JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

この街じゃ悪さは出来ん

2010年10月09日 | a-c

今日は朝から曇り空です。夜には雨になるという予報ですが、これからは雨のたびに秋が深まる、そんなふうになるんでしょうか?

そんな今日は、本来昨日お話ししようかと思っていた私的話題を一つ

今日とは違い真っ青な秋の空が拡がった昨日は、午前中いっぱい酒の臭いが残っていて車の運転は避けるほどの二日酔い。(といっても私の場合、気分が悪いとかって事はないんですけどね。)

その原因は、もちろん一昨日の晩にあるわけですが・・・・
一昨日の夜はMさんのお店のお手伝い、ところがいつもは私が行くまで店にいるはずのMさんがいません。
「あれ?どうしたんだろ?」
まっ、だから何かが困るわけでもないので、気にも止めずにいつも通り仕事をこなし、
「さてと、帰って『東京ジャズ』でも見ながら一杯やろうかなぁ・・・」
夜の10時を過ぎた頃でした。
「バブちゃん、終わりそう?」
と、Mさんからの電話。

Mさんが早く店を出た原因は、何をトチクルッタか、S君とテニスに行ったんだそうで
「もう、身体痛いんだけど、今からくり出すからバブちゃんもおいで」

てなことで、私は始めていくスナックへ
ドアを開けた瞬間でした。
「あれぇ、なぁんだぁ、バブちゃんジャァ~~ン、なんでぇ~~~~」
ふつう、お初のスナックに入った瞬間にお店の人にそんなこと言われます?
(「ナンジャイ、このおばはん」)
ところがよくよく目をこらして見れば・・・・・・
「あ~~~ん?N美?????ひょっとしてN美かい?」
なんと、二十年近く前に同じ職場に高卒社員として入社してきたN美ちゃんでありました。


これがN美二十歳の後ろ姿
ちなみにお尻をさわっている
わけじゃありませんので、
誤解無きよう。

こうして偶然に再会するのもビックリですが、なんとこのN美ちゃん、Mさんの前の店(Mさんのお店は一度移転をしています。)の常連客で、Mさんもよく知っている、さらにさらにS君の従姉妹の同級生だったという・・・・・・・
「う~~~~~なんてこの街は狭いんだ」

「ところでN美、なんでまた水商売に??????」
「ほら、バブちゃんも知ってのとおり、あたしもいろいろあってさぁ・・・・・・」
てな話でしばし二人で盛り上がっていると
「なんだぁ、バブはN美ちゃんにも手ぇ出してたんじゃなかろうなぁ」
とS君
「おい、『にも』とはなんだ『にも』とは、オレはねぇ、会社の女の子にはいっさいそういうマネはしてないから、なぁN美、友達の従姉妹に言ってやれ、オレの真面目ぶりを」

二十年ぶりの再会は、とうぜん深酒を呼んだというわけです。
ともかく、狭い田舎町では何処でどういうつながりがあるか分かりません。ほんと、悪いことは出来ないんですよぉ
「いやいや、むかしN美になんかしてなくて良かったぁ」

そんなことで昨晩は、サッカーと一昨日見逃した『東京ジャズ』を見て過ごしたために、この話題をブログ化する暇がなくてね、今日のご報告とあいなりました。

肝心の『東京ジャズ』の感想は、
第1夜「ボーカルナイト」、第2夜「グルービーナイト」ときて、昨晩放送の「メイン・ストリーム」、私には最終日がやっぱり一番あっていましたね。
まず初日放送の・・・・・・・
いや、長くなりそうですので、これはまた明日ということにしましょう。明日は長文になりますよぉ。

さて、今日の一枚は、ケニー・バロンです。

じつは『東京ジャズ』を見て、「ケニー・バロンの何かなかったかいな」と思い出そうとしても、ピンと浮かんでこないんです。キャリアも長くてサイドとしても活躍されていたはずが・・・・浮かびません。ようやく思い出したのもスタン・ゲッツの「PEOPLE TIME」くらい?

そうそう、こんな時のためのデータベースですよ。
リーダー名にKENNY BARRONと入力して検索をかけると・・・・・・
浮かばないはずですよねぇ、LPもCDも引っ掛かったのは合わせてたった1枚だけ、今日のこのアルバムだけでした。

もちろん、ピアノに入力して検索すると「PEOPLE TIME」、先日入力したばかりのエレナちゃんの「NORTH BIRD」はじめ、ジョー・ヘンダーソンの「TETRAGON」、タイロン・ワシントンの「NATURAL ESSENCE」等々、いくつか出てくるんですがね。

つまり、私にとってのバロンとは、恥ずかしながら名前だけではどんなピアノの感じだったか思い浮かべられないピアニストであるということです。

先ほどまでこのアルバムはもちろん、サイドとして参加した数枚を聴いていましたが、バロンのピアノには嫌いになる要素はまったくありません。
ただ、強烈な個性というか、印象も薄いように感じます。
う~~~ん、それがバロンの良さなのかもしれませんねぇ(と、いまさら分かったような言い方をしちゃって。笑)

バロンが、息長く続けてこられた理由、じつはそんなところにあるんだと感じたのでありました。とさ。

NEW YORK ATTITUDE / KENNY BARRON
1984年12月14日録音
KENNY BARRON(p) RUFUS REID(b) FREDERICK WAITS(ds)

1.NEW YORK ATTITUDE
2.EMBRACEABLE YOU
3.JOANNE JULIA
4.MY ONE SIN
5.BEMSHA SWING
6.AUTUMN IN NE YORK
7.LEMURIA
8.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
9.EMBRACEABLE YOU

追伸、
我が禁煙生活で最も心配していた「飲みに行っても我慢できるだろうか」。
とりあえずは一昨日は我慢することが出来ました。第一関門突破です。
頑張れ!頑張るんだバブ!