青空に高い秋の雲が浮かんでいます。
ということで(何が?笑)『東京JAZZ 2010』をいつまでも引きずっているわけにもいきませんので、今日は一気に「グルービー・ナイト」「メインストリーム」二夜の感想を
まずはジャズ・クルセイダーズですが、
昔、「2nd CRUSADE」かなぁ?とりあえずあのへんを聴いたとき「パシフィックジャズ時代の彼らは何処へ行ってしまったんだ!」と、嘆き悲しんだものでありました。(笑)
1952年に結成された「スイング・スターズ」という学生バンドが、クルセイダーズの始まりでした。以降「モダン・ジャズ・セクステット」「ナイト・ホークス」と名を変え、「ザ・ジャズ・クルセイダーズ」として西海岸でデビューしたのが1961年、確かな技術とファンキーさがウケ、西海岸を代表する名コンボとしての地位を確立していったわけですが、グループ名からジャズが消え、ご存じフュージョンの代表みたいなブラック・ファンク・グループへと進化(?)して行った頃には、私は全く興味を無くしてしまったグループでもありました。
でもこうしてあらためて聴いてみると、ウエイン・ヘンダーソンのトロンボーンは低音の魅力と言いましょうか、やはりそそられるものがありますし、ジョー・サンプルのピアノもよろしい(偉そうに)、最近は偏見を取り払おうとしている私ですから、70年代以降の彼らの演奏も聴き直しをしてみようかと、今回思ったりしてね。
「グルービー・ナイト」では、私的に最も耳が行った演奏でありました。
次は、渡辺香津美TOCHIKA2010ですね。
う~~ん、いかに偏見を取り払おうとしている私でも、やはりエフェクトを効かせたギターには未だ違和感を感じてしまうんでありまして・・・・でも、香津美さんはカッコイイと思うんですよ、途中なんかノリノリでしたよね、こんへんも素直に聴ける耳を現在再構築中です。(笑)
マイク・マイニエリも、私なんぞは、昔バディ・リッチ・オーケストラで活躍していたくらいの事しか知らない・・・・・いや、そういえば学生時代にTOCHIKAのコンサートに誘われて断った事がありました。ステップスは知らないけど(笑)
お次はクリス・ミン・ドーキー & ザ・ノーマッズですか・・・・すいません、ほとんど興味なく聴き終えてしまいました。
きましたメイシオ・パカー、本人も「これはジャズじゃないよ」的ことを言ってましたが・・・・・・
私的には、フュージョンよりこっちの方が好きかもしれません。(笑)
西田敏行が頭に浮かんでしまったのは映画の影響でしょうけど、大きな会場ではこのノリが一番良いかもしれませんよね。
私も「ゲロッパ!」ってやってきたかったなぁ・・・・
「グルービー・ナイト」の最後は、ラリー・カールトン & 松本孝弘
さっきも言ったように、ラリー・カールトンがクルセイダーズに参加していた頃の彼らの演奏はほとんど聴いていませんので、ごめんなさい、これもほとんど興味が湧きませんでした。
そういえば知り合いに「ALONE, BUT NEVER ALONE」を聴いてみろと言われたっきり、聴いていませんのでこんどトライしてみたいと思います。
それでは三夜め「メインストリーム」へと・・・・・・
一気に行こうと思ったのですが、やはり無理がありますねぇ、すいませんもう一日この話題で語らせていただきます。それでは次回、ある意味私にとって今回のメインでもある「メインストリーム」の感想をお楽しみに。(誰も待っちゃいないでしょうけどね。笑)
さて、ということで、今日の一枚は、ザ・ジャズ・クルセイダーズです。
クルセイダーズのLIGHTHOUSEライブは、今日のこのアルバムをかわきりに'66年、'68年、'69年と全部で4アルバム残っているわけですが・・・・・
あはは、いかにも全部所有しているかのごとく言ってしまいました。私が持っているのはこの1962年と1968年の二枚です。しかもCDという・・・
とまぁ、そんなことはさておき、このライブがじつにゴキゲンなんでありまして、ウエイン・ヘンダーソンのトロンボーンはもとより、ウィルトン・フェルダーの力強い音には心躍るというか、私もこの場にいれば間違いなく「オーイエイ~~!」なんであります。
う~~~ん、やっぱこの頃のクルセイダーズが、わしゃあ好きやねぇ(笑)
THE JAZZ CRUSADERS AT THE LIGHTHOUSE
1962年8月5,6日録音
WILTON FELDER(ts) WAYNE HENDERSON(tb) JOE SAMPLE(p) VICTOR GASKIN(b) STIX HOOPER(ds)
1.CONGOLESE SERMAN
2.CATHY'S DILEMMA
3.BLUES FOR RAMONA
4.WEATHER BEAT
5.SCANDAALIZING
6.APPOINTMENT IN GHANA