JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

片付けに思い出は禁物

2013年09月02日 | j-l

大雨は無いものの暑さがぶり返して、夏の疲れが出るってヤツですか?体はいつにも増して重い感じで、あまり良い気分ではありません。
そんな中、昨日の日曜日は、大汗かきながら本の整理なんぞを始めてしまいまして・・・・・へぇへぇ、そりゃアンタ大変ですわいな。

ところで、レコードやCD、それに本やら写真やらの片付けってぇのは、順調に進んだことがないなんてぇこと、みなさんはありませんかねぇ?
つまりね、途中で聴き入ったり見入ったりしてしまって手が止まってしまうってヤツですよ。
昨日の私は、ついついこんなんで手が止まってしまいました。

以前お話ししたことがありますよねぇ、昔、熱帯魚にハマってたって。
そのなごり本であります。

これも以前お話ししましたが、特にプレコという全く動きのない魚が私は好きで、「夜中にジャズをBGMにジーッとそいつを眺めながら一杯飲むのが至福の時」てな、じつに暗い趣味を持っておりました。

そしてもう一種類、好きで集めていたのが、我が家では「コリちゃん」なんて呼んでおりましたけど、コリドラスという種類の魚たちです。
比較的安価で、種類も多く、そこそこ飼いやすい、てなこともあって、当時我が家には「コリちゃん専用水槽」なるものがあり、水槽の底の方を動く彼らに心癒されておりました。

「何がそんなに面白い?」
飼っていた頃に他人に話すと、おおむねそんな反応で
「見てみなよぉ、可愛いジャン」
「何処が?可愛いっていうより、気持ち悪くねぇ」
なんだかね、その周りの反応の目が、高校時代にジャズを聴いてるっていう私に対して、周りが向けたあの目によく似ていて、逆に燃えたっちゅうかなんちゅうか・・・・(笑)
つまり、そういうのが好きなんでしょうね、私。

「トリリネアートスもいたでしょ、アガシジィにぃアマパエンシスにぃボンディボンディにぃエクエスにぃナヌスにぃエレガンスにぃハラルトセシュルツィにぃバルバトスにぃエリザエにぃ、メタエにぃアトロペルソナトゥス・・・パンダもいたよなぁ」
って、独り言とはいえ
「何言ってんの?!」
って、必ず突っ込みが入りそうなことをつぶやきながら・・・・
「あらら、片付けるどころか、散らかってんじゃん!」
チャンチャン、でした。

てな事で、現在の趣味である『料理当番、本日の一品』です。

単純にハンバーグですけど、豆腐と大葉を練り込んだ和風ハンバーグです。何となくお子様ランチをイメージしてナポリタンを添えてみましたが、いささかミスマッチでしたね。

それに久々のバリバリサラダです。

さて、今日の一枚ですが、「早く秋よ来い」の思いを寄せて、前回と同じくウィントン・ケリー、しかも今回は名盤であります。(もちろん7年前に紹介済みね。)

明るいケリーを聴くなら、やはりこのアルバムがエエでしょうねぇ、ビー・ジェイ盤三大作(「KELLY AT MIDNITE」「KELLY GREAT」)の中でも、最もウキウキ感が強いのがこのアルバムだと思います。
それはやはり「ここにゃマイルスの目も届くまい」との安心感があったのでしょうか?
キャノンボールの「IN CHICAGO」もそうですけど、そんな時にふと固さの抜けた良い演奏が聴けるなんてぇアルバムがありますよねぇ
まっそんだけマイルスという人の存在感が凄かったという事なんでしょうけど
(それでいて、「枯葉」「SURREY WITH THE FRINGE ON TOP」といったマイルの得意曲をやるあたりが、マイルスに気を遣っているって事なんでしょうか?)

いずれにしても名演です。
「♪パランパパン・・・・・・・あ~あ、早く涼しくなんねぇかなぁ」

WYNTON KELLY !

1961年7月20,21日録音
WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b)[2-5,7-9] SAM JONES(b)[1,6] JIMMY COBB(ds)

1.COME RAIN OR COME SHINE
2.MAKE THE MAN LOVE ME
3.AUTUMN LEAVES
4.SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
5.JOE'S AVENUE
6.SASSY
7.LOVE I'VE FOOUND YOU
8.GONE WITH THE WIND
9.SURREY WITH THE FRINGE ON TOP