境内留学

今日は天気も良く、風は少々あったものの、暖かいまさに行楽日和。いかに出不精の私としてもたまにはいいかとドライブかたがた出かけてみました。
「ようし、南に向かって突っ走ろうか！」
とか思ってみたのですが、「ボロ車での遠出は危険」などというどうでも良い理由をつけて、結局は近くの山に向かうことになりました。

しばらく車を走らすと、そこかしこに咲き始めた桜、
「おいおい、俺みてぇな、脳天気桜があそこにいるよ。」
周りは『何分咲き』と言うにもおくがましいような桜ばかりなのに、一本だけほぼ七分咲き程度まで花をつけた桜がありました。
「何処の世界にも、早とちりは居るもんだ。」

このあたりには、高いお山というのはほとんど無く、たいていの山は頂上まで車で登ることができます。ただ登って帰ってくるのも芸がありませんので、途中お寺を参拝してみることに。

「あらまぁ、日が良いのかしら、お宮参りに来ている人がいるわ」
「お宮参り？？？？？？？　おいおい、それを言うならお寺参りだろ」
みればたしかに二組ほど、ほんとに小さな赤ちゃんを連れておこしになっていました。

　

あらら、一組はどうも外国の方のよう、旦那さんも奥様も、おじいちゃん、おばあちゃんも、とても優しそうなお顔立ちです。
本堂の前で写真を代わる代わる撮っておられたので、

「きききききキャン　アイ　へへへへヘルプ　ユウ　？？？？？？」 （おいおい、なんじゃいな、その英語らしきものは）

はたして、このシチュエーションで「CAN I HELP YOU ?」という言い方が正しいのかどうかも理解できていませんでしたけど（笑）

「OH ! THANK YOU」

意図は通じたようであります。シャッターを押したついでに、赤ちゃんの顔もおがませていただきました。奥様似のなんだかとても可愛い女の赤ちゃんでした。

「べべべベリー　きききキュート」
「THANK YOU」

あとは、笑顔で握手を交わし、手を振るだけでした。
「あ～あ、もう少し英語力があればなぁ～～～～」
「なに言ってんの、もう少しも何にも、もともと英語力がないんだからしょうがないでしょ」
「そのとおり！」

お寺を後に山の頂上に向かうと、いかに低い山でも風は冷たく感じられました。
このお山、頂上が草原のようになっている山で、夏場は馬などが草をはむ、そんな山なのですが、
「やっぱ、まだ人も馬も出てないね」

また、誰もいないベンチを撮ってしまいました。（笑）

誰もいない中、若い一組のカップルが仲むつまじく・・・・いちゃついております。
「え～～～ん、うらやましいよ～～～～　チックショ～～～～！！！！」

ともかく、今日から４月、新年度、お互い新たな気持ちで頑張りましょう。
「よ～し、今年度は『駅前留学』でもして、英語でも勉強してみようかな・・・・」
あっははははは、嘘ですよ嘘、今日はエープリルフールじゃありませんか。

さて、今日の一枚ですが、『境内留学』では英語力をつけることはできそうもありませんので、せめて、ボーカルを聴きながら少しでも英語力を伸ばそうかと・・・・はははは、絶対にこれも無理ですね。

４月、４月、「APRIL IN PARIS」を聴きましょう。
「ビリー・ホリデー、シナトラでもいいかなぁ、ブラウニーとサラ・ボーンでも、あっこれは前に紹介済みかぁ」いろいろ考えたのですが、今日のところはエラ大先生にご登場いただきました。
二人の名人をバックに、リラックスしきって歌うエラ、上手し、もういい年なのにチャーミングだし、う～～ん、しゃくに障るけど（いったいどうして？）このアルバムもいいですよね。いかにもパブロらしい一枚だとも思います。

ELLA AND OSCAR
1975年録音
ELLA FITZGERALD(vo) OSCAR PETERSON(p) RAY BROWN(b)

1.MEAN TO ME
2.HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON ?
3.WHEN YOUR LOVER HAS GONE
4.MORE THAN YOU EVER KNOW
5.THERE'S A LULL IN MY LIFE
6.MIDNIGHT SUN
7.I HEAR MUSIC
8.STREET OF DREAMS
9.APRIL IN PARIS

追伸、
本日の『料理当番、今日の一品』はお休みです。
何故か？
ムヒヒヒヒヒ、誰もいないんですよ今晩、夕方からみんな出て行っちゃって、私一人。
だから、飲みに出かけてきま～～～す。