろんな事件を引き起こす一因であるとも感じます。(もちろん、自分自身もですが)

ただね、どちらの肩を持つと言う事じゃないんですよ、ないんですが
Mさんのお店に親子連れでお越しになるお客様を見ていると面白い(この言い方は語弊がありますね。)

私は自分で言うのも何ですが、子供大好き人間でありまして、一日面倒見るのはゴメンですけど、10分程度ならどんな子供にもお付き合いが出来ます。(ほんとに子供好きか?)
ですから、けっこうお店でも子供にはもてるんですよ。(笑)

そんな中、気付くのは「親の無責任さは、確かに目立つ」ってことでしょうかねぇ、いやいや、もちろん全ての親がそうだという事じゃありませんよ。
たとえば、年子の男三兄弟を連れての買い物なんてぇのは、端から見ていてもそりゃ大変、今日ほどの気温じゃなくてもお母さんは四苦八苦の汗だくですわいな。こんなんには心からお手伝いしてあげたいと私も感じるんです。
というか、普通に頑張っているご両親がほとんどだという前提で・・・

店内を走り回る子供をほったらかしに漫画の立ち読みを、しかも両親そろって平気でしているとか、1歳ぐらいの子供をほったらかしにしておいて、思わず口に入れたチュッパチャプスを平気な顔で売り場に戻すとか、この前なんか、子供が大声でお母さんを呼んでるのに、彼氏(お父さんではない、不倫でもないですよ)にベッタリまとわりついて無視してるなんてぇこともありました。

そういう光景を見ると、私は不快感よりも、その子供が可哀想でしかたがなくなるんですよねぇ、ほんとうなら「お前は親だろ!」と教育的指導をしてやりたい気分ですが、一店員ですからねぇ私(笑)

だからね、おばさま方の「若い親の甘やかしや、公共の場での無責任を怒る声」もあながち否定もできないんですわな

まっ、お店での話はともかく、『天声人語』では車中でのお話ですから、「先に周囲にあいさつをしておくだけでだいぶ違うようだ。気遣いと寛容で歩み寄り、「お互いさま」の雰囲気をつくりたいものだ。」と、まとめておられました。
ごもっともなご意見であります。でも苦言を一つ、前例のような親たち、彼らがあいさつすることはまず無いと思いますよ。それだけの常識があればねぇ、アンタ、んなことしないって(笑)

ともかく、子は宝です。ただ、うちの子もそうですが全て良い両親を選んで生まれることは不可能なわけで・・・社会で見守れることがあれば実行すべきなんでしょうね。

てなことで、『料理当番、本日の一品』です。

まずは、お店のSaちゃんから、それはまぁりっぱなピーマンをいただいたので、久しぶりに肉詰めを作ってみました。

こちらは焼き茄子と焼き厚揚げのあっさり餡がけ、餡と言ってもとろみをつけず、暑いんで、冷やしていただきました。

さて、今日の一枚は、レイ・ブライアントです。

というか、ここ何回か心底オススメってぇなアルバムを紹介してないなぁ・・・との反省をしながらのこのアルバムです。

これは私がこのログを初めて最初に紹介したアルバムであり、私の大好物の一枚です。
2005年の6月1日・・・・いやいや、もう8年も前じゃごさんせんか(その後、同年10月2日に再度詳しく紹介してるんですけどね。)
考えてみると、その間いろんなことがございましたねぇ・・・・って、そんな話じゃない。(笑)
このアルバムを聴くと、私の場合とても解放された気分になります。何故でしょうねぇ?
このモントルーの会場にいたら・・・・
きっと私はスイスの美味しい空気をアテに酒を飲み、演奏に酔い、ドタキャンのオスカー・ピーターソンに感謝をし、目を閉じながら体を揺すり、幸せな気分になったのではないかと、まっそう思うのでありますよ。

RAY BRYANT ALONE AT MONTREUX

1972年6月23日録音
RAY BRYANT(p)

1.GOTTA TRAVEL ON
2. a. BLUES #3  b. WILLOW WEEP FOR ME
3.CUBANO CHANT
4.ROCKIN' CHAIR
5.AFTER HOURS
6.SLOW FREIGHT
7.GREENSLEEVES
8.LITTLE SUSIE
9.UNTIL IT'S TIME FOR YOU TO GO
10.BLUES #2
11.LIEBESTRAUM BOOGIE