JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

無駄話が多すぎ

2019年05月07日 | d-f

「次回からは難しいJAZZ本では理解できない方への『バブが語るJAZZの歴史』みたいなんを三回に一回ぐらい?ずつ進めていこうかと思っとります。」 前回、てな事を宣言してしまいましたから、ちょっくらはじめてみましょかね。

と言いながら JAZZの歴史についてはあらゆるJAZZ本で語り尽くされた感がありますから、「何を今さら」という感じはしますよね。
ともあれ「奴隷として無理矢理新大陸に連れて来られた黒人の音楽と西洋音楽の合体によって生まれた。」これは紛れもない事実ではあります。
ではどうしてアフリカの黒人が奴隷になったのか? それは『カナンの呪い』が・・・・・ってそこまでさかのぼらんでもエエですかね。

とにもかくにも、アフリカの黒人達は、ヨーロッパで貧困にあえぐ人々、白人が持ち込んだ病気で次々に倒れていった南北アメリカの先住民、これらでは賄いきれなくなった労働力として、奴隷というまさに物のごとく売り買いされながら大西洋を渡ったのでありました。

奴隷として扱われた黒人は、南北アメリカだけではありません。ヨーロッパでは「召使い」はては「子供のペット」として黒人奴隷を使っておりました。 とんでもない話でありますが、とすれば、こちらの奴隷の方がわざわざ南北アメリカに売られてきた黒人奴隷より西洋音楽に接する機会は多かったのではないか?そんな疑問も湧いてきます。
これに関しては私の知識では解明不可能でありますので調べたければご自身でどうぞ(笑)

話を戻しましょう。 南北アメリカに売られてきた黒人奴隷達はやがて西洋音楽の影響を受けつつ、南米では「サンバ」や「ルンバ」といったラテン・ミュージックを、北米ではJAZZを生み出していくことになります。
では何故その全てがJAZZではなかったのか? つまりそれは音楽の融合であり、まさにクロスオーバーの世界でありますから、その地域の環境、歴史等に大きく影響を受けたわけで、これが微妙に違った発展を遂げる原因であったのです。

JAZZの根底、つまり根っ子のような部分は何だったのか?
それは「ハラー」「労働歌」「ゴスペル」「マーチ」「ラグタイム」「ヨーロッパ音楽」そして「ブルース」である事は誰しもが認める点だと思います。 細部に全てを語る知識は私なんぞにはございませんけど、次回から薄く軽くお話ししましょう。

まぁまぁ一回目はこんなところで

超大型連休も終わり、疲れきったお父さんの顔が目に浮かびますねぇ、ほんと「休暇を心から休めない」日本人のサガとでも申しましょうか、お疲れ様です。
その点、私なんざぁ10日間うち2連休すらありませんでしたからいつも通り疲れているだけですけどね。(やっぱり疲れてるんかぁ~~~い!笑)
ともあれ、これだけ長い連休を過ごすと今年の五月病は酷いんじゃないでしょうかねぇ? そもそも、入学、入社してからこの連休までの期間が短すぎるっしょ、彼らにとっては連休明けの今日からが「本当の始まり」みたいなもんすかね。
「うちでバイトしていたGなんか大丈夫かねぇ?連休明けそうそうバイト復帰なんてぇことにならなきゃいいけど(笑)」

ところで「『令和』の年号と西暦は計算しやすい」てな事をおっしゃる方がいるそうで 「年号に18を足せば西暦になる」 って、
「オイオイ、平成だって12引きゃ西暦になんで」 ようは18とか12を覚えているのがやっかいなだけで・・・・・
「まっその点あたしゃエエですよ。なんてったって還暦が令和元年すから」

新徳仁天皇は来年が還暦、普通なら定年もしくは間近という御歳で公務が激化されるというのはお気の毒な感じもしますですねぇ。
それよりなにより、ひょっとして私は『昭和』『平成』『令和』そして『??』という四っの元号を生きぬくことになるやもしれませんなぁ・・・ なにしろ新天皇より公務は楽なもんですし、役に立たない者ほど長生きするそうですからね。
「今から新元号を予測してみようかなぁ」
「おいおい、そんな軽口言ってるといろんな所からたたかれんぞ!」

そうでした「口は災いの元」、新上皇新天皇がおっしゃるとおり『令和』という時代が戦争や大きな天災が起こらない平和な時代であって欲しいと私もせつに願っております。

さて、今日の一枚は、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」でのマイルスの演奏を一まとめにしたCDです。

ハッキリ言って、何故この4枚組CDを私は買ってしまったのか?
最大の目的は1955年の「'Round Midnight」ですかねぇ? ともかくバラバラでは無く1955年7月17日の伝説の演奏を順番通り一気に聴ける?

