昨日はまさに秋晴れであったのに、今日はちょっと厚めの雲に覆われ夕刻からは雨も降ってきました。明日はどうなるかなぁ・・・・・・
そんな日曜日、今日は自転車に乗って「♪ サイクリング サイクリング ヤッホー ヤッホー ♪」いつもの公園をひたすら走った後に、近くの大学の学祭を覗いてきました。
しかしなんですねぇ、地方の大学だからなのか、それともどこの大学も今はそうなのかは分かりませんが、私のイメージする学祭とはかなり違ったものでした。
まずはなんといっても立て看板がほとんど無いことにビックリしましたし、さらにキャンパス内を歩いていても、一部模擬店で「どうですかぁ」みたいな声かけはあったものの、展示ブースへの呼び込みも、さらにはレジメはもとより、ビラらチラシといった配布物も全くないという・・・・
なんて言うかなぁ、学生らしさ?熱気?そんなものが感じ取れないんであります。
学生の気質はもとより、学校側の姿勢も学生自治も昔とは大きく様変わりしているということなのでしょうか?
私が所属していた「UFO超心理学研究会」てな、じつに妖しげで軟弱そうなサークルでも、夏合宿から真剣に「文化」について討論、議論を交わし、「学祭に向けて我々は何を訴えていこうか」なんて、やっていた時代が懐かしいというか、今は昔というか・・・(笑)
あの頃は、準備にそれだけ熱を入れたせいでしょうねぇ、各企画やブースへの呼び込みも半端じゃなかったように思います。お客さんを取り合うように案内チラシを配ったり、路上パフォーマンスもどきをしたりしてね、ある意味、身体張ってましたもん。(笑)
今はそんなんが流行らないってことなのかな。
ともかく、私としてはちょっとガッカリして帰ってきました。
「今はキャンパス内での飲酒は厳禁だし、家帰って飲もう」
てんで、『料理当番、本日の一品』です。
まずは、片栗粉をはたいて揚げた手羽先を、醤油、酒、みりん、砂糖、ニンニク、胡麻で作ったタレに浸すという、居酒屋なんかでよくあるヤツです。ざく切りのキャベツと同じタレに漬けた煮卵を添えました。朝、町内清掃(今日は一斉清掃日で、参加しないと罰金を取られるんですが、参加するとビールがもらえるんです。)でいただいた缶ビールによう合いました。
こちらは、学祭でチラシももらえなかったので、「チラシもどき」なんちゃって(笑)
一匹だけ冷蔵庫の隅に追いやられていた鯵の干物を焼いてほぐして、甘辛く煮つけたお揚げ、酢漬けの生姜と茗荷とともに酢飯に混ぜ込みました。あとはキュウリと金糸卵をパラッとね。これにしじみ汁で終了。
さて、今日の一枚は、キース・ジャレットです。
えっ?またまた私らしくない?
そのとおり!昨日のウエイン・ショーターとは毛色は違うものの、これもまた「トライCD」であります。
ただ、このキースによるマイルスの追悼盤は「NATIVE DANCER」のように、過去二回くらいしか聴いたことがないということはありません。ご存じの通り、私が何故かキースを嫌っているので買うまでではないと思っていた一枚ということになります。
ここからは、ここ数日得意のイチャモンつけです。
まずは、唸りがどうかと・・・・・
いやね、ずいぶんと昔にピアニストの唸りはどうかという話題を取り上げたことがあったかと思いますが、私は唸りを完全否定する人じゃないんですよ。
バド・パウエルなんかの唸りは、私なんかボーカルのごとく感じたりしてるんですから(嘘、それは言い過ぎです。)
ところが、キースの唸りは、ほら、もともとキースを嫌ってるでしょ、だから心地よくは感じないんですよねぇ(笑)
次に・・・・・
止めましょうね、なんだか素直になろうという宣言に完全に逆行していますから。
演奏としては、キース、ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネット、もう出来上がったトリオですから、じつは文句の付けようもありません。
「FOR MILES」この18分超の演奏なんかじつにキースらしく、マイルスの「SKETCHE OF SPAIN」を思わせるような旋律も美しくしいし、哀愁に満ちています。(だから、唸りはいらんて、笑)
続く「STRAIGHT NO CHASER」も、悔しいけど悪くないし・・・・・・(だから唸りは・・・・しつこい!)
まっ、素直にこれから聴き込みましょう。
BYE BYE BLACKBIRD / KEITH JARRETT
1991年10月12日録音
KEITH JARRETT(p) GARY PEACOCK(b) JACK DEJOHNETTE(ds)
1.BYE BYE BLACKBIRD
2.YOU WON'T FORGET ME
3.BUTCH AND BUTCH
4.SUMMER NIGHT
5.FOR MILES
6.STRAIGHT NO CHASER
7.I THOUGHT ABOUT YOU
8.BLACKBIRD, BYE BYE