JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

黄色帽子で思い出す

2010年10月06日 | g-i

NHKのBSハイビジョンで、今年も『東京ジャズ』の放送が昨夜から始まりました。
今年もまた私は自宅鑑賞ですか・・・・しかたないですよね、お金も時間もない者としては、テレビでそれを鑑賞できるだけでも良しとせねば。
それにしても年々その放送時間が短くなっているように思うのは私だけでしょうか?
そういえば、Mt.フジ・ジャズフェスティバルも、日テレさんの放送が毎年徐々に縮小して・・・・・・
いやいや、そんなことは考えず、今年も楽しませていただきましょう。感想は、全放送を見終わった後でいうことで。

今日の昼休み、気持ちの良い天気でもあったので公園をぶらついてきました。

黄色帽子をかぶっていたので、おそらくは一年生でしょうか、二人の先生に連れられドングリ拾いに来ていました。
「こんにちは」
「こんにちは!」「こんにちは」「こんなちは!」
いやぁ、元気なご挨拶、よろしいですなぁ、その声だけで元気をもらえたように感じます。

それぞれ手に持った透明のビニール袋にはドングリが・・・・あはは、ドングリだけじゃありませんね、松ぼっくりもあれば、野花が入ってたり、石ころみたいなものまで拾っている子がいました。楽しそうですよねぇ・・・・
ふと、私も野山を駆け回っていた頃を思い出してしまいました。(私にだって小学生の時があったんです!笑)

私が小学校一年生というと、ちょうど福島県会津若松市から、会津地方の奥の奥、母と父の実家近くの営業所に父が転勤になった頃でした。
その地区は、もちろん今でも田舎なんですが、当時は今以上に自然溢れる地区で、子供たちは山や川や沼を遊び場にする、まさに自然児そのもの。毎日暗くなるまでよく遊びました。
特に秋は、自然の恵みが豊富で、おやつなんかほとんど現地調達で済みましたよねぇ・・・
山に行けば、アケビでしょ、スグリに・・・・よく覚えていませんが、葉っぱやら何やら、ともかく食べられる物がいっぱいあって、そうそう生栗だって平気で食べてましたっけ(わざわざ渋皮を剥くのに、三角定規の壊れたヤツをポケットに入れてったりして、笑)
川に行けば、上級生が捕まえてくれた魚を河原で焼いて食べたりしてね。
楽しかったなぁ・・・・・

思い出にふけりながら、一服・・・・・・・禁煙、続いてますよ。

さて、今日の一枚は、バリー・ハリスです。

私は70年代後半のアルバムで聴くものというと、かなり限られてきます。
それは、「コルトレーンの死と共にジャズは終わった」みたいな、そんな事じゃないんですよ、ないんですが、いわゆるクロスオーバー、フュージョンといった潮流には完全に乗り遅れ、しかも、それまで聴いていた過去のものとは違い、現実今起こっているジャズの激動みたいなものを直視できなかったのかもしれません。

そんな中で、古くさいかもしれませんがハリスのように「絶対に曲げない」的存在は、じつに安心できるよりどころみたいなそんな感じだったんだと思います。

まっ、それを悪く言っていしまえば「これほんとに78年の録音?」みたいな事にもなりかねないのですが・・・・・
とにもかくにも、「安心してバド・パウエル直系の演奏をお楽しみ下さい。」そんな感じでしょうかね。

「古めかしくても良いものは良い」のでありますよ、ね。

お~~っとイカン、『東京ジャズ』第二夜が始まってしまいます。急いでロックグラスに氷を入れてこなければ。(笑)

PLAYS BARRY HARRIS
1978年1月17日録音
BARRY HARRIS(p) GEORGE DUVIVIER(b) LEROY WILLIAMS(ds)

1.CHANCES GO AROUND
2.BACKYARD
3.LUMINESCENCE
4.EVEN TEMPERED
5.INCA
6.FATHER FLANAGAN
7.APACHE