先日母方の伯父が亡くなりまして、まっ前々から死期は近いと聞いておりましたので、それほどの驚きもなかったのですが、それでも楽しい出来事ではありません。しいて良かったと思えるのは、まだ受け答えがハッキリ出来るうちに母を合わせてあげられたことくらいですかね。ともかく、葬儀出席のために、またまたあの遠い奥会津、只見まで行ってまいりました。
伯父の死に顔はじつに穏やかで、「最後は家族に見守られ眠るように亡くなった」との話に安堵し、涙ながらに死装束を準備する叔母には申し訳なかったのですが
「できればオレもこうありたい」
なんて思ったりしてね。
台風一過の青空の下、一連の儀式はつつがなく進み、無事伯父を送ることが出来ました。
そんな中、私は受付なんぞを頼まれたもので、葬儀当日はほぼ立ちっぱなし
「もっと若手はおらんのかい」
と思いつつも、
「大丈夫大丈夫、立ち仕事には慣れてるから」
てなこと言っちゃったりして
ところが、長運転アンド立ちっぱなしってぇのは、やはり効きますなぁ、葬儀の晩の酒はいつも以上に酔いが早かったように思います。
「それは疲れてるからじゃない、前の晩も飲み過ぎたからだ」
とは、母の弁でありますけど。
そのなこんなで、少々二日酔い気味のかな、葬儀明けの昨日は、親族とともにお布施とお供え物を持って寺にご挨拶に行くという、あまり私は経験したことのない儀式に同行いたしました。
それがねぇ、いかにド田舎のお寺とはいえ、
「ちょっと寂れすぎじゃねぇ?」
と、思わず口に出したくなるような・・・
「昔は、もっと綺麗なお寺さんだったような気がするけど・・・・」
母もまたそう思ったようです。
こうして、親族としての役目をいちおう果たし、また、長時間運転で帰ってまいりました。
「おうおう、中秋の名月が眩しいわい・・・・グッタリ」
一杯のビールと日本酒数杯でバッタンキュウでありますよ。
とっところが、夜中の2時過ぎ
ガタ、ガタ、ガタ、、、ガタガタガタガタ
『震度5強』ですって
「オ~~ナンテコッタイ!」
まぁねぇ、あの3.11のような事にはなりませんでしたが、棚の上の物が幾つか落ちたりして・・・・
それよりなにより、震災以降、母はことさら心配性になっておりまして、
「大丈夫大丈夫、津波も無いようだし、疲れてるんだからもう一眠りしないと・・・」
と、言っても
「駄目だ、もう寝れね、起きてるしかね」
って、着替えてしまうし、こっちまで寝られやしない。
けっきょく一連の疲れを癒すことも出来ず、今となっております。
「仕事大丈夫かなぁ・・・・・」
さて、今日の一枚は、ジェリー・マリガンです。
私にとっては「癒し系?酒の友?」とでも言いましょうか、なんとなく気持ちを落ち着けられるアルバムでありまして・・・・・
「バブさん!バブさ~~ん!」
あはは、これ聴いてたらいつの間にか居眠りこいとりました。
「こりゃ、今晩は素直に帰って寝にゃイカンね」
NIGHT LIGHTS / GERRY MULLIGAN
1963年9月, 1965年録音
GERRY MULLIGAN(bs,p,cl) ART FARMER(tp,flh) BOB BROCKMEYER(tb) JIM HALL, JONY GRAY(g) PETE JOLLY(p) BILL CROW, JIMMY BOND(b) DAVE BAILY, HAL BLAINE(ds)
1.NIGHT LIGHTS
2.MORNING OF THE CARNIVAL
3.IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
4.PRELUDE IN E MINOR
5.FESTIVAL MINOR
6.TELL ME WHEN
7.NIGHT LIGHTS