JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ヒアイにあらずヒワイ

2017年05月16日 | d-f

今年も庭のテッセンが満開となりました。

花言葉は「甘い束縛」だそうで、
「う~~~~ん 縛って!」
って、普通に気持ち悪いですけど、オヤジが言うとさらに輪をかけるのは?
「それぞオヤジの哀愁ぞ」
ほんとかいな?哀愁と言うよりは悲哀、いや卑猥のような気もしますが(笑)
ともかくもう一つの花言葉「高潔」には、オヤジのそれはほど遠いわけであります。
「そりゃまぁオレの鼻言葉は『高齢』『とけない自縛』だけど・・なにか?」


 百両の 石にもまけぬ つつじ哉

                          一茶

厳密に言うと庭に咲いているのはサツキだと思いますが、こちらも見事に今満開です。
「花もイイけど木々の緑が鮮やかになってきたもんね。」
まさに。
ここ何日かの久しぶりのまとまった雨に、山の緑が一段とまぶしく感じられるようになった気がします。
季節は春から初夏へと変わりつつあるのでしょうね。(場所によっちょ真夏の所もあるようですが、笑)

年が明けたのがつい先日だったように感じているのに、あっと言う間に初夏って・・・・
これこそオヤジの悲哀、オヤジは老人へとまっしぐらですわ。

Mさんのお店にやって来る子供達も、どんどん大きくなっていって、
「あれ?今何年生だっけ?」
「一年生です。」
「あれ?もう中学だっけ?」
みたいな

そうそう、先日ね、巡回をしていた若い警察官が二人、お店にあんパンと牛乳(それは、張り込み!笑)、もとい軽食と飲み物を買いに来ました。
「ご苦労様、今日は何時までなの?」
「深夜の2時までです。」
「そりゃあ小腹も減るわなぁ」
すると、たまたま店内にいた小学生3人が、
「あっ!警官だ警官だ!」
と、大騒ぎ
(ん?警官って・・・ふつうお巡りさんだろ?)
「最近はお巡りさんって呼ばれないの?」
と、警察官に訊ねると
「あぁ、そうですよね、私も小さい時はお巡りさんって言ってたけど・・・・最近多いんですよ警官ってよぶ子。」

そういえば、最近は大人も「お巡りさん」とは言わなくなったような気もします。「警察の人」とか呼び捨てのごとく「警察」とかね。
時代ですなぁ(笑)

まぁまぁ、いずれにせよ『卑猥な老人』と呼ばれるように私は間もなくなるのでしょう。
「そのまえに・・・縛って!」
「だから、気持ち悪ぃって、『卑猥なオヤジ』め!」

てなことで、『料理当番、本日の一品』ですけど、じつは先週末少々個人的に忙しくて、弁当はお休み、日曜も料理を作っておりません。
そこで、別曜日に作ったこんなもんを

我が母はご存じのごとく「魚が嫌い、肉が嫌い」というお方。先週、母の日が近いと母が好きな物をと考えたのですが・・・・
不思議ですねぇ、鶏肉の臭いはあまり好きじゃ無いくせに、トマト煮は好きなんですよ。さらにチーズ大好き人間ですから(牛乳嫌いなくせに)、鶏つくねのトマト煮を作り、バターライスにぶっかけてドリア風にしてみました。
「どうだい旨いかい?」
「ん、うんめぇ」
めでたしめでたし(笑)

付け合わせは、カニかま入りのサラダでした。

さて、今日の一枚は、お久しぶりのマイルスです。
エバンスがマイルスバンドに参加していた期間は7ヶ月あまり、しかるに録音数も少なく、スタジオ録音では「1958 MILES」「KIND OF BLUE」(すでにこの時にはバンドを離れていましたけどね。)の2枚
ライブ盤でも、5月の「LIVE IN NEW YORK」、9月の「JAZZ AT THE PLAZA 1958」、そして今日の7月に録音したアルバム、「後出しジャンケン」もけっこうあるんでそれだけとは言えませんが、
ともかく、マイルスとエバンスが突き詰めて完成したものが「KIND OF BLUE」であるとすれば、その過程にはおのずと興味が湧くものであります。

そんな興味でこのアルバムを聴くと、それはまだ完成には至らず、というか「完成するんか?」という疑問すら感じるわけで・・・・・
「もう7月でっせ、「KIND OF BLUE」に間に合うんかいな?」
しかしながら、それを成し遂げてしまうこのマイルスバンドの素晴らしさもまた感じるのです。

この時期のエバンスは「レッド・ガーランドをスイング感の無い白人プレーヤーと交代させた」という批判にさらされ続けていたわけで・・・今日のテーマでもある『卑猥』いやいや『悲哀』を感ぜずにはいられないわけであります。

ともかく、そういった裏事情もふまえつつ、エバンスがマイルスバンドに加わっていた間のアルバムを聴くのもエエんじゃなかろかな?

MILES DAVIS AT NEWPORT 1958
1958年7月3日録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) CANNONBALL ADDERLEY(as) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds)

1.Introduction By Willis Connover
2.AH-LEU-CHA
3.STRAIGHT, NO CHASER
4.FRAN-DANCE
5.TWO BASS HIT
6.BYE BYE BLACKBIRD
7.THE THEME



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