JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

たまにはこんな映像も

2011年01月16日 | g-i

大変な寒波の中センター試験も終了したようで、それにしてももう少し天候だの健康だのに作用されない季節に試験を行うてな手は無いもんなんでしょうかねぇ?やっぱ日本も年度初めを夏に変更すっか・・・・そう簡単じゃないのかな(笑)
ともかく、全力を出し切った若者諸君、結果なんざぁ二の次でさぁな、きっとこの経験が後々生きることでしょうよ。

その大寒波の影響で、このあたりも昨晩初雪が降りました。とはいえ、バーコードオヤジも同情しそうなほどうっすらとでありまして、こりゃ乾燥注意報の解消にもなりませんわな。引き続き火の元とインフルエンザにはご注意下さいませ。

「やっぱ、バブさんはベッシー・スミスを知ってたかぁ」
こういう突然のフリはN君と相場が決まっておりますが、
「いやね、昨夜ベッシー・スミスの事をネットで調べてたら、バブさんのブログにもしっかり載ってましたよねぇ」
そりゃまぁ『ブルースの女王』ベッシー・スミスを知らないわけはありませんけど
「なんで?なんで今ベッシー・スミス?」

これがじつに長いようで短い、深い意味なんかまったく無いお話しなんでありまして
「バブさん、バブさんはロックを聴かないから分かんないかもしれないけど、ザ・バンドの曲で「Bessie Smith」ってぇのがあるの知ってます?」
(「先日、ジャズを聴き始めたと言っていたN君が、こんどはTHE BANDかいな」)と思いつつ
「ああ、曲は知ってるよ」

N君は最近「BASEMENT TAPES」のリマスターCDを購入したんだそうで、何故かそのなかの「Bessie Smith」が好きになり、ベッシー・スミスも聴いてみたいと私に音源を求めてきたわけです。
「バブさんの持ってる「MARTIN SCORSESE PRESENTS THE BLUES」を貸して欲しいんですわ、いやタダでとは言いまへん、こないな条件でいかがでっしゃろ」
「関西人が聞いたら絶対に怒るその変な関西弁はやめぃ!」

もちろん条件など無しに音源はプレゼントするつもりですが、その代わりにと彼が貸してくれたのが「BASEMENT TAPES」(まっ持ってなかったからいいか)と、ベッシー・スミスの短編映画「セントルイス・ブルース」やら、キャブ・キャロウェイの「ジルバ・パーティ」、デューク・エリントンの「ブラック・アンド・タン」「シンフォニー・イン・ブラック」、エセル・マーマンの「ビー・ライク・ミー」、アーティ・ショウの「スイング・クラス」なんかが収まったDVDでした。

「いやいやいや、なかなか良い物を」
もちろん、ベッシー・スミスの「セントルイス・ブルース」も楽しみだったのですが、デューク・エリントンの「シンフォニー・イン・ブラック」、これにはビリー・ホリデイが出ているはず、
「楽しみ楽しみ」

まっ、内容は笑っちゃうほどくだらない内容なんですが、寒波の日曜日に小一時間部屋に籠もるにはもってこいでした。
たまにはこういう古い映像もイイですよね。N君には感謝すべきかな。
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そんなわけで、またまた何もせずに日曜日が終わってしまいそうだったのですけど
「寒いから、いつもよりちょっくら時間をかけて、煮込み料理でも作ろうか」
と奮起!『料理当番、本日の一品』です。(笑)

「安い!硬い!」の牛肉も時間をかけて煮込めばそれなりに食べられます。(圧力鍋の力を一部借りましたけどね。笑)ビーフシチューです。
牛肉嫌いの母も美味しいと言って食べてくれました。私も「ビーフシチュー作るにはワインが必要だから」と無理矢理買わせたワインが飲めて、満足です。(笑)

付け合わせは、マカロニとビーンズのサラダです。

さて、今日の一枚は、やっぱりレディ・デイでしょ、ビリー・ホリデイです。

「ビリー・ホリデイ、あとにも、さきにも、二度と出ない歌手と思う。だからと言って、それが別に重大なことではない。うたなんて、目に見えなくて、形もなければ、匂いもないまるで化物のようなもので、ましてわたしとは余りに違うビリー・ホリデイの世界など永遠に理解できないのだろうが、このひとすじの声が、何故かわたしをどうしようもなくしてしまうのだ」
浅川マキはこんな事言っておりますが・・・・カックイイ(笑)

まっ、サッチモとの共演ウンヌンカンヌンといった説明は、ボーカル無頓着バブには無理でしょうから、たんにレディ・デイの歌声に飲み直すだけといたしましょう。

THE BLUES ARE BREWIN' / BILLIE HOLIDAY
1946年録音

1.KEEPS ON A RAINING
2.GIMME A PIGFOOT AND A BOTTLE
3.BABY I DON'T CRY OVER YOU
4.MY SWEET HUNK O TRASH
5.SOMEBODY'S ON MY MIND
6.GUILTY
7.THE BLUES ARE BREWIN'
8.DO YOUR DUTY
9.BABY GET LOST
10.YOU CAN'T LOSE A BROKEN HEART
11.NOW OR NEVER
12.BIG STUFF