酒井眞知江氏の『ニューポート・ジャズ・フェスティバルはこうして始まった』では飛び入りマイルスの演奏が観客席を黙らせ、魅了した的な事が書かれておりますが、コロンビアのジョージ・アヴァキアンの印象としてはそこまででは無かったようですし観客の拍手も総立ち「イエィ~~」てな感じでも無かったようです。
このCDでもムリクリ観客席の拍手を際立たせたふうが聴き取れます。
ただ、アヴァキアンの兄アラムが、「あいつが売れてしまう前に契約しちゃった方がエエでぇ」と弟の耳元で囁いたことは事実のようですけどね。
薬のせいでギグを飛ばしたり、演奏ミスを繰り返していたマイルスが、クリーンで見事な演奏を披露できたこれがこの演奏の最大の効果であり、以降のマイルスの飛躍へと続くきっかけであった事も事実です。

そんなことを思いながらDisc1を聴き進め、後半は1958年のコルトレーン、エバンスが聴けると、かけっぱなしで聴くにはじつに良いCDであります。

ところである意味もう一つの興味である「モンクとマイルス」ですけど 前年のクリスマス「BAG'S GROOVE」の演奏時にマイルスが「俺のソロの間は楽にしてろ」とモンクに言ったという話以降二人はどうだったのか?
ニューポート・ジャズ・フェスティバルの主催者エレン・ロリヤードが演奏後のパーティーで「あの素晴らしい演奏をした坊や」とマイルスを紹介したもんだから、とうのマイルスはカッカカッカ、
きっとそのまんまの気分でニューヨークへ戻るリムジンに乗り込んだんでしょうなぁ、途中モンクから「'Round Midnight」でのミスを指摘されると、
「だからなんなだよぉ・・・あっそっか、自分の演奏より俺の演奏が受けたもんだから悔しいんだろ?え」 アッタマにきたモンクは車を降り、フェリー乗り場まで歩いたという・・・・
「だから、「口は災いの元」だって言ったじゃん、マイルス」

MILES DAVIS AT NEWPORT 1955-1975 / MILES DAVIS

メンバーは申し訳ない省略させていただきやす。なんいったって4Discですからねぇ長くなっちゃうし(それはアンタの無駄話が多すぎるからです。)

Disc1 1955年7月17日録音
1.Spoken Introduction By Duke Ellington And Gerry Mulligan
2.Hackensack
3.'Round Midnight
4.Now's The Time
1958年7月3日録音
5.Spoken Introduction By Willis Conover
6.Ah-Leu-Cha
7.Straight, No Chaser
8.Fran-Dance
9.Two Bass Hit
10.Bye Bye Blackbird
11.The Theme
Disc2
1955年7月4日録音
1.Gingerbread Boy
2.All Blues
3.Stella By Starlight
4.R.J.
5.Seven Steps To Heaven
6.The Theme / Closing Announcement By Leonard Feather
1967年7月2日
7.Spoken Introduction By Del Shields
8.Gingerbread Boy
9.Footprints
10.'Round Midnight
11.So What 12.The Theme / Closing Announcement By Del Shields
Disc3
1969年7月5日
1.Miles Runs The Voodoo Down
2.Sanctuary 3.It's About That Time / The Theme
1973月11月1日
4.Spoken Introduction By Ronnie Scott / Band Warming Up
5.Turnaroundphrase
6.Tune In 5
7.Ife
8.Untitled Original
9.Tune In 5 / Closing Announcement By Ronnie Scott
1975年7月1日
10.Mtume
Disc4
1971年10月22日
1.Directions
2.What I Say
3.Sanctuary
4.It's About That Time
5.Bitches Brew
6.Funky Tonk
7.Sanctuary

おまけ、 『料理当番本日の一品』は続く

こどもの日はお寿司

 



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