JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

本当にお願いします。

2011年03月17日 | y-その他

心配したとおり、救援格差が現実化しているようで、福島県浜通地方でのそれはまさに死活問題へと発展しそうです。理由はもちろん原発事故です。

言っておきますが避難指示地域の住民は避難するのが当然かもしれませんよ、でも室内待機地区には住民が生活しているんです。
おもてには出るなと言われ物資が届かない状況だとすれば、それはつまり室内待機のまま餓死を待てということなのでしょうか?
室内待機指定地区だけではありません。北部が一部30km圏内にあるいわき市にも同様の現実があり、なんと救援物資を積んだトラックが同市の入り口からUターンしているところが目撃されているとまで言われています。

私のように脱出した者、出来る者は良いかもしれませんが、毎日食糧や水の確保に追われるうちにガソリンが底をつき、多くの住民が自力では脱出不可能な状況になりつつある現在、物資が届かなければそれはつまり死刑宣告と同じ事です。
ただたんに危険な地域とのレッテルを貼るだけで、それ以降のフォローが無いというのはいったいどういう事なのか?
もし、このままの状態が続けば、シェルターをも備えた万全の場所で指示だけを下す人間達は人殺しに他なりません。
それが、多くのリスクを背負いながらも首都圏の電源を守り続けた住民に対する回答なら、日本という国を信じた私が馬鹿であったということなのでしょう。

今心から憤りを感じています。
なんとしても我が同胞を救ってください。本当にお願いします。本当に本当にお願いします。


敵前逃亡

2011年03月17日 | y-その他

みなさんには励ましやら情報やらいただき心より感謝しています。
この二日間、更新もせずに何をしていたのか?ともうしますと、じつは敵前逃亡、一昨日11時間をかけて神奈川県川崎市の姉宅へ疎開してまいりました。


多摩川は静かに流れています。


被災地でなお頑張っていらっしゃるみな様にはとても後ろめたい思いですが、高齢の母の体調等も考え、このような結論を出しました。
家族内では水だけの問題なら頑張っていこうと話していたのですが、原発問題がその決意を削ぐ結果になってしまったのです。


我が家の近くにこれがあればねぇ

ちなみに身近な方々の分かっている範囲での状況をご報告します。
まずMさん、家族全員でとりあえず水戸まで脱出、その後の身の振り方を検討中だそうです。
S君は、昨日東京へ移動、奥様のご両親はその後新潟に避難する予定で、S君ご夫婦は状況を見ながらどうするか考えるそうです。
ヤナイ珈琲さんは、昨日まで店も開いて頑張っておられましたが、本日よりとうぶんの間店をお休みされるそうです。これはしかたがないでしょう。
Oークママは、震災後無事の連絡をもらいましたが、その後は連絡がとれていません。今日にでも状況が把握できたらと思ってます。

その他、幸いなことに身近な方々の最悪な情報は得ていません。みなさん何処かで必ず頑張っていらっしゃると信じています。


銀恋ならぬ多摩コイ

ところで、話はコロッと変わりますけど
昨日今日の報道を見る限り、ほとんどが岩手と宮城の被災地報告ばかりで、我が地元の状況が映し出されません。いやもとい、原発報道はありましたね。
ごめんなさい、何が言いたいかというと、おそらく報道機関も原発事故の影響で取材範囲が限られてきているのだと察するものの、それによって救援格差が生じるのではないかと心配しているんです。
今朝方、地元の避難所で14名のお年寄りが病院に転送できずに死亡したとの報道も流れていました。

我が地元だけでなく、震災地全体でいくつもの注目されない場所があり、全て同様に、いや報道されている場所以上に逼迫した状態であることを、みなさんご承知おきください。

いずれにしても敵前逃亡をした私としては、なんとか地元の情報をとりつつエールを送り、帰るその日を望むしかありません。
地元で頑張っているみなさん、私だけ逃げてきて本当に申し訳ありません。勝手とは思いますがなんとか復興し再会できることを心から願っています。
頑張れ福島県!頑張れ東北!頑張れ日本!

ジャズアルバム紹介は、少し落ち着いてから再開させていただきます。

おまけ、
私自身さっき気付いたのですが、今日は3月17日ですよねぇ、あはは、私の誕生日です。